ハナウマ・ブログ

'00年代「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で一世を風靡した?花馬米(はなうま・べい)のブログです。

カセットコンロには耐用年数があったぁ!

2020年11月11日 | 生活・暮らし

鍋料理が美味しい季節となってきましたが、カセットコンロやカセットボンベには耐用年数があり、古いものを使っていると場合によっては重大な事故につながるようです。
拙宅のコンロを点検したらとっくに耐用年数切れ。高いものではないので安全のため早速買い替えることにしたのであります。

INDEX

  • 古いコンロやボンベは火傷や火災につながる可能性あり
  • 耐用年数は、ここを見よう
  • まとめと注意
  • 関連リンク

古いコンロやボンベは火傷や火災につながる可能性あり

結論からいうと、カセットコンロの耐用年数は約10年、カセットコンロ用のボンベの耐用年数は約7年とのことです(日本石油ガス機器工業会)。
「約」というのは、メーカーや製品ごとに若干の差があるためです。

耐用年数がある、ということ自体あまり意識されていないかもしれませんが、コンロもボンベも、ガスの通り道にはゴムパッキンが使われており、これが(たとえ使っていなくとも)経年劣化してしまうようです。
そうするとここからガスが少しずつ漏れ、漏れたガスに引火するということに発展してしまう恐れがあるということなのです。

このゴムパッキンは、ガスボンベの吹き出し口付近と、コンロの受け付近の両方に使われています。したがってガスが漏れやすくなる部分というのはまさにパチンとひねる「器具せんツマミ」のスグそばということになります。
むやみに脅かすわけではありませんが、経年劣化したコンロやボンベを使用した場合、ツマミをひねった瞬間に手や服の袖口が火に覆われてしまう可能性も考えられるわけです。

耐用年数は、ここを見よう

では耐用年数はどう判断するのでしょうか。
まずカセットコンロ本体の場合は、本体に製造年月を示したシールが貼ってあるはずなのでこれを確認します。拙宅のコンロを確認したところ、写真の通りシールの左上部分に「05.12」の文字。すなわち西暦2005年12月製造のものです。いまは2020年秋。あちゃー。慌てて通販サイトを確認すると、有名メーカー品でも3千円ちょっとだったので、2千円ちょっとの専用ケースとともに購入に踏み切りました。保険料、安心料と思えば安いものです。

そしてボンベの方ですが、底面に西暦で製造年月日が印字されています。この年月日から7年以上経過している場合は、吹き出し口のパッキンが劣化していて危険な場合があるということです。
去年の冬に使いきれなかったボンベを今年も使うということはあるでしょうが、7年も前のボンベを保管し続けているなんてことはあるのでしょうか。異様に低価格でまとめ売りされていたようなボンベや、倉庫の奥から出てきたボンベだったら、要チェックと言えそうです。

話はややそれますが、不要となったコンロの捨て方です。
筆者が住む横浜市の場合、最長辺が30㎝を超える金属製品は「粗大ごみ」扱いとなり、回収の予約をしたうえで200円のシールを貼って出さねばなりません。今回は最長辺が30㎝を超えていたので、スマホアプリのLINEで回収の予約をし、コンビニでシールを買いました(もちろん電話による口頭予約もOK)。
ちなみにシールは記名して貼り付けなければなりませんが、予約時に決めたイニシャルでもOKとか。いやはや時代ですなァ。
それにしても、自分たちの十数回の冬を温めてきてくれたカセットコンロ。「この子」はウチをどう見守ってきたのだろう、などと感傷にふけってしまいそうです。

まとめと注意

卓上カセットコンロは製造から10年、ボンベは7年経過したものは、ガス漏れによる引火の可能性が高くなります。まずは製造年月を確認しましょう。
耐用年数を超えている場合は、買い替えるなどを検討しましょう。有名メーカー製でも3千円ちょっとで買い求められるようです。

なお、「自分でゴムパッキンを取り換えりゃぁいいじゃねぇか」と考える人もいるかもしれません。しかしゴムパッキンの劣化を判断するのは素人では困難ですし、安全装置の付近を「いじる」のは大変危険です。修理もできないわけではないそうですが、新品を買った方がずっと安上がりなのだそうです。

コロナ禍のいま、家でほのぼのと過ごしたいものですが、「家キャン」にしろ「鍋パーティ」にしろ、あらゆるシーンで道具の使い方を間違えると悲しい結末となることがあります。
関連する過去記事もご一読いただければ幸いです。

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