花花ブログ

~NPO法人 花咲くしずおかフラワーネットワーク会議~ より季節の花の便りをお届けします

ビオラ

2008年10月29日 | ガーデニングヒント
 写真は掛川市にある㈱サカタのタネの総合研究センターに視察に伺ったときに
参考展示で見せていただいたときのものです。横に広がっていくタイプのビオラで、花付きは同シリーズの他品種に比べると遅いですが春にかけての花数はすごいです。

 サンベリーナとは親指姫の意味ですが、確かに親指大の花がたくさん付きますね。このシリーズは他にも3品種出ていますが、大きく成長してからの1株あたりの花の数はこのプチモルフォが一番ですね。

 静岡発のこの品種、広がっていくといいですね。

 属名のビオラはラテン語で、ギリシャ語の「イオン」に由来.天帝ゼウスは女神官イオの為に、彼女の食べ物として牧場一面にスミレの花を咲かせた、という神話から転じて付いた名前年内に植え付けるようにしましょう。ビオラは株の割には根の張りがよく、そのまま植えるとなかなか新しい根が出ません。特に気温が低いときに植えかえると春までに大きくならなかったりします。これを防ぐために、根鉢の側面を縦に3箇所程度指で筋を入れ軽くほぐしてから植えます。植え付け時に元肥としてマグァンプK等を混ぜておくとよいでしょう。
植付けの間隔を広めに取ると長く咲きます。


パンジー

2008年10月21日 | ガーデニングヒント
10月後半になるとパンジー、ビオラが園芸店の店頭に並びます。かしこいパンジーの選び方を書いちゃいます。

 パンジー・・・10月植付けは、う~~ん、まだちょっと早い。待てる方は11月に植えられたほうが良いです。パンジー、ビオラは暑さが苦手です。静岡県の気候を考えると11月が最適期であり、10月はまだ早いような感じがします。それでもという方のために

 パンジーの苗の選び方。

① 徒長株は冬が越せない!
  ポットの株を持って軽く左右に振ってみてください。頭がかくかく揺れるようではダメです。しっかりと締まった株を選びましょう。

② 大きい株は要注意!
  10月の時点ですでに大きい株になっている場合、伸びすぎる可能性が高いです。コンパクトな株のほうが良いです。

③ 10月は 中輪、小輪、ビオラを選ぼう
  大輪品種は後回し、暑さに強いのは中輪より小さい株です。

④ ムシがいないか蕾をみましょう
  たいがいのムシは蕾に付きます。蕾をチェックすればムシの判定はできます。

 長く花を楽しむためには、充分寒さが来てからパンジー苗を植えたほうがいいです。

チューリップ

2008年10月09日 | ガーデニングヒント
10月~11月はチューリップの球根の
植え込み適期です。春をめざして球根を植えましょう!
 チューリップはトルコの山岳地帯が原産の秋植え球根植物です。
チューリップの改良の歴史は古く、オランダが特に有名ですよね。チューリップの球根の見分け方、ワンポイントアドバイスをご紹介いたします。
①チューリップの球根を選ぶ時は表示を見よう
チューリップの球根にはSE、SL、DE、DL、P、DH、T、Vなどの表示があります。ひとつひとつに意味があるのですが、チューリップを混色で植えたい場合、この表示を合わせると良いです。開花時期と草丈がほぼ揃います。
②チューリップの球根には裏表がある。
チューリップの球根のお尻を見ていただくと、根の出る方向がわかります。この方向をごちゃまぜにするとうまく育たない場合がありますので、方向を決めて植えると良いです。
③適期に植える場合、鉢植えの場合は浅植え 花壇の場合は深植え
チューリップの球根は非常に長く根を伸ばしますので、鉢植えされる場合は球根の頭が少し見えるくらい浅く植えましょう。花壇の場合は球根のおおきさの約3倍に植えましょう。

チューリップの球根はどっしりしていて下ぶくれ、持ってみた時に想像するより重ければ良い球根です。

スイセン

2008年10月01日 | ガーデニングヒント
 10月はスイセンの球根の植え込み適期です。
春を彩るスイセンをイメージして植えましょう。
  スイセンは中国と地中海を原産に持つ秋植え球根です。日本スイセンは香りもよく、早咲きのためお正月にも飾られることの多い花です。ラッパスイセンは春3月、卒業式シーズンに咲く花が主流ですね。
スイセンの花は香りがよく、切花 花壇にも持って来いですね。お庭に植えられた場合、花が咲かなくなったという話をよく耳にします。
咲かなくなった原因は
 ① 日当たり不足 
 ② 栄養不足
 ③ 球根が小さく、多くなってしまい、浅植えになってしまった。

 ほとんどの場合が3番に該当します。スイセンの球根はすごく増えます。2年経つと、小球根でいっぱいになります。小さい球根は浅植えの場合花がつきません。夏に掘りあげて、深植えにすると花がつきます。

(注意)球根植物は総じて肥料の好きなものが多いです。しかし、球根ものには肥料をあげなくていいと思っている方が多いようですね。逆です。元肥えは草物植物より多く肥料を加えた土に植えます。

リンドウ

2008年10月01日 | ガーデニングヒント
秋のおとずれを感じる花、リンドウです。リンドウを育てるのはちょっと難しいかな?でも、鉢植えで楽しんでくださいね。
 リンドウの花といえば岩手県が有名ですが、リンドウは暑い夏が苦手なのです。
だから、静岡県の夏を越えることはちょっと難しいのではないかと思います。

 8月後半には生花店でリンドウを見かけますね。9月には花鉢が園芸店の店頭を飾ります。でも、ちょっと待って、リンドウを長く楽しむのでしたら9月後半くらいのものを買ってください。リンドウは暑いのが苦手と書きましたが、静岡の9月前半はまだ暑すぎます。蕾が開かないうちに茶色くなってしまいます。9月後半になったら、園芸店で鉢を吟味しましょう。

①蕾にムシに食べられた跡がないこと
 リンドウの蕾は、ムシ(アオムシ)が大好き。穴のあいている蕾があったら要注意!

②下葉が茶色くなっていませんか?下葉が茶色くなっているのは蒸れた証拠。病気が発生する可能性があります。

③葉の裏に茶色い点々がついていませんか?サビ病にかかっていないかをチェックします。