花花ブログ

~NPO法人 花咲くしずおかフラワーネットワーク会議~ より季節の花の便りをお届けします

トルコキキョウ

2008年09月20日 | ガーデニングヒント
 本名はユーストマ、リシアンサスと言います。でも、トルコキキョウのほうが判りがいいですよね。9月はトルコキキョウの種まきの時期です。本県でも切花生産が盛んな花です。

 トルコキキョウは中北米原産のリンドウ科の植物です。キキョウの仲間ではありません。蕾の形がターバンのようなので「トルコ」と名づけられたらしいです。
 秋蒔きの1年草または2年草に分類されます。トルコキキョウの種をご覧になった方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、非常に小さな種です。ごま粒の100分の1以下でしょう。現在では、ペレット種子といって種を水溶性の物質でコーティングしてあるため非常に蒔き易くなり、以後トルコキキョウの生産が飛躍的に伸びました。促成技術を使わない場合のトルコキキョウの播種は9~10月が適期です。

 本県では静岡大学の大川教授(元)がこのトルコキキョウの苗冷蔵研究の第一人者として冷蔵庫を使って良品を生産する技術を開発されました。以後、中部地区、西部地区を中心にトルコキキョウの促成栽培が浸透し 静岡県の特産品としての認知度も高まっています。

 特に浜松市の名人、袴田紋一氏の3Lトルコキキョウは芸術品と言える逸品です。

彼岸花(ヒガンバナ)

2008年09月09日 | ガーデニングヒント
なぜか、季節はずれにならないヒガンバナの話です。

 夏が過ぎ、涼風がたつようになるとヒガンバナの赤い花を見かけます。
「ああ、もうそんな季節なんだ 」と花に教えてもらうことがよくあります。
 ヒガンバナはリコリス、という球根植物の仲間です。夏植え球根で6~7月に植え込み、9月にはもう開花します。ヒガンバナの蕾を見た方はいらっしゃいますか?ヒガンバナの蕾は本当に目立たないようにすっと立ち上がります。
 ヒガンバナは、日本に7種類生息していますので集める気になれば簡単にコレクションができますよ。なかでも、白花ヒガンバナ・黄花は園芸店でもみかけることがありますね。
 ヒガンバナの球根には、体に良くない物質が含まれていますので誤って食べたりしないように気をつけましょう!!

マツバボタン(ポーチュラカ)

2008年08月31日 | ガーデニングヒント
少~~し涼しい感じがしてきましたね。やっとやっと・・・しかし、昼間の太陽の熱さはまだまだ、、、です。
 暑い夏にお勧めの植物、ポーチュラカも、太陽に負けずにまだまだ咲いています。

 園芸店でいう ポーチュラカ、マツバボタンは、分類では共にポーチュラカとなります。
和名では「ツミキリソウ」とか、「ヒデリソウ」とも呼ばれます。
「ヒデリソウ」の名前のとおり、乾燥に強く、盛夏に次々と花を咲かせます。ポーチュラカは一重の花が多いですが、最近では「巨大輪種」や「八重咲き種」など多様な種類も出てきました。葉が丸く厚みのあるのが特徴です。対して「マツバボタン」は八重咲きで、葉がツンツンしているのが特徴です。「マツバボタン」は夜でも開花しているものが育種されて、一時ポーチュラカに奪われていた人気を取り戻しつつあります。
 ポーチュラカ(マツバボタンを含む)は乾燥した土壌を好みますのであまり頻繁にお水をかけないほうが良いでしょう。
 2004年の花博の会場でポーチュラカを花壇材料に使っていましたが、指示がうまく伝わっていなかったようで、他の植物と同じように水掛けをしてしまったところ、1週間後には葉が茂りすぎてしまい、急遽切り戻しを行った経験があります。
 肥料も少しずつ与えるのが良いですね。ただ、土壌は水はけの良いものに限ります。太陽が大好きですから、充分お日様に当ててください。

ハイビスカス

2008年08月17日 | ガーデニングヒント
毎日毎日どうしてこう暑い日が続くのでしょうか?いい加減、時折秋風が~~ということにならないのでしょうか?今回のご紹介は日本でももうお馴染みのハイビスカスです。

 ハワイを連想させるハイビスカス、日本では庭木は無理ですが鉢植えなら何年か楽しむことができますよ。
 ハイビスカスは5月頃から園芸店の店頭に並び始めます。日光が好きで毎日のように新しい花をつけます。ハイビスカスは肥料も多めに管理すると良いです。化成肥料を充分に与えてください。また、ムシ(アブラムシ、ハマキムシ)が付きやすいので定期的に薬剤を撒布してください。

 さて、ハイビスカスは夏の花ですが暑すぎる時期は花を止めます。期間にして7月後半~8月上旬くらいにその時期がきます。決して株が弱くなった訳ではありません。
 さて、越冬できた鉢植えの株は新しい葉をつける4,5月頃に植え替えてあげると良いでしょう。土は市販の培養土で大丈夫です。越冬した株は8月下旬頃になるまで花をつけません。ハイビスカスは元々日照時間が短くなると花を持つ性質があるためです。花の終ったハイビスカスの鉢は冬季には屋内で管理します。日光の当る場所で水掛け回数をかなり少なくしてください。(葉が落ちない程度)この時期に枝を半分くらいまで切り詰めてあげると翌年の木姿が良くなります。

季節の花 ---- ニーレンベルキア ----

2008年08月11日 | ガーデニングヒント
暑い日が毎日毎日続いています~~~フーッ
これから定期的に季節のお花の情報を投稿していきます。

まず第一弾は夏に白い花を咲かせるニーレンベルキア
20年前にはあまり知られていなかった花が今や寄せ植えなどの名脇役になりました。

 個人的にとっても好きな花なので 夏の花としてご紹介いたします。
ニーレンベルキアは和名では「ギンパイソウ」といいますが、日本のギンパイソウとはちょっと違いますね。秋蒔きの多年草、もしくは1年草に分類されますが、現在では春蒔きでもちゃんと花をつけます。種まきでも、と書きましたが、ここ数年は栄養系のニーレンベルキアが隆盛で花の数も段違いに多くなりました。
 ニーレンベルキアには、白と青紫しか色がありません。これは約20種類の原種がありますがそのいずれもが白か青紫だからです。(ピンクが出ることを期待しているのですが)

 ニーレンベルキアは花は小さいですがナス科の植物です。水はけの良い肥沃な土壌を好み長日下で花を咲かせる性質があります。刈り込みが容易で、あまりボサボサとしてきたら適当に切ってあげればまた枝を伸ばし始めます。
ただ、木化しやすいので、下葉を確かめて切らないと苗を傷めてしまいます。

直径30cm位の鉢に3株植えで2回ピンチをしてあげると立派な鉢に仕上がります。

NPO法人設立記念式典

2008年07月29日 | 花咲くしずおかフラワーネットワーク会議
 去る7月24日(木)清水駅前のテルサホールにて、法人設立記念式典を挙行し、同時にフラワーデザインの競技会を開催しました。その時の模様です。私は「NPO法人花咲くしずおかフラワーネットワーク会議」の事務局を担当させていただいているにもかかわらず、このような競技会をしっかりと間近で見るのは初めて!!でした。
 選手の皆さんの手際の良さに感心しました。次々とステキなアレンジが出来上がり、それぞれ個性あふれる作品にびっくり、うっとりでした。
テレビ静岡のニュースで放送されたそうですが、どなたかご覧になった方はいらっしゃいますか?私も見たかった~~~IM

こんにちは花咲くしずおかフラワーネットワーク会議で~~す

2008年07月26日 | 花咲くしずおかフラワーネットワーク会議
花咲くしずおかフラワーネットワーク会議より季節の花情報などをお知らせしていきますね。
去る7月24日静岡市清水区のテルサホールにて、NPO法人設立記念式典を行いました。その模様などもご紹介していきます。今日はとりあえず最初のご挨拶のみ・・・IM