goo blog サービス終了のお知らせ 

背中のホック

死別後の一人暮らしの日々。
可愛いおばあちゃん、目指してます。

冷たい雨

2019-11-28 13:51:28 | 日記

今日は冷たい雨が降っています。

こんな日は、やっぱり気分が落ち込みます。

自分だけ、世間から、はじき飛ばされたような感じ。

今、悲しんでいる状態が、ただ、夜であったなら、

今、悲しんでいる状態が、ただ、トンネルであったなら、

夜明けを待てば良いし、出口を探せば良いでしょう。

でも、この悲しみに終わりはないんだもの。。。

今日はそう感じてしまう。

前向きな気持ちは、今日は完全にしぼんじゃってる。

しあわせとか、希望とか、喜びとか、安らぎとか、熟睡とか、クリスマスとか、お正月とか、、、

カテゴリーめちゃくちゃだけど、

もう私の人生とは、無縁なもの。私の手から離れて行っちゃった。

 

明日はお天気になるらしい。すこしは元気になれるかな。


ポインセチアの思い出

2019-11-25 15:58:02 | 日記

先日、自分の誕生日に、赤いポインセチアを買いました。

夫がまだ、元気だった頃、

もう癌は、見つかってはいたけれども、闘病中という言葉が不似合いなほど、元気だった頃、

一緒にお散歩した帰りに、夫がケーキと一緒に買ってくれました。その日、私のお誕生日だったから。

その頃は、夫が死んじゃうなんて、夢にも思っていなかったの。

治るって、信じてた。

夫が買ってくれたポインセチアは、水のやりすぎだったのか、数ヶ月で枯れちゃったの。

でも、夫は元気だったし、枯れたことも、気にしなかった。

その頃から1年半後に夫が亡くなって、それからは、お花屋さんでポインセチアをみるのが辛かった。

なんで枯らしちゃったんだろう。夫からのプレゼントだったのに。もっと大事にすればよかった。。。

夫の死後、数多くの、後悔の一つとなりました。

でも今年、ポインセチアを買いました。夫が買ってくれた同じお店で。

自分で買ったけど、でも、これは、夫からのプレゼントなの、私にとって。

  ひとりぼっちの部屋に、赤いポインセチアは、とっても愛らしく、とってもあったかいです。

 


夜のお散歩2

2019-11-24 13:16:22 | 日記

 

確か昨年の今頃から夜のお散歩をはじめました。

泣きながら見上げた夜空にオリオン座がありました。

星座は全くわからないのですが、オリオン座だけは、見つけられます。

思い出しました。

はじめて失恋した10代の終わりに、泣きながら見上げた夜空に、やはりオリオン座がありました。

もちろん、たかが10代の失恋なんかとは、比べものにならないくらいの、現在の悲しみです。

とはいえ、その頃の私にとっては、大きな悲しみだったでしょう。

40年近く経った今、オリオン座をみて、思いました。

この先40年経てば、この悲しみも、癒えているのかしらと。

死んじゃってる可能性は高いけど。

日にち薬の効果は、3年経った頃から、出始めたから、それを考えると、きっと、

悲しみはとっくに癒えているでしょうね。

それはそれで、なんか、悲しい。

  先日、この冬はじめてのオリオン座をみつけ、去年想ったことを書いてみました。


悲しみについて

2019-11-22 14:45:58 | 日記

悲しみについて、考えたことを書いてみます。

よく、死別した人を慰めるとき、

「いつまでも悲しんでいたら駄目、○○さん(亡くなった人)は、早くあなたが笑顔になる日を待っていますよ。。」

などと、言いますよね。

私も言われました。

夫のこと、私以上に、しらないくせに、なに勝手に夫の気持ちを代弁してるのよ。。。と思いました。

悲しむことは悪いことかしら。負の感情でしかないのかしら。

悲しむこと、夫を想って悲しむこと。

今の私が、夫にできることは、それしかないのに。

悲しむことで、夫に、愛を伝えているの。

悲しむことが、唯一の愛情表現なの。

悲しくて悲しくて、は、愛してる愛してる、ってこと。

 夫は元気だったとき、帰りが遅くなって、私が心配してると、なんだか嬉しそうだったの。

だから、今私が悲しんで泣いてたら、夫はちょっと、喜んでいるかも、とおもったりします。

だから、今日も、夫のために、ちゃんと悲しんであげようと思います。

 

 

 

 


ごめんね。パパ。

2019-11-21 18:26:50 | 日記

とある講演を聞いてきました。

内容については省略。

50代のなかなか感じのいい男性講師。

特に何の感情が湧くこともなく、中盤にさしかかったとき、彼は言った。

「妻が癌だったので、、云々」

  えっ、、、そうなの?

奥さま、亡くされたの?

この人も私と同じ悲しみを抱えてるの?

一人で堪えて、頑張ってるの?

もう私の心はざわつき始めちゃった。

講演が終わったら話しかけてみようかしら。

なんて話しかけてみようかしら。話しかけたとして、どうなる?

などなど、妄想が広がり始めた途端、彼は言った。

「昨日夕食の時、妻と話してて、、、云々」

  えっ、、、生きてるの?

  癌はどこ行っちゃったの?

そう、癌だった=死、、、ではない人もたくさんいるのよね。。。

癌はいまや治る病気、

その言葉を信じ、そして裏切られ、そしてひとり遺された私は未亡人。

  ちょっとだけ、ときめいた自分を恥じました。何考えちゃったの私。

ごめん、パパ。許して。