小さな庭の花日記2

ハイジです。手作りのパーゴラやフェンスなどにツルバラを誘引して小さなバラの庭を作っている様子を楽しくブログで綴ってます。

こんにちは!シジュウカラのヒナちゃん♪

2019-10-15 16:20:30 | 野鳥観察♪

みなさま、こんにちは。

だいぶ日にちが空いてしまいましたが、シジュウカラファミリーのお話を続けさせてください。

さて、シジュウカラ夫婦&巣立ったばかりのヒナたちに囲まれた庭主は、すっかり乳母の心境になっていました(笑)



何といっても大家族です。
しかも、巣立ったばかりのヒナたちは、外の環境に慣れ始めたのか、お腹が空いたのか、元気よく鳴きはじめたり羽ばたきはじめたり。
思い思いの方向に飛んでいくのですが、よちよち歩きみたいなもので自分でコントロールできません。
道路に舞い下りたり、窓枠にしがみついたり、あぶなっかしいことこの上ない光景が、あちらこちらで繰り広げられています。

庭主は少しでも親鳥たちのフォローをすべく、あちらこちらと駆け回りますが、お隣の敷地に入るわけにもいかずにハラハラしながら見守るしかない自分をもどかしく感じます。
無邪気に飛んだり鳴いたりと、まるで無防備なヒナたちに親鳥たちも必死に集合をかけて、自分たちの目の届くところに集めようとしますが、なかなか大変。
一時間以上掛かって、ようやく我が家のエゴの木に集合してくれました。
親鳥たちは、ホッとする間もなくヒナたちのためにエサを探しに出掛けていきますので、庭主は乳母として見守り隊の隊長としてヒナたちの傍に付き添い続るのでした。

午後になってからの巣立ちでしたので、そうこうしているうちに夕方になり、鳥ばかおやじこと私もあたふたと帰宅。
メールで状況を知らせてもらっていましたが、いざ実際に巣立ったシジュウカラのヒナたちに会うことが出来たおやじは感無量です。
庭主と一緒に、ヒナたちの可愛らしい鳴き声と親鳥のやさしいさえずりを聞きながら幸せな時間を過ごさせてもらっていました。


ところが、大変です!
何を思ったか一羽のヒナが勢いよく羽ばたいて、お隣の敷地をこえていくではありませんか!しかも、それにつられたのか二羽・三羽と飛び立っていきます!
まだ日は沈まずに明るいのですが、皆さんの帰宅時間に掛かっており車の往来も多くなってくる時間帯です。

庭主と手分けしてヒナたちの飛んで行った方向を目指すと、そこには雨どいにしがみつくヒナや玄関のドアの下にうずくまるヒナ、はたまたベランダに着地しているヒナなど。
エサを探してきた親鳥たちはさすがです。すぐに異変を察知して、どうやって場所がわかるのでしょうか?散り散りになったヒナたちを見つけると、傍まで飛んで行っては元の場所に誘導しようとします。
でも、四方八方に散ってしまったヒナたちを再集結させるには、どうしたってかなりの時間が必要です。

私たち夫婦は、お互いの状況を知らせ合いつつ自分たちの取るべき行動を、これまで立ち会ってきた巣立ちの経験を踏まえて決めました。
歴代のシジュカラファミリーたちも、たちえ時間は掛かったとしても家族集合することができました。その姿にいつも感心させられ、また感銘を受けたものです。
それならば、おおらかなオスちゃん&しっかりもののメスちゃん&愛らしいヒナちゃんたちの絆を信じて、庭主はヒナたちの周りで見守り隊を、おやじは周囲をパトロールと決めました。

さいわい庭主は庭作業していることが定番ですので、自宅周辺に長時間いてもご近所さんは理解してくます。ありがたいことですm(__)m

問題はおやじです。
パトロールの主眼のモズは空を飛びますので、ある程度の広範囲をぐるぐる周回して、モズが付近にいないかをパトロールする必要があります。
ランニングシューズに履き替えて速歩でいどうしつつ、週末ということで多少しょぼしょぼする目をこらしながらパトロールしていると。

いました!モズが我が家の様子をうかがっています。
シジュウカラファミリーの健気な姿を脳裏に浮かべながら、近寄ること許すまじ!と気合を込めます。
間違っても我が家の方に飛ばせてはなりませんから、ファミリーを背にする位置でモズに相対することしばし。
おやじなりの精一杯の波動砲が届いたのか、前方に飛び去っていきました。
しかし、まだまだ油断はできません。
周囲に気を配りながら、飛んでいった方向を起点に周囲を一周して庭主と合流して状況を確認すると、まだ数羽合流できていないヒナがいて、いちばん遠くのベランダまで飛んで行ったヒナがとくに心配!と庭主。

そこで作戦変更。
庭主は再集合したファミリーの周囲を見守り、おやじは残りのヒナたちの周囲を重点的に周回パトロール開始です。
それにしても、視線を少し上に向けて周囲に耳を傾けると、シジュウカラだけでなく様々な鳥たちの声が聞こえてきます。
巣の中から聞こえるツバメのヒナの可愛い鳴き声であったり、セキレイやスズメの声だったり、遠くから聞こえるカラスの声であったり。

どこからか騒がしい鳴き声が聞こえて急いで駆けつけると、やはりモズを発見したツバメやセキレイの親鳥たちが必死に闘っているのでした。
こっらっー!と必死の形相で走ってくるおやじの姿をモズは目ざとく見つけて飛び去るのですが、こんどは我が家の様子が気になるので帰す刀で我が家に向かって走ります。
これって本人は真剣ですが、傍から見たらほんとうに何やってるんだろう?と不審に思うことうけあいですね(;一_一)

そんなこんなで時は過ぎていき、いよいよ日も暮れて街灯も灯りはじめるころ、庭主から嬉しい報告が!
シジュウカラファミリーが、お隣のシンボルツリーに無事に集合したのを確認できたとのこと。
そっと様子をうかがうと、ヒナたちの鳴き声とともにヒナたちをあやす親鳥たちの姿を見ることができました。
念のため暗くなるまで見守ったあと安堵感と共に帰宅するのでしたが、なぜか庭主の顔が晴れません。

ん?



我が家に戻った時、その理由が分かりました。それはどこかから聞こえる小さなヒナの鳴き声!
まだどこかに取り残されているのかと声の出どころを探します。
なんということでしょうか、その声は巣箱から聞こえてくるではありませんか!
庭主が言うには親鳥たちは、9羽目のヒナが巣立ったあと何度も巣箱をのぞき込んでいたようです。
どうも、何らかの原因で巣箱から出ることができないヒナがいて、それで親鳥は巣立ちの後も長い間巣箱の周りに滞在していたのでしょう。
でも、同じ場所に長く留まることは危険なので、場所を変えなくてはいけません。

すっかり暗くなった巣箱をみながら、私たち夫婦はひとます家の中に入るのでした。

まだ続いてしまいますm(__)m


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