小さな庭の花日記2

ハイジです。手作りのパーゴラやフェンスなどにツルバラを誘引して小さなバラの庭を作っている様子を楽しくブログで綴ってます。

シジュウカラの巣立ち。。。ありがとう

2019-11-16 17:55:33 | 野鳥観察♪

みなさま、ほんとうにご無沙汰しております。

続いてしまいます、という終わりからずいぶん時間がたってしまいました。

さて、巣箱に残されたヒナはどうなったのでしょうか?

巣立ちの翌朝、だんなこと私はいつにもまして朝早くに起きだしてシジュウカラファミリーが一晩を過ごしたお隣の庭木の様子をうかがいます。
まだ薄暗いなか、ストレッチや体操などして周囲に「ここにいるアピール」です。
私からは見えなくても、モズからは見えるでしょうから抑止力になると思い、しつこくシジュウカラファミリーの寝場所近くにステイします(笑)

すると、明るくなり始めてすぐに、おおらかなオスちゃんが庭木の繁った葉から出てきて、私の方を見て鳴いてくれました。
ヒナたちの食べ物を探していたのでしょうか、しばらく我が家の裏庭を行ったり来たりしたあと、どこかに飛んでいきます。
見守り隊がいるとして、安心してくれたのでしょうか?そして、オスちゃんのきれいな鳴き声がどこからか聞こえてきます。
お日さまが昇り明るくなると、可愛らしいヒナたちのエサをねだる鳴き声も聞こえてきて、しっかりもののメスちゃんの姿も見えます。



よし、そろそろ庭主を呼びに家に入ろう。
そう思った矢先、我が家の巣箱の方から、親鳥の警戒音を込めたはげしい鳴き声が聞こえてきたのです!
急いで巣箱に向かった私は、同じく親鳥の鳴き声を聞きつけた庭主が慌てて家から出てきました。

辺りを見回すと、いました!電線にモズのペアが止まっています!

シジュウカラの様子が気になりますが、先ずはモズを追い払うのが先決と、止まっている電線の下に行って波動砲を放つだんな。
ペアで来ているから強気なのか、しぶとく居座ることしばし。
しかし、根負けしたのか鳴きながら飛び去っていきました。
その後は、いつものように庭主がシジュウカラファミリーを見守り、だんなが周囲をパトロールするというルーティーンに移行です。

幸いなことに、ヒナたちがいるお隣の庭木とは、我が家を挟んでいましたのでヒナたちがビックリして四方八方に飛んでいくこともなく、可愛い鳴き声が聞こえてきます。
パトロール範囲を何周か周回した私は、庭主と慌ただしく朝食をとり、出勤時間までシジュウカラファミリーを見守ることに。

シジュウカラ親子のこれからも気になりますし、巣箱に残されたヒナのことも心配です。
でも、出勤時間になれば、いやおうなしに出掛けなければなりません。
ふたりとも、いつもに増して後ろ髪を引かれる思いでありました。。。

その日は気持ちもそぞろで落ち着きません。
ファミリーはどうしているのか?と思っていた昼休みが終わってしばらくしたころ庭主からメッセージが入りました。

住宅地から少し離れた木々の茂みの中を、元気に飛び交うヒナたちと親鳥を見つけました!!(^^♪

こういう時の庭主の感はほんとうにするどくて、このあたりにいるかな?と車を止めたところ、おおらかなオスちゃんが挨拶に出てきてくれたそうです(笑)
住宅地だと身を隠す場所も少ないのですが、木々が茂った中では身を隠す場所がたくさんありますので、ひと安心です。

夕方、はやる気持ちをおさえつつ帰宅しただんなですが、ふたりして懸念していたことは巣箱の中に残されていたヒナのことです。
茂みのある場所に移動したファミリーにひとまず安堵しつつも、残されていたヒナのことを思うと気持ちも晴れません。
相談した結果、巣箱を取りはずして中を確認してみることにしました。



脚立に乗って巣箱をエゴノキに固定していた紐を外していくのですが、なんというかヒナのことを思うとなんとも言えない気持ちです。
すべての紐を取り終え、巣箱をそっと外してレンガの階段の上に置いてしばらく沈黙。
お互いに顔を見合わせて無言のうちに、開けてみようとうなずきあいます。
私が深呼吸をしたあと巣箱を開けた時、庭主は目をあけていられなかったそうです。



たまごの時から巣立ちまでヒナたちのゆりかごになってくれた巣箱。
その中は、ヒナたちのために親鳥が運んできた苔や羽毛のベッドがあるだけでした。



親鳥は残ったヒナもちゃんと一緒に連れて行ったんだ。

息を詰めていた私たちふたりでしたが、安堵とともに、愛情深い立派なシジュウカラ夫婦に感謝するのみでした。
ヒナたちがすくすく育ってくれた産座を見ていると、これまでの沢山の出来事が思い起こされて、胸がいっぱいになります。



おおらかなオスちゃんと、しっかりもののメスちゃん夫婦の愛情をいっぱいに、可愛いヒナたちが10羽巣立ちました\(^o^)/



小さな庭でのある出来ごと。



長いことお付き合いくださいまして、ありがとうございましたm(_ _)m








。。。あれ?巣箱が取りはずされたエゴノキの枝にシジュウカラのペアが。

ヒナたちだけで大丈夫?



。。。おや?いつもと鳴き声が違う気が。。。オスちゃんのネクタイの柄が違うような。。。



庭主いわく、あの鳴き声は、おおらかなオスちゃんと違うと。
あのネクタイの太さは、1羽になってしまってひっそりと姿を消した、やさしいオスちゃん。

庭主が、可愛いメスちゃんを見つけてまた来てね。

と話していたら、やさしいオスちゃん、ほんとうにメスちゃんを連れて来てくれたんだよ!と。



小さな庭のある出来ごと。もしかして、まだつづく のかな?(;一_一)


















最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (グリーンリーブス)
2019-11-16 20:29:52
こんばんは。

わぁ~、すごく感動しました!
みんな巣立ってくれて良かったですね~。
見守られたハイジさんご夫妻の優しい深い愛情にも胸を打たれました。

これからもこのお話続くのかしら?
またご報告楽しみにしています。
返信する
Unknown (だんなです^_^)
2019-11-17 18:12:25
グリーンリーブスさん、庭主のだんなでございます。

あたたかいコメントをいただきまして、ありがとうございますm(_ _)m

だんなブログの一環として、シジュウカラファミリーとの想い出を書きとめておこうと思い、始めたのですが、おもいがけず長編シリーズになってしまいました(笑)

ほんとうに想い出は尽きないので、まだまだシリーズは続くかもしれないのですが、気長にお待ちくださり、お付き合いくだされば幸いです。

いつも、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿