暑い日が続きますが、そんな中、暑さに耐えかねてバッサリとカットするお客様がご来店されました。
希望のヘアスタイルの写真をご持参でしたので、久々に燃えました
髪質は、軟毛のクセ毛で、普通にコールドパーマであてるとドライ時にカールがダレて、
パーマがあたっていないように見えるので、タンニン成分配合の薬剤を使用して、
デジパーであててみようと思います。
美容業界では、今更ながらの ”タンニンパーマ” ですが、一般には以外と知られてないかも。
実は、このパーマ剤は ”ネコッ毛” の人には結構いい感じです
簡単に説明しますと、植物性のポリフェノール化合物が、タンパク質と結びつくという性質を利用して、
毛髪のケラチンタンパクと結びつけ、架橋効果を強めることで、しっかりとパーマをあてることができるわけです。
シスチン結合が弱く、水素結合の影響を受けやすい ”ネコッ毛" には効果的ということになります。
で、今回はデジパーで水素結合に働きかけます。
写真のモデルさんのウェーブを目指します。
そして、ロッドアウトして水洗後の写真のカールとドライ後の写真のカールの形状に大差がないことが
お分かり頂けると思います。
仕上がり
さらに、トップに巻いたロッドは最大径の30mmで、これものびることなく、しっかり出ております。(この点がスゴイ)
次から次とパーマ剤が出てきますが、やはり使い様ですね。