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Area51のHam&BCLブログ。いつかは、DX'erと呼ばれたい(?)・・。毎日書くとは限りません・・悪しからず。

「津波はあなたの命を奪うかもしれません」…BSN緊急地震速報~津波警報2024.1.1

2024年01月15日 20時30分19秒 | BCL(中波・短波・FM・TV受信など)
元日の能登半島地震では、NHK山内泉アナが低い恐ろしい口調で、
「テレビを見ていないで、急いで逃げて下さい」「大津波警報が出ました! 今すぐ逃げること!」
とアナウンスしたことが高く評価されていますが…。

さて、YouTubeに、BSN新潟放送、KNB北日本放送、MRO北陸放送のラジオ音声が上がっています(他人様が編集・アップした動画をお借りしています)。

2024年1月1日、16:10の緊急地震速報~津波警報~大津波警報。
左ch:BSN新潟放送
右ch:KNB北日本放送、MRO北陸放送

NHKは、緊急時のために常にアナウンサーが待機していて、すぐに実況を開始しますが、
BSNでも同じように、夜間に緊急地震速報が出てもすぐにアナウンサーが実況を始めるので、当番制のようなものがあるのだと思います。
元日の地震でBSNで実況をしていたのは、入社1年目の近藤里咲(りさ)アナ。
16:10、緊急地震速報。動画によれば、その1分10秒後、BSN実況開始。
KNBは約8分後、MROは約13分後に開始。

「津波は、あなたの命を奪うかもしれません」

用意された原稿なのでしょうけど、この言葉ほど聴き手に刺さる言葉は無いと思います。


BSN社屋、地震の瞬間


MRO社屋、地震の瞬間


3県とも揺れは大きかったと思いますが、KNBやMROの実況開始が遅かったのはアナウンサーの配置の関係でしょうか。


昭和30年(1955年)10月の新潟大火のとき、BSNラジオ(当時はラジオ新潟)は大和デパートの屋上から丹羽アナが火災の様子を実況していました。
近くの小林百貨店(のちに新潟三越、2020年閉店)に火が移り、実況現場に炎が迫るギリギリまで放送していました。
今なら、労働安全衛生法に抵触するのでしょうが…。

※永六輔さんは「このテープ(録音)しか無い」とおっしゃっていますが、BSN長岡局で録音された、混信の無いもっと音質のいいものがあります。
 以前、その音源をBSNで放送していたのを聴いたことがありますので。


BSN社内では、このような非常時対応の“DNA”が、何十年もずっと生きているのかもしれません。

ちなみに近藤里咲アナは、入社後の半年ほどはニュース原稿を読むのもたどたどしい感じで、
読み間違いがあったのも何度も聴いていますが、その後は、しっかり読んでいるようです。
この元日の実況は、頼もしさを感じました。
入社1年目での今回の緊急対応は貴重な経験になったと思います。
これから先もがんばって下さい。
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