ノリちゃん、毎日頑張ってます・・・。

①

ぶっちゃん（ガツ、ガツ）「美味しいニャ♪」

ノリちゃん（そろ～っ）

ノリちゃん（キョロ、キョロ）

ノリちゃん（クン、クン）

ノリちゃん「・・・。」

ノリちゃん「今日はジョー君がまだ来てないニャ。」

ノリちゃん「ブッチさん、順番待ちしてるので、早く食べ終えて下さいニャ。」

ぶっちゃん「煩いニャァ～。落ち着いて食べられないニャ・・・。」

黄子嬢「ノリの奴がブッチのご飯を横取りしニャイ様に監視してるニャ。」

黄子嬢「もしも横取りしたら、お仕置きしちゃうニャ。ケケケ・・・。」

ぶっちゃん「もうすぐ食べ終わるから、向こうで待ってるニャッ！」

ノリちゃん「わ、分かったニャ。ブッチさん、怒んニャイで下さい。」

ノリちゃん「ねえ、これ位でいい？」

ぶっちゃん「もっと向こうニャ！」

ノリちゃん「ご飯貰うのって大変ニャ・・・。」

②

ノリちゃん「今日は一匹だから、すぐにご飯が貰えるはずニャ。」

　　　　　　「ご飯が出て来るまで、お家探検ニャ♪」

　　　　　　「ニャッ☆お魚さんが一杯ニャッ！！　生け簀かニャ？」

ROCK「ノリちゃん、それご飯じゃないから、絶対に手を出しちゃ駄目だよ！」

ノリちゃん「ふぅ～ん。お外の金魚もお家の熱帯魚も、食べちゃ駄目ニャンだ・・・。」

ノリちゃん「それじゃあ、缶詰のお魚を早く出して貰わニャイとね。」

ROCK「少し待ってなさいって・・・。」

ノリちゃん（そわ、そわ）「ご飯まだかニャァ～？」

黄子嬢「こらっ！あたしを差し置いて早食いしようニャンて、１０年早いニャッ！」

ノリちゃん「キャーッ、姐さんニャァ～ッ！！」

黄子嬢「あたしより先に食べたら、無事にお家からは出られないニャ。」

ノリちゃん「ごめんニャさい。姐さん、先に食べて下さいニャ。」

ノリちゃん「姐さん、最近あたしに厳し過ぎるニャ。前は優しかったのに・・・。」

黄子嬢「お前が調子に乗って、猫軍団のルールを守らないからニャ。」

黄子嬢「猫軍団のルールは、新撰組の局中法度みたいにとっても厳しいニャッ！！」

ノリちゃん（プル、プル）「姐さん、恐いニャァ～・・・。」←固まってます。

③

ノリちゃん（トン、トン）「誰か入ってますかぁ～？」

ぶっちゃん「入ってま～す。」

ぶっちゃん「あれっ？ノリの奴、食べずに帰っちゃったのかニャ？」

ノリちゃん「ぷぷぷっ。玄関は駄目そうだから、居間の方から廻って来たニャ♪」

④

黄子嬢「今日も厳しい躾の時間ニャ。」

ノリちゃん（ブー、ブー、booing！）「また姐さんのお説教を聞かされるニャ。」　

ノリちゃん「えへへ。この前（※③）みたいに居間から廻って来たニャ。」

　　　　　　「姐さんも何処か行っちゃったみたいだし、安心してご飯タイムニャ♪」

ノリちゃん「ニャッ！あそこに猫缶の残りを発見～っ☆」

黄子嬢「よいしょっ。」

黄子嬢（ギロッ）「ふんっ。ノリの奴はまだまだ甘いニャッ！」

　　　　　　　　　 「出て来たら、お仕置きしなきゃいけないニャッ！！」

ノリちゃん（プル、プル）「ニャァ～ン！姐さんが睨んでるニャァ～。で、出られないニャ・・・。」

⑤

ノリちゃん「今日はお行儀よく並んで食べてるニャッ！」

ノリちゃん（ケプッ）「美味しかったニャ♪」

ROCK「あ！またトッピングの煮干し残してる・・・。」

　　　　「お家に来たばかりの頃は、残さず何でも食べてたのにな～。」

ぶっちゃん（クルッ）「お前、食べるの早いニャァ～。」

ノリちゃん「ジョー君に早食いのコツを伝授されてるニャッ！」

ぶっちゃん（トテ、トテ・・・）「それ、少し残ってるからあげるニャ。」

ノリちゃん「ありがとニャッ！ブッチさんは優しいニャ♪」

⑥

ノリちゃん（ガツ、ガツ）「一匹だと、落ち着いて食べられるよニャァ～。」

ノリちゃん（ガツ、ガツ）「ぷぷっ。口煩い姐さんがいないってのがいいよニャ。」

ROCK「そんな事言ってるのが知れたら、またお仕置きされちゃうよ。」

ノリちゃん（もそ、もそ）「・・・。」

ROCK「あ、大人しくなった・・・。」

⑦

ノリちゃん「ニャッ！向こうから、鬼の形相で姐さんが走って来るニャッ！」

ぶっちゃん「姐さん地獄耳だから、今の発言聞こえてるはずニャ・・・。」

黄子嬢「誰が鬼ニャッ！もう一度言ってみるニャッ！！」

ノリちゃん（ビク、ビクッ）「ご、ごめんニャさいぃぃぃ～～～っ！！」

黄子嬢「罰として、ブッチが食べ終わるまでご飯お預けニャッ！」

ノリちゃん「き、厳しいニャァ～。」

ぶっちゃん「こんニャ気まずい雰囲気じゃ、食べた気しないニャァ～・・・。」