実家に帰ってきました。(記事が長いです)
今回は車で・・・
早番の仕事終わりで出発し、途中道の駅で車中泊。
ここは、10数年前北海道へ遊びに来た時も車中泊をした場所。
温泉があるし、静かな場所なんです。

この建物のすぐ横にエゾシカが来てました。

朝3時半に目覚め、薄っすら夜が明けてきた4時前に出発。
実家に近い、小頓別の道路沿いだったかしら・・・お花が一杯咲いてる所があるんです。
初めて見たザゼンソウ。

まだ水芭蕉も、エゾノリュウキンカも、

エゾエンゴサクも、名前の分からない黄色い花も咲いてました。


予定より早く着いたので、浜頓別ウイングホテルでお花見。

早朝なので、沢山の鳥さんがエサをついばんでました。

桜並木がとっても綺麗~。

ここ、浜頓別ウイングホテルには、思い出がいっぱいです。
両親が、この地に移住する時にお世話になったり、母と一緒に泊まったり、そして今年母が乳がんになった時にも利用しました。
楽しい思い出も、悲しい思い出も・・・
母が、また入院しました。
GW前に「シンドイわ~」と言いつつ「病院へ行くのはイヤ~!」と言ってたのですが、むくみが酷くてGW明けに入院。
「元気になってきてるよ」と聞いていたので、会うのを楽しみに病室へ入ると、そこにはいつもと様子の違う母が。
あんなにお喋りな母が、言葉を発せられません。
5月15日午前中、父が会いに行った時には得意なお喋りをしいていたそうです。
その後母の容態が急変し、父が病院から呼び出されて行ったら、言葉を上手く発せられなくなってたと。
脳梗塞を起こしてました。
言語障害と右手・下肢の麻痺。
こちらの言う事は多少理解できるみたいだけど、時計を見ても時間は分からない感じ。
以前、乳がんが分かった時、私達家族はいろいろ話し合いました。
一度は覚悟も決めました。
だから、今回は冷静で居られます。
母の嫌がる・痛い治療は望みません。
田舎なので、再度脳出血を起こしたら命にかかわると先生に言われたけど、それも運命と受け止めました。
乳がんが小さくなって、元気になって、家の前の庭で「野菜を植えるから種を買ってこい」と、父に頼んでいたのに・・・
家の窓から見える桜を、今年は眺められない母。
でも、病室で父との昔話に、嬉しそうな笑顔を見せてた母。
悲しいけど、沢山の思い出を作ったから、今は大丈夫。
私は、母と父が願う「いつも通りの生活」を送ります。