蕁麻疹発症2

モノモライ用の薬は全然効かなかった。
いつも蚊にさされたような膨らみが瞼にできて、２～3時間かけて大きく広がりながら消えていく。

友達のお父さんが内科医なので相談してみても、「わからない。酒の飲み過ぎじゃないのか？」と言われる始末。
(酒の席で相談したのが間違いだった…。)


ある日ネットで瞼が腫れる症状を調べてみると

【クインケ浮腫】

という言葉が出てきた。
写真も一緒に載っていて、私の腫れ上がった時の症状そっくりだった。

クインケ浮腫とは、蕁麻疹の一種で顔などの皮膚が柔らかいところを好んで発症するらしい。
主に瞼、唇、喉の粘膜に出ることが多いそう。

私は幸い瞼だったが、喉の粘膜に出てしまうと最悪呼吸困難で死んでしまうことがあるらしい。

怖くなった私は、この辺では有名な皮膚科に電話をして予約を入れた。

蕁麻疹発症１

今から約二年前。
当時付き合ってた人との別れが近付いていた。
喧嘩ばかりの毎日。
泣きながら仕事に行き、溢れそうになる涙を我慢しながら仕事をし、また泣きながら帰宅する。
その繰り返しだった。

ある日、仕事中右目に違和感を感じて鏡を見ると上瞼が腫れていた。

よくモノモライになるのでそのせいだと思って放置。
数時間後にまた鏡を見たらあとかたもなく消えていた。
モノモライだったら最低でも三日は腫れが続くのに…。
おかしいと思いながらも仕事が休みの日に眼科を受診した。
受診した日にはすでに症状が出ていなかったため、一時的なものでしょうと言われ、モノモライ用の目薬と軟膏を処方され帰されてしまった。

納得いかないまま数日が経過した。
その間ほとんど毎日謎の右目の腫れが出現した。
いつも夕方に腫れはじめ、2～3時間で消えてしまった。