ちょび爺 思いつき日誌

携帯なくても生きていけるさ

5500t軽巡 好きッ!

2012年05月27日 | 艦船模型

次はなにを作ろっかな~  としばし悩んだすえ、大好きな 5500t軽巡 に決定。

5500t軽巡とはこんなフネ

(1/700 長良)

タチウオのような細長ーい船体に、シンプルな艦橋と3本煙突(4本のもあり)。

船頭さん(マスト)が子分(煙突)たちを従えて進んでいるような、ユニークなお姿。

のどかやの~ 癒されるの~ (- - ♪

戦艦や空母などの重量級もよいけれど、その合間にときどき無性に作りたくなる。

5500t軽巡には14隻の兄弟がいて、重さ(排水量)が5500トンくらいなので
この名がある。
今回はその14人のなかから、迷彩塗装がチャーミングなこの方をセレクトした。

タマちゃ~ん!

名前の由来は、わが家の近くを流れている 多摩川 だ。これは気合がはいる。

1942年にアラスカに派兵されたとき、箱絵のような白黒の迷彩塗装にされた。
こういう塗装は日本の軍艦ではめずらしく、そのためか地味な5500t軽巡の
なかでは比較的人気が高い。実物写真にとらわれずに、オリジナルパターンに
塗ってみるのもおもしろそうだ。

現在、部品切り出しとヤスリがけを終わって、段ボールの上に並べたところ。
パーツ数も少ないし、次回は完成品をアップできるかも! (つづく)


行列のできるモデラー宅

2012年05月21日 | 艦船模型

前回 駆逐艦をサクッとつくり、今は 「さーて次は、なにを作ろうかな~ ♪」 と悩んでいるところ。

ある意味、いちばん楽しい時かもしれん。

だが それにしても・・・

「おーい、こんなに溜まってるで~」

_(--;)。。。




「アキレスと亀」 という有名な小話がある。
「健脚のアキレスが、鈍足のカメを追いかけても、なぜか絶対に追いつけない」 
というパラドックスだ。

今カメがいる場所にアキレスがたどりついたとき、カメはもっと先に進んでいる。

次にアキレスがその場所にたどりついたころには、カメはさらに先に進んでいる。
これが無限に繰り返されるので、アキレスは永久にカメに追いつけない。

というわけ。

吾輩が上の写真のプラモたちを全員つくりあげたころには、新しいプラモたち
が次の行列をなしている。その行列をこなしたころには、また新しいプラモが・・・
(><;


まあ、 「買うより前に作れっ!」  てことですか(笑)


さくっと 駆逐艦!

2012年05月19日 | 艦船模型

このところ重量級の戦艦をたて続けに製作して、ちょっと疲れたのでここらで
一息、
軽めのをサクッといってみた


1/700 イギリス E級駆逐艦 エレクトラ

タミヤのフッドに付属していた、おまけのようなフネだが、これがなかなか!
小さいから簡単かといえばとんでもない、逆にシンプルでごまかしがきかない
けっこう奥の深いものなのだ。

基本工作や塗装をしっかりすることはもちろん、ただでさえ小さい部品をさら
に削りこんでシャープさを高めるなどしないと、いかにもオモチャっぽくなって
しまう。派手な戦艦や空母よりもテクニックのアラも目立ちやすい。
吾輩は「使い古された感ありあり」 な汚しが好きで、今回もパステルを塗り
たくってなんとか自分なりに見れる線までもってきたつもりだが、 「まだまだ
道はとおいのう」 と改めて感じる。


この駆逐艦 「エレクトラ」 は、あのフッド様やプリンス・オブ・ウェールズ と共に戦い、
彼らの壮絶な最期をみとどけたという、すごい経歴の持ち主であった。


(奥から フッド、POW、エレクトラ)

POW と エレクトラ 、なんだかシルエットが似ていて、親子みたい♪ ・・*)


最近の暴走事故のこと

2012年05月16日 | 日記

このところバスや自動車の暴走事故がつづいて、なんだか気味がわるい。

まあ、人間が運転してものだから、暴走のリスクは必ずある。
なにげなく外を歩いているときも、走っている車がちょいとハンドル操作をあやまれば
突然こちらに向かってくるわけで、そう考えると油断もスキもあったものではない。

たとえば信号まちをしているとき、
「信号に向っているあの車がもしこちらに暴走してきたら、どこに避けようか」 とか、
「ここにいれば、電信柱が車と自分のあいだの盾になってくれそうだ」  と
あれこれ考える。
駅のホームで電車をまつときときも、周囲に挙動不審なひとがいないかよく注意する。
もはや 野生の王国 ですな(笑)

しかし考えてみれば、今の人間があまりにも安全になれすぎて、動物として退化して
いるとみる方が自然なのだろう。駅のホームに猛スピードではいる電車のかたわらを、
ヘッドホンをしてぼーっと歩いている若者などみると、「やっぱりそうか」 と。


そういえば元パイロットの方が書いた本に、
 時代とともに、子どもたちが危険な遊びをしなくなり、そうして育った大人が
 社会の中核
をになうようになったころ、交通事故がふえるだろう。
といった内容があったのを憶えている。

いよいよそういう時代がきたということか・・・


母の日のウニ

2012年05月13日 | 日記

今日は母の日

さいきんよく皇潤のCMで 「今まで娘らしいこともしてこなくて 云々」 というのが流れている。
あれを聞くたびに、ギクッとして思わずテレビの方を見てしまう。

それに感化されたわけではないが、たまには母の日らしいことでもしようかと、皇潤ならぬ
高級バフンウニ をプレゼントすることにした。今日発注したため到着は金曜ごろの予定で
「遅れた母の日」 になってしまったが 、
ウニに目がない母はきっと喜んでくれるだろう。

このなんとも食欲のわかない名前のウニは、日本では近海でごくふつうにとれるおなじみの
小型のウニだ。トゲが短くて平べったくて、馬糞(ばふん)ににているためにこの名前がある。
吾輩は子どものころ、よく海でこれを採って食べていた。子どもでも採れるくらい浅い場所
いて、食べられる量こそ少ないが味は極上、海水の塩気とあいまって最高のおやつだった。
スプーンでちびちびすくって食べるおいしさは忘れられない。
しかし当時の世の評価はといえば、本ウニはあくまで ムラサキウニ であり、バフンウニは
2級品とされていたと思う。

そのバフンウニが、今やムラサキウニをもしのぐ最高級ウニに昇格した。なんだか昔の遊び
友だちが成功して社長になったような、誇らしい気分だ。おめでとうバフンちゃん! ^^)/

同じような例としては、吾輩は他に カワハギビワ を思いうかべる。
カワハギなんて、昨今の釣りマニアの人にしかられそうな仕掛け (洗濯物をほすタコ足みた
いなやつ) でガバッと大量にひっかけてきて、母にさばいてもらって肝醤油で食べていた。
よ、よだれが・・・
ビワは、その辺りの山にちょいと行けば、野生のものを自分でとっていくらでも食べられた。
それが今や、スーパーで1個100円くらいする高級果物だ。

そういえば今をときめく トロ も、むかしはゲテモノ扱いされていたとか。
いや~ 人の評価っつうのは変わるものですな~ (^_^;


長門1933 完成♪

2012年05月05日 | 艦船模型

ゴールデンウィーク中にラストスパートをかけ、昨日やっと完成した、


1/700 戦艦長門1933 屈曲煙突 ♪

あれこれ寄り道をしながら、約2か月もかかってしまったが、さすが高水準の最新キット! 
優美にして格調高い 「屈曲煙突の長門」 の雄姿を、精密なパーツを組みあげて徐々に再現する、
そのよろこびを存分に堪能することができた。




この長門1933の艦橋は、シンプルでスマートな “1927” と、複雑でガッチリした“1936”
の中間タイプで、 「戦艦 比叡」 にも似た、猛禽類の頭部のような独特の味わいを持っている。

ただ前回も書いたように、残念ながらこのキットでは、その艦橋の “1927” との違いが
あまり再現されていない。1927と1933を同時開発した結果の、大人の事情だろうか…
また、艦橋を構成する各層の間隔がややひろすぎ、全体に腰高に見えるなどの疑問点
もあるので、手持ちの図面をみながら好きに微調整(加工)をした。
紙やプラ板を切り貼りして、自分好みの “顔” にしてゆく作業は、とてもたのしい。
艦橋さえ納得いくように作りこめば、他はほとんどキットのままでも、すばらしい作品
ができあがるだろう。

吾輩はそれに加えて、別売りの 「専用甲板シート&エッチング」 を使い (ただしエッチング
の手すりは難しくて挫折 ^^;)、糸(空中線)も張ってみた。 ふだん 1/700 では省略してい
る糸まで張らせるとは… これも 屈曲だましい のなせる業か?

吾輩が本やネットで探したかぎり、1933年ごろの長門の写真は1枚も見つけられなかった。
その意味でもこのキットは貴重だ。




1927 → 1933 → 1936 と変化する長門の姿は、平和な時期から太平洋戦争へと向かう
時代の変化 をそのまま象徴しているかのようだ。これについては、長門“1927” を完成して
“1933” と並べられるようになったときに、また書いてみたい。