城北文芸 有馬八朗 小説

これから私が書いた小説をUPしてみようと思います。

バイデンの演説

2023-03-16 15:50:05 | 日記

 ロシアのウクライナ侵攻が始まってからちょうど一年が経過した。アメリカのバイデン大統領は、ポーランドで、この戦いは自由な国々のNATOと独裁者たちとの戦いだと演説した。それで、ウクライナに武器を送り、支援を続けると約束した。
 確かに、侵攻を始めたのはプーチンであり、悲劇の始まりだったが、アメリカが内戦を助長する行為を行ってきたことも知られている。それはウクライナに限らず、色々な国で行われている。
 戦争があった方が武器が売れるということがあるので、やっかいである。死の商人というやつである。
 オレンジ革命、色々なものがあるが、独裁者を倒すフリーダムファイターを支援するといえば聞こえはいいが、そのためにたくさんの犠牲者が発生する。
 話し合いで解決をめざし、火に油をそそがないことが重要ではないかと思う。       (2023年2月24日記)

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Call things by their name

2023-02-26 15:59:14 | My English Diary

DATE: 03/27/2015

When I was reading the news German Chancellor Angela 
Merkel talked with Prime Minister Shinzo Abe about 
reconciliation Germany achieved with the neighboring 
countries after World War two, it said Merkel referred 
to a 1985 speech by the late German president Richard 
von Weizsaecker in which he called the end of World War 
Two in Europe a "day of liberation" and said those who 
closed their eyes to the past were "blind to the present". 
Asked how Germany was able to reconcile with its one-time 
enemies after the war, Merkel said: "Without big gestures 
by our neighbors that would not have been possible 
... But there was the acceptance in Germany to call things 
by their name." 
I could not understand the meaning of "to call things by 
their name". I was learned it was from Confucius. it means 
"call things by their real name","call a spade a spade" 
or speak honestly directly, outspoken, blunt, even to the 
point of rudeness. For example, It's like "don't tell they 
are not sex slaves or they are mere prostitutes who earned 
a lot of money", something like that I think.

ドイツのメルケル首相がこの間日本に来たとき、安倍首相に第二次世界大戦後にドイツが敵国だった近隣諸国とどのようにして和解を進めたのかを問われ、メルケル首相は1985年に行った元ドイツ大統領ヴァイツゼッカーの有名な演説「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」を引用した後、「ドイツでは物事を真実の言葉で表現することを許容した」と語った。日本のように「従軍慰安婦」をどこにでもある売春婦の一種として正当化しようとするのとはかなり違っているということのようだ。      (2015年3月27日記)

 

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小繋事件の旅

2023-01-31 14:41:15 | 日記

教職員組合板橋支部の元支部長である立花さんに頼まれて、今年の六月十一日に岩手県の小繋というところに行くことになった。小繋事件のあったところである。小繋事件とは、今から六十年近く前に、小繋山から自分たちが植えた木を切り出して自分たちの家を改築しようとした村人たちが百五十人もの警官隊に逮捕された事件である。そこは親子三代に渡って小繋山の入会権をめぐって法廷闘争がたたかわれたところである。六月の初めに山中湖の付近で国際コモンズ学会というのが開かれ、世界中から学者が集まった。その会議の共同議長であるマッキーン博士(米国デューク大学教授)がフィールドトリップの一環で被災した東北沿岸を訪問する機会に小繋を訪問し、小繋の集会所で講演と村人らとの交流を行うというものであった。私はそこでの通訳ボランティアを引き受けたのであるが、インターネットで調べてみると、マッキーンさんは若いころ東京大学に留学していて、日本語に堪能だということが分かった。東京大学留学中に小繋の入会権訴訟を知り、朝日新聞記者を通じて戒能氏の弁護士グループを紹介してもらったようである。後にマッキーンさんらによって、国際コモンズ学会という学者の組織がつくられたそうである。「コモンズ」というのは、古代よりイギリスの牧草地(イギリスというよりはスコットランドと言ったほうがいいかもしれない)で昔ながらの牧畜を営んでいたに地元の人が羊を放牧させていただれのものでもない土地を共有地という意味で「コモンランド」とイギリスでは呼んでいたところからきている。今日では、牧草地だけでなく、森林、漁場、灌漑用溜池の水利、それらを共同で利用しているところ、あるいは、それらを共同で管理している組織や社会的仕組みをいうこともあるということである。
 事前にコモンズについてインターネットで下調べをした。知らないことばかりだった。マッキーンさんらの研究はギャレット・ハーディンという人が発表した「コモンズの悲劇」という論文(共有地では土地がだれのものでもないため羊をどんどん増やしてしまい、次第に牧草を食い荒らし、荒廃するというもの)に反論するものであった。先住民族の共有地を奪って囲い込み私有地に変えていくという民族問題にも関係しているようである。
 東北新幹線を盛岡で乗り継ぎ第三セクターのいわて銀河鉄道の二両編成の列車でドア開閉ボタンを内側から押して小繋駅に降り立ったのは午前十一時ごろだった。目印の黒っぽい帽子を被っていた。どうせ降りるのは一人だけだろうという言葉どおり、降りたのは私一人だった。無人駅で、駅前に駐車場があるだけで、店もなにもなかった。二年前まで九戸村の共産党村会議員だったという背のひょろりとした橋本敏夫さんが自動車で迎えに来てくれた。立花さんとは高校時代の同級生だそうである。かなり廃車寸前の使い込んだ自動車に見えた。後ろのガラスにヒビが入っているように見えた。
 集会はすでに十時から始まっていた。急遽ボランティア通訳をしてくれることになった谷さんという若手の女性の博士が通訳をしていた。私は少し手伝う程度で済んだ。外国の方はマーガレット・マッキーン博士とインドのミノーティ・チャクラバルティ博士(デルヒ大教授)の二人で、外国人にしては小柄な女性たちだった。「民主文学」に「こつなぎ物語」を連載している野里征彦さんも来ていた。地元の村人の方たちが数人、皆高齢の人達だった。そして若い学生の人達が十人くらいはいたようである。あとは主催者や小繋の会の人たちがいた。録音をする人たちもいた。
 昼休みに集会所のすぐ近くの立花さんの実家で昼食を食べた。立花さんの実家は黒っぽい木造の家で、一九五五年ごろにつくられたものという話だった。つまり、警察から盗木材だと言われた木で建てられたものが今も残っていた。入口のドアの前には車椅子が置いてあった。立花さんの実母が歩行困難になっていて、立花さんの姉が身の回りの世話をしていた。立花さんの実家も集会所も奥州街道に面していた。小繋部落は奥州街道沿いに家が並び、現在では九十人程が居住しているそうである。江戸から松尾芭蕉が歩いてきた奥の細道のまだ先のところである。
 二千ヘクタールあった小繋山の入会地は、様々ないきさつがあって、茨木県の不在地主に売られ、住民による訴訟が起こされ、住民側が敗訴したが、一九五五年に調停が成立し、百五十ヘクタールで入会権が認められた。今では薪で暖を取る家は少ないようだが、まだ薪を採って積み上げている家もあった。
 マッキーンさんの講演では「コモンズの悲劇」を書いたギャレット・ハーディンが自分の論文は間違えであったという論文を書くという手紙をマッキーン博士に送ってきたということが話された。ただ、その論文は当人がなくなってしまい、出版されずに終わってしまったそうである。また、マッキーンさんは、一九五五年に父や叔父祖父が早朝百五十人もの警察隊によって包囲され逮捕されたという村人の話を聞き、「秘密の話があります。私も警察に捕まったことがあります。友人の言論の自由を求めた事件に、弁護の論文を書いて捕まりました」と話されました。ミノーティ博士はガンジーが愛した歌をベンガル語で歌った。歌詞の内容は「誰も戦いに力を貸してくれないなら、一人で進め。たとえ呼びかけに応える人がいなくても、戦い続けよ」とのことです。また、カナダのコロンビア州の先住民の共有地が私有化された戦いで、五千年もの間共有地として使われていたが、先住民に文字がなかったために記録が残されていなかったが、オランダのヘーグの国際裁判所に提訴して口承による記録を認めさせたという話がありました。日本の裁判で負けても国際裁判所があるという話でした。また、インド国内でも企業によって共有地が工場にされてしまう事件が発生しているそうです。世界規模でこの種の人権問題、命の糧を守る戦いがいろいろなところ、特に途上国で続いているとのことです。その意味で小繋の戦いは世界的に先駆的な意義を持っている戦いと言えそうです。
 小繋部落も過疎化で後継者がいない問題、学生が熱心に参加していたこと。岩手大学名誉教授の早坂啓三さんが小繋の会会長として頑張っていたこと。科研費という名前の国からの研究補助金があることを初めて知りました。科研費を使って岩手大学図書館内に小繋事件の資料館をつくったそうです。早坂さんらの尽力で若い研究者も育っていきそうです。学問の自由の確立も大切だと思いました。古きを知り、新しきを知れば、百戦危うからずということもある。「民主文学」にも若手が降臨してくれないかなと思いました。       (2014年7月25日記)

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Opinion about the declining birth rate

2023-01-05 14:46:38 | My English Diary

DATE: 05/22/2014

I was watching the program of "the compass of money" 
of TV Tokyo. the MC had told that the population of 
Japan will become only one person in number if the 
decrease in the birthrate continues like these days. 
I thought that something was wrong with the argument. 
Firstly, he assumes the temporary tendency continues 
all the time. It's changeable by the the individuals 
who considers to select by their will. 
Malthus's population theory was like world population 
will increase rapidly that it finally could not sustain 
world population inevitable to cause war. 
Anyway, those statistics are not considering the 
people's will I think. 

テレビ東京の「マネーの羅針盤」という番組を見ていたら、司会者が、このまま少子化が続いたら何年か後には日本の人口は一人になってしまう計算になると言っていた。何かおかしな議論だと思った。人間の意志によって可変なものを一時期の傾向がずっと続くと仮定して計算しても意味をなさない。マルサスは人口がどんどん増えて、最後には必ず戦争にならざるをえないという人口論を唱えていたように思う。いずれにしても人の幸せという個人の選択を考えずに、為政者の都合を優先した統計の数合わせに終始している印象を受ける。(2014年5月22日記)

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Emperor Meiji Stand-in Suspicion

2022-12-06 11:07:58 | My English Diary

"Emperor Meiji stand-in suspicion" 
 
A copy of the Asahi Shimbun "voice" column has been sent 
to me from a lady called Fumiko Yamamoto of Nagoya. 
It says about the the generation who cannot stand and 
sing "Kimigayo" at a ceremony. Moreover, another copy of 
sentences from her homepage was added. 
I thought it was great an 81-year-old person was building 
the homepage. I learned her second daughter cooperates to 
build the homepage after all. 
She writes Japan began to turn a rudder in the surprising 
direction that the person will be punished if he or she 
does not stand and sing "Kimigayo". 
"Kimigayo" is an Emperor song in praise. The War was occurred 
tried to put Asian countries under the Emperor's rule, and 
resulted not only neighboring countries but also the Japanese 
suffered terrible pain. the Japanese forgot the terrible pain? 
Or someone is waiting to strengthen the Tenno system again 
when it comes there are only the generations who do not know 
the war itself Ms Yamamoto writes. 
Probably she finds a crisis in the way of Mr Hashimoto of Mayor 
Osaka conducts. 
A part of "mass media and money are eating people's happiness 
in this way" (Tokuma Shoten Publishing) is reproduced by her 
homepage. The "Emperor Meiji stand-in theory" and Tabuse-mura 
are written in it. It is said that the place called Tabuse-mura 
was located in the Yamaguchi Prefecture and Kagoshima Prefecture. 
Although Tabuse-mura was likely to exist, the truthfulness of 
the stand-in theory is not known. 
I think some person may have interested in the historical darkness. 
When I searched Tabuse-mura with the Internet many sites hit. 
I remembered when Junichiro Koizumi goes to North Korea, 
Kim Jong-il said "Your father is the people from North Korea". 
Junichiro Koizumi's father was from the former North Korean 
village in Kagoshima.
Ms Yamamoto likes to write. She writes in detail. It seems 
that her belief is also intense. 
It is said that at a bar of Honolulu Rusaku Tsunoda, Donald Keene's 
teacher, met a Japanese of having defected from Japan concerned 
with assassination of the Emperor Komei in 1915. 
It has written on "Yomiuri Shimbun". 
I don't know weather it is true or not.


 『明治天皇替玉説』         

 名古屋市の山本文子という方から「城北文芸」の私あてに朝日新聞「声」欄のコピーが送られてきた。「『君が代』立って歌えぬ世代」という一文である。また、この方のホームページに載せた一文が添えられていた。八十一歳の人がホームページをつくっているとはすごいなと思ったが、どうもこの方の次女が協力してこの方のホームページをつくっているらしいということがわかった。~「君が代」を立って歌わないと罰せられる、というとんでもない方向に日本は舵を切り始めた。「君が代」は天皇賛歌だ。対戦国や近隣国のみならず、日本国民もさんざん苦しめられたあの戦争は、アジア各国を天皇の支配下に置こうとして起きたものだった。その反省の思いは日本国民の心から消えてしまったのか。それとも、戦争を知らない世代ばかりになるのを待って、再び天皇制強化を図っている者がいるというのだろうか~と山本さんは書いている。大阪市長の橋下さんのやり方に危機感を持っているのだろう。彼女のホームページには「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」(徳間書店)の一部が転載されてある。それには「明治天皇替玉説」と田布施村のことが載っている。山口県と鹿児島県に田布施村というところがあったそうである。田布施村があったことは事実らしいが、替え玉説の真偽のほどはわからない。歴史の闇をめぐる考察は興味を引かれる人もいるのではないかと思う。インターネットで田布施村を検索するとたくさんのサイトがヒットする。そういえば、小泉純一郎の父は鹿児島の元朝鮮人部落の出身で、小泉純一郎が北朝鮮に行った時、金正日に「あなたの親は北朝鮮人だ」と言われたとかいう話を憶えている。山本さんは書くことの好きな人のようである。詳しく書いている。思い込みも激しいようである。
 ドナルド・キーンの恩師の角田柳作は一九一五年にホノルルのバーで、孝明天皇の暗殺に関わったために亡命してきたという日本人に出会ったそうである。「読売新聞」に書いてある。が、これも真偽のほどはわからない。 

(2013年4月6日記)

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