ハッチブログ

昨日より2割増し!少しだけポジティブなブログ

原作との兼ね合い、駆け引き。

2006-07-22 23:59:59 | 日記
やっと仕事から解放された週末
映画『ハチミツとクローバー』『デスノート』を観てきました。
2本とも漫画が原作なわけですが
邦画が見直される昨今に増えてきた
漫画原作ありきの映画なわけで、あまりそういうのどうかと思うんですが
原作好きなんで見届けなければって感じで観てきました。

いやぁ、なんていうか
自分の中の印象がハッキリ分かれました
元々2本ともテイストが真逆なので比べるのもアレなんですけどね。
順番に書いていくと

最初はハチクロ。
これね、本当に2時間ドラマでいいじゃんって思いました。
観終わってすぐにそう言いました。
でも今、よくよく考えてみれば原作だって
そういう雰囲気だなって思いました。
映画にするほど盛り上がりがあるわけでもなく
ピンチがあるわけでもなく、日本が沈没したりもしません。
誰が白血病で死ぬわけでもありませんし。
ただただ、若い人たちの片思いだらけの青春なんですもんね。
その日々描かれる優しい空気感が好きなんです。
はっきり言って難しいと思います。映画化というのが。
だから監督さんはCM出身の方なのか…と思いました。
ワンカットワンカットの色や構図からそれっぽさが出ていました。
ただ主人公達が美大生だからなのか
芸術の方向が抽象画だったからなのか
はぐちゃんが天才・森田さんが天才っていう構図が
イマイチ何か伝わってこなかったです。
それに真山が原作に輪をかけて変態チックでした。
竹本は城マニアだし。まぁそれはキャラクターの誇張なんでしょうけど。
ゴメンナサイ。
どうしてもこの作品だけは自分の中で原作が強すぎました
もっと中立で意見を書ければいいんでしょうけど、無理です。
そういうのがやっぱり難しいところなんですよね漫画や小説が原作って。
当然作り手も意識していると思うんですが。大変だなぁ、と思います。
でもね、今どき
「真山…好き…」
「うん…」
「真山…大好き…」
「うん……ありがとう…」

「はぐちゃん…僕は、君が好きだよ」
「…ありがとう」

ってセリフがある世界観ってどうよ?
…ステキやん。


さて、ハチクロ観て1時間もしないうちに観たのが
『デスノート』です。これもね、ちょっと怖かったんですよ。大丈夫かなって。
でも金子修介監督で好きな監督だったから興味あったんですよ。
これはね、原作を活かしつつも時間の制約の中で
すごく上手くまとまってて、流石だと思いましたよ。
まさに前編。すごく後編見たくなりました。
デスノートのはじまり、夜神月という主人公の冷徹な頭脳
天才探偵Lという特異キャラ、人物の描写をいれて
紹介しつつもひとつの話としてまとめています。
原作を知らない人と一緒に観たんですが
観終わった後、面白かった!あの後どうなるの?って聞かれて
原作に興味をもってくれました。
映画もすごいと思いましたが、やはり原作の力がすごすぎなんでしょうね。
その力をバッチリとカバーしてる金子監督、流石です。


まぁこんな極端な映画2本観たわけですが
やっぱり映画っていいなぁ。自由っていいなぁ。

そのあと

焼肉を2人で8000円分も食べた。
ビールうめぇ。肉うめぇ。休みってサイコー。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ぎんとき)
2006-07-25 14:33:11
デスノートのミサは髪を金髪にしといてほしかったよ(_ _).oO後編は第1部完結までだってね。
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キラ (ハッチ(管理人))
2006-07-27 10:18:07
演じてる女の子が売れっ子で他のドラマとかにもでてたからね

その辺の問題で黒髪だったんじゃない?

一部完までかぁ、でもきっとオリジナル展開でライトにも何かしら天罰くるんじゃない?

ライト勝利のままじゃ成り立たない気もする。
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