週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

「ただちに健康に害があるわけではない」の解説

2011-04-06 12:10:29 | 週刊金曜日
「放射線をめぐる誤解」

これは、わかりやすいかも。

「放射能と食塩を一緒にするな」という声もあるかもしれませんが
説得力があります。

しかし「基準値の1億倍の汚水」なんていうのは論外としてもね。

以下、一部転載

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【誤解】
「ただちに健康に影響が出るものではない」というのは、いずれ影響が出ることを意味している。

【事実】
 さきほどの食塩の比喩で考えてみましょう。
 1日に10gまでの食塩なら無害です。しかし、ある日たまたま塩辛いものを食べすぎて、20gの食塩を摂取してしまったらどうでしょう?
 その日だけのことなら、べつに影響は出ないでしょう。そう、「ただちに健康に影響が出るものではない」のです。
 しかし、1日に20gずつ、毎日摂取し続けたら? これは塩分の摂りすぎです。いずれ身体に悪影響が出てくるでしょう。
 これはアルコールや砂糖やタバコでも同じことです。たまたまお酒をいつもより少し飲みすぎた日や、甘いケーキを食べすぎた日があっても、ただちに健康に影響が出るものではありません。しかし、そんな生活を毎日続けていたら、いずれ健康を害します。
 規制値を超えた放射線が検出された野菜や水の場合も同じです。規制値の数倍程度の量なら、一度や二度、口に入ったぐらいで、何の影響もありません。しかし、何年にもわたって同じ量を毎日摂取し続けたら、その影響が蓄積して、いずれ害が出るかもしれない。だから念のため、規制値を超える放射線が検出されたら、口に入れないようにしましょう……ということなのです。
 ましてや、放射線量が規制値以下なら、何の問題もありません。

「食塩と放射線をごっちゃにするな!」と怒る人もいるかもしれませんが、そういう人は16世紀の医師パラケルススの言葉を思い出してください。

「すべての物質は毒であり、毒でないものは存在しない。毒と薬の違いはその用量による」

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