きょうこのover the rainbow

1.小学校教諭4年目
2.ゴスペル3年目
3.ピアノ2年目
そんな私の気ままな日記でおま。

早いね。

2006-12-26 01:53:03 | Weblog
去年の今日やったよね。ちょうど今くらいかな。

去年のクリスマス。
歌の先生のライブに行って楽しかった。
ゴスペルが楽しくて楽しくて、仕方なくなったころ。
四六時中、ゴスペルのことを考えていたかも。。。

帰ってきて、ほっこりして眠った。
電話の音で目覚めた。
「としくんがいない・・・」
そのことばですぐにピンときました。
でも、まだそのときは、ことの重大さには気がついていませんでした。

しばらく連絡を待つ。
この時間がどれほど長かったことか。
その間、
「またアホなことしよったんやろうな。会った時にはしばいたろ。」
そんなことを考えていた。

でも、
もう、
彼に生きて会うことはありませんでした。

彼は自ら命を絶ち、
私たちの前から去っていきました。
寒い寒い山の上で、独り去っていきました。

*****

この1年間、あの日の自分の冷静さが不思議で仕方ありませんでした。
そして、涙のひとつもこぼさなかった私が、
非情で冷たい人に思えて仕方ありませんでした。

環境が変わったり、
考えが変わったり、
いろいろなことが起こるけど、
彼の記憶は消えることなく存在し続ける。

でも、何回思い出しても私の胸が痛くなったり
目から涙がこぼれたりすることはありませんでした。
「私にできることはなかった」
「彼が選んだ道やった」

その後、私はこの日記にも書いたけど、
ちょこっとだけ悩みました。いろんな決意もしました。
でも、やっぱり涙は出ません。
すごくすごく冷静に考えてきました。

*****

今日、2006年クリスマス。
コートを着なくても過ごせるような冬。暖かい。
今年もまた、私は先生のライブに行ってました。
去年とは違う先生のライブ、違う会場でのライブ。
やっぱりゴスペルを聴いていました。楽しかった。
体調は悪かったけど、ホントに楽しかった。
去年より、知ってる歌が増えた。
去年より、歌い方もわかってきた。
去年より、自分がステージに上がることも増えた。

去年より、歌についてちゃんと考えるようになった。

今日、先生たちが歌った歌を聴きながら、
彼に聴かせてあげたかったと思いました。

ひとりじゃない。

そのことを彼には何回も言ってきたけど、伝えきれなかった。
彼の心に深く入っていけたかどうか、それはわからないけれど、
でも、この歌を聴いてほしい。

そう思ったら涙が出て、
そして、私はやっと、ほっとしました。

*****

私は一教師やけど、
歌を歌ってる以上、ゴスペルを歌ってステージに上がる以上は
やっぱりそのことに責任持ってやっていきたい。

トシくんには悲しい思いをさせられたけど、
私に生きることそのものを考えさせてくれたこと、
感謝しています。
ありがとう。
今日は行けへんで、ごめんな。
必ず、行くからな!

ありがとう。




*****

最近はmixiで日記を書いているし、変なトラックバックが山盛りあるので
このブログは全然更新していなくて、閉鎖した方がいいかなって思ってたけど、
彼の生きた証があるここを容易に消してしまうことができませんでした。

このまま置いておきます。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
過ぎ行く日々 (があ)
2007-01-05 00:31:29
あれから1年、時は早く過ぎ行くものですね。
彼の知り合いのブログが少しずつ閉じていくなかで、
このブログが残っていることに、ほっとしてます。

それから、最近いいなと感じた歌を載せておきます。
(お気にめさなかったら消してくださいね)

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

あの大きな空を 吹きわたっています

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