ぐるぐるパンチ

鈴木草麻生のバドミントン日記

1本多く

2011-08-29 23:31:01 | Weblog

青森から帰ってきて3日後には高校生の全国私学大会のため千葉県船橋市へ旅立ちましたまたまたまた遠征ですさすがに疲れますねそして千葉から戻った翌日は神戸で小学生の秋季大会(ダブルス)でした…とこれで夏休みのイベントが全て終了です全国各地へ飛び回り大変でしたが、各カテゴリーのトップ選手のプレーを見ることで色々と考えさせられるめっちゃ収穫の多い8月でした9月からまた新たなアクションを起こしライバルに挑もうと企んでいます

 

全国私学では予選リーグをなんとか2位で通過し、上位トーナメントに進出しましたが結局20位という結果でした全国の壁は高いですね

プレーで一番感じたのは当たり前ですが、どの選手も粘り強いということですS川の選手たちは『決まった』と思ったショットを拾われ、根負けするような形でミスするパターンの失点がすごく目に付きました相手がギリギリでも粘ってくることに慣れてないんですね得点というのは自分が決めても1点入りますが、相手がミスしても1点入るのです自分から積極的に点数を取りにいく場面と粘って相手にミスさせる場面と両方の得点手段を持っていないと全国で戦うことはキツイと痛感しましたまた、場合によっては攻めていても不利な状況になりそうな時は一時退却し、ラリーを1からやり直す勇気も必要だと思いました

全国の上位に入るためには当然勝ちに対する執着が必要ですが、勝ちに執着するということは単純に相手より1本多く粘る・1本多く攻める気持ちを持ってプレーすることだと私は思いますショットがネットに引っ掛かったり、アウトしてしまうと相手はミスしようがありませんどんなに甘くなろうが、とにかく相手コートへ返すことが重要ですねそうすれば『超ラッキー』なんてことも結構あると思いますよ

 

普段は家で雑に扱われている私ですが、これだけ家に居ないとさすがにタケトラも淋しくなったみたいである日『パパの声が聞きたい』と電話を掛けてくれましたなかなか可愛いトコあるやんと有頂天になったのですが、翌日お母さんに用事の電話を掛けた時に『タケトラに換わって』とリクエストしたところ『今日は要らん』と一蹴されました変わり易いのは『女心と秋の空』と言いますが、息子の心もそうみたいです


満足?

2011-08-22 00:24:39 | Weblog

熊本から帰ってきてゆっくりする暇もなく、インターハイのため青森県弘前市へ行ってきました現地では雨が多く涼しかったです青森と言えば燃える監督さんの本拠地ですが、空き時間にお家にお邪魔し、K大くんの噂の壁打ち部屋を実演付きで見せてもらいましたう~んスゴイまた辺りは自然いっぱいの環境でトレーニングには最適でしたなにかN岡ジュニアの強さの秘密を垣間見たような気がして嬉しい気分になったのでした

 

インターハイの結果はK松・H木のダブルスが1回戦1-2で敗退K谷のシングルスも1回戦0-2で敗退と残念なものに終わってしまいましたしかし、良くも悪くも普段どおりのプレー内容だったと思います大事なのはこれからですよ貴重な経験をした訳ですから今後に生かせてほしいものです

この大会を以って、高校生も新チームになります中学生は先日の近畿中学総体終了後に新チームになりました昨年度の結果と比較してみると高校生は団体3位→2位、ダブルスベスト8→2位(インハイ出場)、シングルスベスト8→2位(インハイ出場)、中学生は団体3位→2位(近畿大会ベスト8)、ダブルスベスト16→2位(近畿大会ベスト8)と着実に戦績が上がってきています指導者的には評価する部分もありますし、周りからは評価を受けるべきだと思っていますただ気になるのは選手本人たちがこれをどう受け止めるかです結果が上がり、評価されれば『良し』ですか?この結果で満足ですか?私は選手が結果に満足してしまったらそこで終わりだと思っています例えインターハイで優勝しても、全日本総合で優勝しても、オリンピックで優勝しても『もっともっと…』という欲があれば選手はいくらでも成長できると思います選手のみなさん、もっともっと上を見て貪欲に成長し続けましょう

 

先日、熊本で練習した時に健康作りで同年代ダブルスの対決をしました対戦したのは燃える監督さんと山梨県のK沼ジュニア代表のK石さんのペアですまぁ当然昔を思い出しながらムキになってやるのですが、K石さんに現役時代を彷彿させる強烈なまた、懐かしいクロスのドライブリターンを数発くらいましたおっさんになっても感覚は衰えないようです

そして、インターハイで試合観戦をしていると私が熊本で食らったのと全く同じクロスのドライブリターンを相手に食らわせている選手がいましたまた、立ち姿・構え・仕草・振る舞いもどこかで見たような…この選手の名前を確認するまでもなく『K石の息子や』と気付き、思わず笑ってしまったのでした


勝負を楽しむ

2011-08-15 22:54:08 | Weblog

先週は全国小学生ABC大会のため熊本県八代市へ行ってきました家からの移動距離は片道約750kmなのですが、行きは事故渋滞3回に遭遇し、10時間帰りも帰省ラッシュで10時間とすこぶるハードな移動となりました…というと私が運転したような感じですが、実はずーっと奈緒美コーチの運転です私が『ホンマ移動疲れたなぁ』と言うと、すかさず『アンタ寝てただけやん』とツッこまれるのでしたホンマ男前な奥さんです

 

ABC大会にはぐるぐるパンチから3名の選手が出場したのですが、結果はAグループ男子のケイタは予選リーグ2敗で下位トーナメントに回り、ここから奮起しベスト8まで勝ち上がりました準々決勝も実績のある強豪相手にファイナル19点まで粘ったのですが敗退しましたCグループ男子のタケトラは予選リーグ2勝で決勝トーナメントに勝ち上がったのですが、1回戦で予選リーグがウソのような動きを見せ、更にイライラしてミス連発あっさり敗退しましたBグループのミユは第1シードという重圧の中、順当にベスト16まで勝ちあがったのですが、昨年のCグループチャンピオンのR子ちゃんにファイナル18点で敗退しました最後は勝ちに対する執着の差が勝敗を分けたように感じました全小では心もしっかり鍛えてリベンジしようね

この大会を通じて小学生のプレーレベルがすごく上がっていることを感じましたまた、何県が強くて…みたいな地域差も全くありません過去の実績もあんまり関係ありません本当に日々の練習を頑張った選手が勝つのですだからこそ小学生の子供たちには『バドミントンが大好き』とか『もっともっと強くなりたい』とか楽しむ気持ち・ワクワク感も持って取り組んでほしいと思いますバドミントンが嫌いなのにしんどい練習なんて絶対出来ませんもんねまた、ちょっと実績が出たからといって勘違いしないで、もっともっと欲を出して上を目指して欲しいものです私はバドミントン(勝負)を本当の意味で楽しめる選手こそがCランク→Bランク→Aランク→中学生→高校生→大学生・社会人、それぞれのカテゴリーで勝ち続けられる選手だと思います

 

色んな意味で注目を集めたタケトラでしたが、結果は前述のようなものでした試合後には一丁前に悔しがっていたので『勝ちたかったら嫌な練習もトレーニングもこれからは自分から進んでやれよ』とアドバイスしましたそして観覧席に戻ってしばらくするとタケトラの姿が見えません10分後汗だくで戻ってきたので『どこ行ってたんや?』と聞くと『ランニング行ってきた』…もう今日はエエねんまた数分後、観覧席でバタバタと階段ダッシュを始めたので『今日はエエって言うてるやろ』…気分屋の息子のことですから、私の予想では帰ってからは全くしないと思いますまず間違いない


リードした時こそ

2011-08-02 09:14:00 | Weblog

昨日は練習をちょっと抜けさせてもらって京都へ若葉カップの決勝を観に行ってきました男子は青森のN岡ジュニアが優勝燃える監督さん、選手のみなさん、父兄・関係者のみなさん本当におめでとうございました観覧席から見ていると優勝への執念の差がはっきりと出ていて、私は圧倒的勝利に感じましたすごい『負けてはおられん』刺激をたっぷりもらい急いで練習へ舞い戻ったのでした

 

先週の土日はジュニアの合宿で伊勢に行ってきましたエバーラケットのスタッフのみなさん、参加者のみなさん、引率の方々、お世話になりありがとうございました

練習はゲームをずーっとしていく訳なんですが、全国ABC大会を目前に指導者は選手に試合のやり方(勝ち方)を身に付けて欲しいのです…と願ってコーチングしたのですが、なかなか勝てそうで勝てないゲームが続きましたこのようなゲームはどこかで見たような…そうですS川の中高生もこのような展開で負けたのですこれは偶然ではなく、必然だと感じた私は必死でゲームを分析しましたそして気付きました原因はゲームの中盤のリードした場面にあると例えば14-12でリードしてこのままラリーを負けて・勝ってを繰り返せば21-19で勝てるというのは数学的な事実ですしかし、だからといって『大事にいこう』なんて受身に回ると相手を乗せてしまいます気付いた時には追いつかれ、逆転され、ではどうするのかと言うと14-12の2点のリードを『2回ミス出来るから思い切った攻撃に出よう』と考えてしまうのです相手は2点のビハインドを取り返すために攻めたいハズですから、その前に攻撃するという意味でも有効な手段だと思いますリードした場面こそ攻める姿勢が重要ですねこれを伝えた選手は1度負けた相手に最後は21-9で勝ちましたよ

選手のみなさん、攻撃場面でも守備場面でも自分から仕掛ける積極的なゲーム運びが出来るように育ってくださいねだって相手からのシャトルを受けてるだけでは面白くないですもん

 

今回の遠征にはABCに出場するということで、タケトラも連れていきましたはじめてお母さんから離れての遠征ですホテルの部屋もケイタと2人です練習でも上級生との対戦ばかりで負けが続き心身共に疲れ果て、家に着く頃には『疲れた』の連発でした翌日の練習は『休んでいいよ』と言ったのですが、チームのメンバーに触発され『やる』と言い出し、コートに入ったのですがフラフラで案の定、奈緒美コーチに『コートから出ろ』と指示されてしまいましたそして数分後、タケトラの姿が見えないので探すと体育館の端っこで爆睡ふつう体育館のフロアでなかなかあそこまで爆睡出来ませんよ小さい頃から体育館に行き過ぎて慣れ過ぎている我が子に申し訳ない気持ちでいっぱいになる私たち夫婦なのでした