
2010年の散歩の達人「大宮・浦和」です。今回、iPadminiに取り込んでみました。

私、近頃急に、普段使わないモノや、何となくとっておいたモノなどを捨てたり、売り飛ばしたりして、「モノを無くす」ことに目覚めまして。6月の土日はすべてその作業に費やしておりました。7月に入ってやっと一息ついたところ、ふと目にとまったのがこの雑誌です。5年前の雑誌なんてよくとっておいたなーと思うのですが、初めてやってきた埼玉で、その土地を紹介する雑誌がちょうど発売され、これも何かの運命!と購入し、大して興味をそそる内容でもないのに何とはなしに捨てられず今に至っておりました。
うむうむ。ここまで残ったからには、単に捨てるだけでなくデジタル化してもう少し長生きをさせてしんぜましょう。

そこで、取り出しましたるは「フォトレコW」です。ナカバヤシというところの製品で、A4サイズの書類から写真、ネガまでJPEGやPDFにして取り込むことができるスキャナーです。これがなかなか手ごろな値段で、場所もとらずに便利。
6月のモノ捨てブームの際には、これを使って高校時代からの20数年分の写真やネガを9割がたデータ化しました。数百枚の写真(段ボール2箱)を取り込みまして、どうしても現物として残しておきたいもの以外はすべて廃棄し、私の部屋の片付けに大きく貢献してくれました。昔の旅行に行ったときの切符とか、パンフレットなんかも、データ化して同じフォルダに入れておけたので、とても助かりました。

サイズはこんな感じです。スキャナー部は「棒が一本」ってなもんですね。あとは電源コードとPCにつなぐUSBコード。フラットベッドスキャナーの場合、一枚一枚スキャンするのに蓋をパタパタ開け閉めするので、あっという間に壊れそうでしたし、自炊される方の定番のスキャンスナップなどは高価すぎで、このフォトレコWが私には丁度良いですね。

それではまず、中綴じのホチキス針を取りまして、

一枚一枚、真ん中をカッターで裁断していきますかね。ところで、このとき使っていた透明の三角定規…。こんなの私は購入した記憶がないのです。6月のモノ捨て作業中にダンボールの奥から発掘されました。もしかして大昔に実家にあったものを何かのときに借りてそのまんまになっていたのかしら?大きくて裁断するのに便利でした。

スパスパ切って、雑誌は見事にバラバラに。

実は、全部綺麗に切れたわけではなく、一番初めにカッターを当てて引いたとたんに「ザグザグザグ」と紙がよれてしまう事故が発生。やはりキチンと切るためにはカッターの刃も新しくしておかないといけませんね。

そんじゃ、ま、一枚一枚びよーーっと読み込ませましょうかしらね。

表を読み込んだら、こんどは裏返してもう一度、びよーーっとね。

PCに取り込んだら、iTunesでiPadに移して作業完了です。雑誌を切り始めてからここまでの作業でだいたい30分くらいです。すべてが順調なわけでもなく、手差しで原稿を読み込ませるので、挿入部に引っかかって歪んだり、綺麗に読み込めないときはその都度、失敗したデータを削除してから再読み込みをさせています。それでも30分程度なら私は耐えられますね。(写真を取り込んだときは朝の5時から夕方の6時まで延々と作業していましたから…。)
PCで読み取り結果の画像を確認するためには、いちいちフォルダを開いて中身を確認しなければいけないし、読み取ったPDFは、一枚ずつのデータなので、それを結合させるためにフリーソフトを拾ってきたり、アドビリーダーはそのままでは右閉じの本が読みづらいので、これまた変換用のソフトを探したりと結構な手間です。
それでいて、iPadに取り込むとまたもやiBooksは右閉じ対応していないので見開きで読めないという悲しい結末…。まぁ、データ化できたからといって頻繁に読み返すものでもないので今回はこれでいいことにします。
ところで、今回のデータ化でひとつ気づいたことがありました。雑誌を見ているとページ数が打ってるところと無いところがあります。まぁ広告のパージなんかはページ数が表示されていなかったりするんですけど、そのため、1ページ目ってどこだろうとか特に考えたことも無かったのですが、一枚一枚PDF化していったら、なんと表紙が1ページ目だったことがわかりました。「小説とかって、お話の書き出しのページから1ページだった気がするんですが、そーか雑誌って、表紙から数えてるんだー。へーっ。」ってな感じです。知っている人は「ナニを今更」なんだと思いますが、私にとっては「おぉっ、そうだったのか」的な発見でしたので結構嬉しい。
この発見が今回の作業での一番の収穫かなー。っていうのはちょっと残念でしょうか?
