とうとうやってきた。
(社)日本青年会議所 九州地区 福岡ブロック協議会 第2エリア野球大会当日が。
野上理事長率いる飯塚JCを倒す日が。
なんて大きな事を言ってはいるが、はっきり言って先日の最後の早朝練習に寝坊して参加してないので、ストライクが入る自信がない。
なので、不安で仕方がない。
ただでさえ不安なのに、朝迎えに来てくれるはずの坂井専務が寝坊で30分遅れてきた。
急いで行って開会式にギリギリである。
不安に、焦りが重なった。
とは言え、会場である田川市猪位金球場に無事に着いた。
坂井専務の運転のおかげである。
ただし、久々に乗り物酔いをした。
開会式が滞りなく行われ、早速第1試合である。
第1試合は、待ちに待った飯塚JCとの試合である。
世良監督がジャンケンに勝ち、先行を選択。
一番バッターは、僕である。
ピッチャーである野上理事長のボールを絶妙に選んで、フォアボール。
ノーアウトランナー一塁である。
先取点のチャンスなんだが、凡打とけん制球であっけなくチェンジ。
よそ見をしていてけん制でアウトになった僕は、罰金ものである。
野上理事長は無事にその責任を果たされた。
その裏の僕のピッチングはというと、ランナーは出したがみんなの守備のおかげで無事に0点で済んだ。
2回以降はピッチャー交代でも良いのだが、僕はもう1イニング投げさせてもらった。
これまた、みんなのおかげで何とか0点。
2回を終わって、0対0である。
「もしかして勝てるかも」という思いが脳裏をよぎった。
3回の裏は、野球経験者である吉田監事に交代して、僕の役目は終わったはずだが、セカンドの守備になった。
僕のところにボールは来なかったが、ヒットが続いて2点取られた。
ここで、やっぱり飯塚JCに勝つのは無理かなと思った。
試合は、その後直方JCが1点を返して、6回が終わって 1対2 である。
7回の表、最終回の攻撃となった。
ここで、逆転しなければ勝ちは無い。
ウソのような本当の話、ここからがメイクドラマである。
場面は、2アウト、ランナー1塁、松村委員長がそのでかい体にボールを引き寄せてデッドボールで出塁。
その後、ワイルドピッチで進塁し、2アウト、ランナー2塁、3塁。
バッターは、ゴルフがとても得意な石田副理事長。
みんなの期待を乗せた打球は左中間へ。
ランナーが2人ともホームに帰り2点追加。
バッターランナーである石田副理事長が一塁をまわったところでアウトになりチェンジとなったが、ついに逆転である。
7回の裏を0点で抑えれば、勝ちである。
ピッチャーは引き続き、吉田監事。
ランナーは出したものの0点に抑えて、試合終了。
初めてまともに試合に出て、勝利を体験した。
チームワークで、勝利をものにした。
決勝は、宗像JCと田川JCの勝者が相手である。