Mr.大江のGUITAR TREK

クラシックギターとスタートレックをこよなく愛するミスター大江のブログです。

ジョン最後のコンサート

2013-10-18 22:27:00 | ギター
昨夜は、半年前から楽しみにしていた「ジョン・ウイリアムス」の
最後のコンサートに行って来ました。

今年で引退表明したからなのか、何故か寂しくて仕方がない。

私にはギターを始めた頃からの「憧れの存在」そのもの。

東京の「S君」と共に、今は亡き友人「F君」とも「ジョン」について

朝まで語り合った記憶は今も鮮明に残っている。

4年前にIXYさんと行った「東京公演」も私には一番の楽しい思い出でも有る。


昨夜は幸運にも入手出来た待望の最前列。

それも右前方、ジョンのタッチから運指、顔の表情まで確り拝める

ベストポジションでした。

私とジョンとの間には何も遮る物は無い!

とてもリラックスした「ジョン」とは対象的に聴衆の私の方が

かなり緊張して肩が凝ってしまった。。


今回は生音での演奏かな?と期待していたけれどマイクを通していました。

バッハの1曲目が終わり、マイクの音が気になったのか「ちょっと待ってね?」と

英語で話した後、しばらく舞台裏へ移動・・そして組曲の2番目から

演奏しました。

2曲目からは音が急変しとてもスッキリした「空気感」に包まれました。

最前列で聞く音色は生音そのもの、直接ギターから音が聞こえて来ます。

ジョンの弾け飛ぶクリアーなキラメキ音に心から堪能しました。

※後半はPAの電気が消えていたとの情報も・・。

相変わらずギターとは思えないその雄大な表現と心地よい音楽に心から感銘。

ジョンの集大成とも言える音楽の世界をしっかり感じる事が出来ました。


ジョンの音楽に対して無表情とか歌心が無いとか言う人も

たまには居るようですが

これほどまでに崇高で爽やかな「青く澄み切った秋空」のような演奏は

他には有りませんね。


とても72歳の奏でる音楽では有りません。

バッハの曲、アフリカの曲、世界の様々なリズムとパワー

年令を感じさせない生き生きと漲るバイタリティー。

そしてカバティーナのあの優しさは一体「何なのか?」


斬新であり、新鮮であり、個性的であり、知的であり、愛情たっぷり!


どの音楽であってもすべて「ジョン」の美的世界で表現されている。

もう「素晴らしい!」としか表現出来ません。


それでも「ジョン」は引退してしまうのですね。。

何か考えが有るのでしょうね。。

やっぱり・・ちょっと寂しい。


でも、帰りに「電気文化会館」近くの「世界の山ちゃん」で

IXYさんとEさんと3人で久々の「乾杯!」


気分を変えて元気も出して

最後に一言! 

キング・オブ・ギター ジョン・ウイリアムス

「ブラボーッ!!」