台所で夜ごはんの準備してたら、
「ねえ、ぼく消えてる?」
と真剣な顔で聞いてきた次男くん。
…ん???
「消えてないよ??ここにいるよ??」
それまで、リビングの机でもの静かに何かをしていたのは知っていたけど、
何をしていたのかわからないので質問の脈絡がわからず、
どういう答えを求めて聞いてきたのかもさっぱりわからず、
頭の上にはてなマークを並べたまま返答したら、
もう一回、
「ぼく、消えてないの??あれ??」
???
「うん?消えてないよ??」
私の答えに納得がいかない顔の次男くん。
その後の様子を見ていると、
「…おかしいな。消したのに…。」
とぶつぶつ言って……
手に持ってる消しゴムでほっぺたをこすっているじゃないかー!
わはは!
そういうことか。
えんぴつが消しゴムで消えることを国語の時間に学んだんだろうね。
たしかに、今まで、
クレヨンとかペンでお絵描きしてたから、
書いたものが消えちゃうってことにびっくりだったんだろうね。
しばらくして、次男くん、元気よく叫んだ。
「ぼく、ぜんぶ消したら、とうめいにんげんになれるかな!」
わはは!
そのまま、まっすぐ育ちますように!