ゲオが半額キャンペーン中なので「キングアーサー」「トロイ」「ラストサムライ」という話題作を借りてきました。ミーハーですね。
いつものごとく感想とかいろいろ書きますけど、ネタバレを含むのでこれから上の三作品を見ようとしている方は読まないようにお願いします。
☆感想☆
トロイ
つまらないです。進行が全体的にもっさりしてて退屈です。
製作者の頑張りは見えるんですがどうも面白くない。
アキレスがアキレス腱を撃たれてやられるところは完全再現。
見所は
ふんどし姿なのにやけに神々しい神さま、通称「ふんど神(ふんどしん)」と
戦死者を葬る際に目の部分にメダルをのせて↑の画像のような面白い顔にしてしまう妙な風習(黄泉の川の渡し賃だそうです。昔から地獄の沙汰も金次第だったんですね)です。
この変な風習は主人公である
アキレスにとっても逃れ得るものではないので、ラストの感動シーン(なのか?)でも容赦なく↑の画像のような顔にされてしまうのが悲しいところですね。
一応アングルは変えてあるものの面白い顔に変わりはないです。南無。
キングアーサー
トロイよりマシですけどやはり面白くない。戦闘シーンなんかは及第点(時代考証が多少変)ですが
登場人物の数の割りに、それぞれのキャラの掘り下げが全くと言っていいほどなされていない。
そのおかげで、最後まで見ても登場人物の名前すら覚えることが出来ない始末。
とりあえずアーサーとランスロットは
役所広司に似ているので覚えることが出来ました。
他には鳥を肩に乗せている人がトリスタン、坊主頭がボースと、シャレの利いたネーミングです。
しかし主要キャラ同士が微妙に似てるし激しいシーンになるとますますわかりづらくもうお手上げ。しかも坊主頭は二人いるのでどっちがボースだかわからない。
好きな人は好きだろうけどあまり手放しにはお勧めできない映画。
ラストサムライ
まずうちの父親は、洋画は字幕だと落ち着いて見れないから吹替え派なんです。
だから吹替え版を借りてきたんですけどね。もうこれが酷い。
トムクルーズ声は始めのほうはしっかり日本語に吹替えられていたんですけど
日本人に日本語を教わり(?)少し日本語を話すようになるところから急に片言になります。
おいおい、
お前さっきまで流暢な日本語喋ってたじゃねえかよ。何が「オカワリ」「ハシ」だよ。これだから吹替えは嫌いなんです。
小雪の水浴びを見てしまったトムクルーズが軽く謝るシーンなんてのもあります。本来ならあの時代、裸を覗かれたり強姦されたりしても女が悪いって事になってたんですけどね。まあトムクルーズだから仕方ない。
さらに、トムクルーズが山を散策する際になぜか
大仏が。いやいやなんでそこに
大仏置くんだよ。お前絶対日本に対する偏見だけでこの映画作っただろ。そこに置くべきは地蔵だろ。
そして大詰めの合戦シーン!(省きすぎ)
旧体制軍(主役側)が一斉に新体制軍に攻撃をかけます。
しかし新体制軍はガトリングガンを用意していた!ちなみに、旧体制軍全員が馬に乗ってたり大将が先陣切ってたりしたんですけどツッコむのは野暮かと思い控えました。映画ですし。
新政府軍のガトリングによってトムと渡辺謙以外全滅。トムと渡辺も撃たれて重傷です。この時代の戦争なんて全軍の三割が死亡するだけで大合戦扱いなのに全滅だなんてありえないとツッコみたいところですけど野暮なのでやめましょう。映画だし。
そして、渡辺が「死ぬのなら刀で…」などとヌかすのでトムが刀で止めを刺してあげます。ここ感動するシーンです。
すると、新体制軍もトム&渡辺の武士道に感動したのか全員で土下座。土下座かよ。
そこで場面は変わって、
天皇がアメリカに理不尽な条約締結を強要されているシーンへ。なんとも弱腰。
そこへトムクルーズが颯爽と参上!お前生きてたのかよ!謎の外人が何で天皇に謁見できるのかとかいろいろとツッコむこともままならないほど関心。映画ですしね。
この映画の総合的な感想は、まあ、この映画は外人の日本に対する誤解(日本人は未だ帯刀してるだとか)を助長するのではないかと。ネタ的には結構面白かったですよ。
確かこの映画のCMって感動の涙が止まらないといった様子の客を写しまくったCMだったと思うんですけど、泣き所わかりません。どうでもいいですけどああいうCMは嫌いです。
なんかすごい長文になってしまった。マンネリを打破しようと変な手法を取り入れてしまったし…
うん、まあブログなんて自己満足ですもの。勉強の息抜きさ…
ちなみに↑の三本と一緒に借りてきた
砂の器(昔のやつ)の方がよっぽど面白かった。というか名作です。去年やってたやつも面白いですけど。
古くても良いものは良い。そして松本清張は偉大。
なんつーシメだ。