午後
なんとなく誰も来ないかな…
と思ってたら
塔婆を取りに80代のおじいちゃんが来た
妻の十七回忌塔婆である
『暦をみたら親父の三十七回忌なんだよな…
お盆に亡くなったから
今までは施餓鬼塔婆で済ましてたけど
もしあれだったら
三十七回忌塔婆の注文にきます』
『分かりました』
約40年間
塔婆をあげなかったのに
急にどうしたんだろ
先日、集団墓地の代表に就任し
《仏事を改めてキチンとやらなくてはいけない》
と思ったんだろうか
大黒さんが
何年も墓地管理費未納で
他県に探しに行った方は
おじいちゃんの兄の孫である
『私が墓を守ります。
8月にお寺に伺います』
約束してくれた
不思議なものである
点と点が繋がると
その繋ぐ線は太くなる
お寺がお檀家さんが頼れるべき所と
思ってもらえれば
皆さん決して蔑ろにはしない
太い線となって
寺を支えてくれる
今回、大変だったけど
思い切って
境内墓地の管理を整理して
本当に良かった