7月になったばかりなのに、はや台風3号。
しかも近畿(和歌山)に上陸した。
時速55キロ、というから乗用車並みのスピードで駆け抜けた。
台風一過とでもいおうか、夕方には雲海と夕焼け。
これで、落ち着くか?と思ったら梅雨前線が停滞。
日本海沿岸に大雨をもたらした。
福岡、大分では「かつてない大雨」の物騒な気象庁会見まで。
気まぐれ暴走は、安倍政権だけにしてもらいたい。
で、都議選。
小池ファースト旋風が吹き荒れた。
安倍政権を吹っ飛ばす勢い?
好き放題の安部1強支配に風穴開けた?
大半の論調。
いいことづくめか?
ちょっと待て。
大阪で旋風巻き起こした橋下維新は安倍政権に近かった。
卒業式に君が代斉唱に従わなかった教師を糾弾。
小池ファーストも同じ。
新党立ち上げ、党首が人気を支え、新人が大量当選。
議会の第1党に躍り出る大旋風。
何から何までそっくりな道のり。
都議選明け、すぐ小池百合子は代表辞任。
後釜代表に据えたのは小池の特別秘書の野田数(43)。
「教育勅語」「大日本帝国憲法復活」「国民主権放棄」を唱える超右翼だ。
秘書をしていたアントニオ猪木参院議員から公金横領などで告訴されていた。
投票した人は思うだろう。
「反安倍、横暴・自民に鉄槌!」
その旗印で、都民ファースト新人39人を都議にしたはず。
都政は国政ではない。
なるほど、憲法、安全保障が論点ではない。
東京五輪であり、築地市場移転問題だ。
小池ファーストは羊の皮をかぶった狼だった。
選挙が終われば「都民」ではなく「国民ファースト」
小池はいけしゃあしゃあ。
都知事は踏み台ですよ、と宣言したようなもの。
超右翼的な森友学園に肩入れ。
改憲など安倍政権と思想的に近い。
安倍ー小池ファーストー維新。
超右翼トライアングルが出来上がったことを忘れてはいけない。
◆野田数(のだ・かずさ) 1973年8月27日、東京・東村山生まれ。早大教育学部ー東京書籍ー小池百合子秘書ー27歳で兵庫7区から衆院選出馬も落選。30歳、自民党で東村山市議。36歳、都議。39歳で自民離党。東京維新。アントニオ猪木参院議員秘書。16年、小池都知事の特別秘書。都民ファーストの会代表。
庶民は思想的なことまで、投票権に求めていません。
庶民は、慎ましく平穏な暮らしに投票です。
現役新聞記者が、時の権力者におもねるのは
容認できませんが、一面仕方ない。
何時か、入念に装った虚飾の仮面を
打ち砕けるのは、OB記者です。
公正、公平、中立
思想は個々の自由ですから
客観的事象を発信して頂ければ参考になります。
それより、大阪の都構想の方が気になる