昨朝この冬、初めての雪が舞った。
粉雪ではあったが、うっすら地面を白く染めた。風はつめたかった。
よく同年代の人と話すのだが「我々の小さい時はもっと寒かったよな」
そう、歩いていると、耳が千切れそうな寒さ。指先がかじかんで 息を吹きかけないと動かない寒さ。手の甲や、足の指先はしもやけで真っ赤になり、かゆくてたまらなかった寒さ。歩きながら吐く息は真っ白な寒さ。
でも、靴下などはかず、手袋もせず、下駄をカラカラ鳴らしながら、駆け回り、三輪車や、コマを回して 遊びまくっていた。鼻を垂らしながら、それも青洟を鼻の穴から2本線。垂らすと毛糸のセーターをテカテカにして,洟を拭いていた。
温暖化といわれるこの季節。確かに12月というのに コートを着る時期がずれているのは間違いない。
ドカ雪が有名な新潟に故郷のある人に聞いても「1メートルの雪なんか、珍しくなかった。だけど、今は50センチも積もれば・・・」しかし、若者のいない故郷で雪下ろしは一仕事だそうで、その点では温暖化も捨てたものではない。
さて、その寒さに対する感覚。これは栄養状態もあるのではなかろうか?
寒かったり、あかぎれや、しもやけなどは、まさに栄養が不足していたのではなかろうか。家の中は、隙間から寒風が入り込んだり、今のきっちりしたサッシの窓ではなく、ガタピシした窓の木造住宅でも耐え忍んでいたのだから。
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