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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

ハゲじゃない!髪が細くなった

2019-01-12 | 日記

ふと気がつけば散髪するのを忘れていた。
まる2ヶ月、放ったらかし、だった。

例年なら正月前には、さっぱりしていた。
年末年始、というより、昨年暮れの2ヶ月は特別。
最愛の友との惜別の濃密な時間だった。
理髪時間など、とるに足りない。
暇がなかったわけでもない。
する気にならなかった、というのが正直なところ。

か、といって若いころのような、伸び放題というわけでもなかった。

頭髪は若い頃、硬い方だったので、伸びると法界坊の如くボリュームたっぷり。
朝、目覚めると寝癖が酷かった。
必死で頭から水をかぶったものだ。



学生時代は、自分で刈っていた。
頭を触られるのが嫌なのと、散髪代惜しさである。

老いると、これが不思議。
髪の毛が逆立たない。
だから伸びても、気になるほどではない。
それどころか、風呂に入ると地肌が透ける。

幸い、まだ「禿げる」というところまではいっていない。
けれど、気にはなる。

「ジィジ、禿げてる」
もうすぐ
5歳になる孫がどこで覚えたか?

きっと娘家族が陰で言ってるに違いない。


昔は縮れ毛や髪の毛が寝てる連中が羨ましかった。
ピシャッと収まっている。

散髪屋で聴くとこういう。
「歳を取ると毛が細く、弱くなるんですよ。毛根が弱くなり抜けやすくなるし」
なるほどだ。

そういうことなのか。

ただ、ロン毛の経験があるのに、今では耳にかかるのが嫌でしようがない。
だから、電気カミソリのきわぞりの機能を使う。
「これ、ご自分でされた?うまいもんですね」
プロにかかると、ちょっとしたことがすぐに分かるようだ。

マグロ船長は散髪屋の長男坊だった。
早くに駆け落ち。
店を継ぐこともなかった。

さて、頭はサッパリした。
だが、まだ、最愛の友の死で頭の中は、まだ、スッキリしない。