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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

孫娘が「モデル」デビューした

2018-09-11 | 日記

1つ半の孫娘が撮影会。
モデルデビューしたぞ(笑)
男性カメラマンが二人。
あちこちからカメラを構える。



どこ吹く風の孫娘。
なかなかの女傑ぶり。
なかなかの堂々ポーズ。
言われてもないのに、公園の遊具にチョコンと座った。
やおら、ゆっさゆっさ。
揺らしながらのカメラ目線。
時折、ニッと笑う。

パリコレではなく、ナニコレ?

次に、ここだけではだめでしょ。
とばかり、滑り台に向かってヨチヨチ駆け寄る。
つたない足で階段を登り、登り、途中で、ニッと笑う。
これもカメラ目線。
カメラマンがこりゃ、いい、と孫娘が滑り出すところを狙う。
で、何度も何度も繰り返し、滑った。
さて、カメラマン氏、どこをどう切り取るか?

20ヶ月のモデル嬢初の撮影会は終了した。



娘によると市の広報誌に来月掲載されるとか。
「元気なお孫さんですね」
先輩らしき方のカメラマンが声かけてきた。
「そじゃろ、そじゃろ」

「泣いたり、隠れたり、なかなか笑顔を作ってくれない子供が多いんです」
「じゃろ、じゃろ」
元気だ、と言われると、無意味でも、ジジ馬鹿は嬉しい。

嬉しさ高じて滑り台によじ登って、撮影会風景の撮影。
「お爺ちゃんの方がはしゃいでる!」
白い目でつぶやく声が、どこかから聴こえてきた。



襟裳岬に41時間ぶり電気ついた

2018-09-11 | 日記

襟裳岬も地震の影響で停電だった。
当初は震源地から遠いので大丈夫かな?と思っていた。
一応、念のため連絡をとった。
漁師カズに問うた。



「地震の被害はありません。でも、停電です。復旧の見込みはありません」
震度3か4の襟裳岬が、えっなぜ?と思った。

報道をみて知った。
北海道全体が停電だ、と耳を疑う報道。
あの広い全道295万世帯が?
ホワイトアウトではなく、ブラックアウト?
耳慣れない言葉が出てきた。
北海道全体の発電所の中心が震源地にあったのだ。
苫東厚真発電所。
ここの機能がストップすると、他の発電所が自動的に止まる。
パンクしないように自動的にそうなるらしい。

天災は人知を超えたことが起きる。

阪神大震災の長田区の大火災。
東日本大震災の福島原発爆発。
熊本大地震では連続で発生した余震が先に起きた揺れより強烈だった。
今回の台風21号もそうだった。
600本もの電柱がなぎ倒され、大規模停電。
加えてタンカーが関空連絡橋に激突、機能マヒに陥れた。



どちらにしても、コンブ漁が一段落。
秋鮭漁に切り替わる季節だ。

「41時間ぶりに通電しました」

漁師カズがホッとしたように連絡をくれた。
ただ、停電は農漁村の人たちには死活問題。

酪農では乳牛の搾乳は機械化されている。
すべて停電でストップ。
さらに人海戦術で手で絞っても、冷却保存が出来ない。
「手作業で搾乳しては廃棄する」という。

漁民のカズも同じだ。
漁獲した魚は保存できない。
「台風、地震以来、初めて秋鮭の荷揚げが許されました。でも、コンビニ、スーパーは共に品がなくて困ってます」

何か送ってやらないといけない。



思えば昭和30年代の襟裳岬はまだランプ生活だった。
電気を引っ張ってきたのはカズの亡き父・佐々木一実だった。
とにかく先見の明があり、合理主義者。


襟裳では飛びぬけた切れ者だった。
昆布漁は合図とともに舟を一斉に沖に出す。
源平合戦さながら殺気立つ。
乱獲を避ける手段でもあった。

しかし、オヤジは慌てなかった。
「ちゃーんと、コンブの生えてるとこは調べてある。分かってるべ。まっすぐ漕ぎ出せばいい」
そんなオヤジが引き込んだ、電気が停電した。
「また、ランプ生活に戻るべか?」
焼酎に味の素ふりかけて、天国で豪快に笑ってるか?

襟裳には鉄道は通っていない。
西は様似まで、東は帯広までの陸路。


それこそ「何もない襟裳ですぅう」では困るのだ。

吉田拓郎の歌どころではない。






震度7で初めて知った地名

2018-09-11 | 日記

震度を測るのは現在機械による。
震度階級はかつて、体感などでおおよそで測定された。
そんな測定法の最後は95年1月の阪神大震災だ。


以来、最大震度7を記録したのは、今回の北海道大地震(正式には胆振東部地震)で5度目。



21世紀になってはや4度。
まさに地震活動期だ、といって過言ではない。

大地震の報に触れるたびに新たで、珍しい地名が頭に刻み込まれる。
おそらくフリ仮名がなければ、地元の人しか読めない。

04年10月の新潟県中越地震では山古志村
11年3月の東日本大震災では亘理町、閖上町
16年4月の熊本地震では益城町
18年9月の北海道大地震では厚真町



被害が甚大だった地域なのでニュースで散々報じられた。
私も取材を通じて初めて知った町の名が多い。
錦鯉で著名な山古志の村長(長島忠美=故人)と知り合ったのもそうだ。。

津波で跡形もなくなった閖上町も…。
皆さんは、ニュースに触れて、もう読めるだろう。

今回、大規模な山崩れで呆然とした厚真町にしても、普段は自然豊かな町だった。
数秒前まで流れていた日常が一瞬にして崩れ去る。

念のため、正解を記しておく。
上から「やまこし」「わたり」「ゆりあげ」「ましき」「あつま」。

◆震度7(気象庁)◆立っていることが出来ない。這わないと動けない。揺れに翻弄され、動けず飛ばされることもある状態。