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強いわ大阪桐蔭センバツ連覇

2018-04-04 | 日記

あれだけ晴れ間が続いた天候が、センバツ決勝終了した夕方には崩れてきた。
風が吹き、雨がポツポツ。
満開の桜は文字通り花吹雪になった。

甲子園は飛騨の怪物・根尾昴が投打で際立った。
準決勝の8回無失点99球ロングリリーフ。
そして決勝は先発で2失点完投。
打って18打数9安打8打点。
2年連続で優勝の瞬間はマウンドにいた。



高校ジャパン主砲の藤原恭大は2戦連続タイムリー長打。
準決勝で180球でヘロヘロに成った智弁和歌山エースが敵ではなかった。
5-2という点差以上に力に差があった。
昨夏、秋、春と今回で智弁は大阪桐蔭にこれで4連敗。
大きな壁になっている。

ドラフト候補7人を抱える大阪桐蔭ナインは自信があふれていた。
エース平田龍輝を先発させられない中で、継投は終盤に徐々に重圧を感じた。

2点を先制された大阪桐蔭の根尾は、140キロ台の速球と切れ味鋭いスライダーで持ちこたえた。

36年ぶりのセンバツ連覇はPL学園以来3度目。
大阪桐蔭は当時(81年・エース西川、82年・エース榎田)のPL学園に匹敵する強さだ。
センバツは記念の90回大会を制した。
夏は100回記念。
春夏連覇と節目に大阪桐蔭が二つ目の花を飾れるか。

◆大阪桐蔭90回記念センバツ大会足跡◆
【2回戦】14-2伊万里
【3回戦】5-1明秀日立
【準々決】19-0花巻東
【準決勝】3-2三重
【決 勝】5-2智弁和歌山


◆過去5年のセンバツ決勝戦◆

▼2014年 龍谷大平安6-2履正社
▼2015年 敦賀気比3-1東海大四
▼2016年 智弁学園2-1高松商
▼2017年 大阪桐蔭8-3履正社
▼2018年 大阪桐蔭5-3智弁和歌山


センバツ決勝は2年連続「近畿大会」

2018-04-04 | 日記

とうとう2/36になったか。
1日休みの3日、センバツ準決勝が行われた。
4日、近畿勢同士の決勝戦が行われ36代表の頂点を決める。
昨秋の近畿大会Vの大阪桐蔭と準Vの智弁和歌山。
センバツ決勝は2年連続「近畿大会」だ。
昨年は大阪桐蔭8-3履正社。

智弁和歌山12-10東海大相模
大阪桐蔭3-2三重                          



約2週間、我が書斎の勝負チェックもゴールを迎える。
甲子園の記者席に貼ってチェックした癖が抜けない。
困ったものだ。
現役を離れても、大会中、これをしないと落ち着かない。
習性とは恐ろしい。

それにしても90回記念大会は雨天中止、順延が1日もなかった。
天候不順な春の甲子園にしては珍しい。

大阪桐蔭は組み合わせに恵まれた。
初戦は21世紀枠の伊万里戦。
順調に勝ち上がった。

関心は相手はどこか?だった。
案の定、大阪桐蔭は圧勝の進撃。
14-2伊万里
5-1明秀日立
19-0花巻東

大勝の連続で投手を酷使せずにすんだ。

西高東低が相変わらず目立った。
ベスト8は東は花巻東(岩手)と東海大相模(神奈川)だけ.
後は大阪桐蔭、智弁和歌山、三重、日本航空石川、星稜(石川)、創成館(長崎)



そうはいっても、例年、不思議と決勝は東西対決になる。
最後は東海大相模が勝ち上がって、実現か?と思ったらずっこけた。

高校野球にミスはつきもの。

とはいえ、6回に3エラーが集中し突き放された智弁和歌山に勝機はない。
ところが5点差をひっくり返し乱戦を制した。
高校野球はわからない。

実は守乱の前の智弁ベンチは凍り付いていた。
逆転2ラン被弾した捕手に高嶋監督が、鬼の形相で怒鳴りまくっていた。
ナインは萎縮したのでは?

せっかく4点ビハインドを追い付き、逆転した直後のホームラン。
わからんでもないけれど。
甲子園歴代1位の68勝監督の鼓舞の仕方が裏目に出た。

正直そう思った。

それにしても決勝の智弁和歌山のマウンドは苦しい。
185センチ右腕エース平田龍輝は延長を180球投げ抜いた。
強打の大阪桐蔭相手にはつらい。
ハンデをあげたいぐらいだ。



91年夏の甲子園決勝戦の取材を思い出す。
大阪桐蔭が初出場初Vした大会だ。

沖縄水産のエース右腕・大野倫はヘロヘロで先発した。
6試合オール完投。
決勝戦まで4連投。
萩原誠(阪神ドラ1)に被弾するなど13失点の滅多打ち。
大会後、773球を投じた右ひじは疲労骨折していた。

大野ほどではないが、ヘロヘロ右腕の平田がまたもや大阪桐蔭を相手にする。
歴史は巡る。

それにしても、近畿勢の強さが際立つ。
過去5年で決勝に進んだ10校のうち7校が近畿勢。
大阪桐蔭が優勝すれば5大会中4度の優勝となる。
仕方ないとはいえ。
これでは関東以北はセンバツに白けムードになるのではないか?

◆過去5年のセンバツ決勝戦◆
▼2014年 龍谷大平安6-2履正社
▼2015年 敦賀気比3-1東海大四
▼2016年 智弁学園2-1高松商
▼2017年 大阪桐蔭8-3履正社
▼2018年 大阪桐蔭 - 智弁和歌山

◆智弁和歌山の今大会足跡◆
4-2富山商
7-4国学院栃木
11-10創成館
12-10東海大相模