こちら噂の情報局

酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

衣替えの季節~ゴタゴタ”文春砲”総本山 

2018-05-31 | 日記

過去2年間の5月ラストデーの書き出し。

《昨年の5月31日付ブログ》

新緑の5月が終わり、ジューンブライドの6月がすぐそこ。
梅雨の季節になる。
ジメジメしたいやな季節がやってくる。
世間にもスッキリしない話題が続いている。

《2016年5月31日付けブログ》
梅雨空になりつつある。
ジメッとした空気が流れる。
重責にある人間にとって落ち着かない株主総会の季節。



外はいま、大雨。
前日はくっきり綺麗な満月が出ていた。
「雨のにおいがする」といった人がいた。
ポエムだ。
実際に降ったから驚きだ。
確かに月に傘がかぶったりすると雨になる、とは聴く。
だが、におい、というのは面白い。

文章を記す時は、書き出しにこだわる。
漫才で言う「つかみ」落語の「枕詞」。

新聞記事というのは頭でっかち尻すぼみが鉄則。
朝夕の多忙な時に読むからだ。
だから、大事ですよ!という記事は見出しがでかい。
価値の大小で段々、小さくなる。



記事は忙しい最中に目に留めてもらうために、大事な部分から書き出す。
後は読み捨ててもいい。
大事なニュースが入稿すれば、頭は削れないから、後ろを削れるようにするためだ。
活版活字印刷時代から140年の歴史が生んだ知恵だ。



で、当ブログは新聞記事ではない。

日々の関心あること。
どこかで酒の肴になればいいな。
読み返して、ああ、こんなことがあった、あんなことがあった。
それこそ「独断と偏見」で記している。

ちなみに遡るとー。
2015年は尾張の怪物ボクサー田中恒生について。
2014年は覚せい剤騒ぎのASKAについて記している。

5月から6月。
衣替えの季節でもある。
それは企業もそうである。
株主総会ラッシュで組織も衣替えのシーズンだ。



一般の人はあまり関心のない役員人事記事。
我が身も末端に居たこともあり、知った人もいるメディアの株主総会記事は目に止まる。
「ああ、M君は出版社の役員になったんだ」
「ん?T君は常務に昇任したんだ」

役員人事は新聞記事になる。

目を引いたのは文春砲の総元締め文芸春秋社のゴタゴタ人事。
現社長が会長に就任、息のかかった編集畑ではない人物を社長に引き上げる。
この人事に部長ら管理職が意見書を提出。
「独裁を許さんぞ!」となった。


西郷さん、大久保利通が文春社内にいた?

モノ言える組織、このバランスが難しい。
正常になるか、混乱を招くか。

日大の田中ー内田の独裁腐敗理事会の参考にでも、してもらいたい。
出世、保身に走る…醜い人たちの末路はみっともない。




新聞のない悲しい光景

2018-05-30 | 日記

通っている病院のロビーに報知新聞が置いてなかった。
正確にいえば、新聞立てそのものが無くなっていた。

大手の総合病院だ。


《カット写真は別の病院》

スポーツ紙の中で唯一、報知新聞はアダルト面がない。

認知されてるんだ、と嬉しかったところだ。

実は在任中、思い切ってアダルト面を廃止したのは私だった。
少年野球面などあるのに、これはいかがなものか。
飛行機や電車などの公共交通機関、病院、診療所などの公共施設でも、安心して読めるクオリティーの高い紙面に、との決断だった。
販売局からは反対され、駅売りなど即売面の部数が落ちた。
批判も受けた。
目先の利、よりも先を見たつもりだった。

だから、通院中の病院に報知新聞があったのが、嬉しかった。

悲しい光景は3か月ぶりに持病(糖尿病)の薬をもらいに行って知った。
元来は1ヶ月定期的に診断に来なくてはいけない。
面倒で、診療をサボっていた。

雑誌立てはあるが、見てみると古いものばかり。
経費削減、節約、それとも経営危機なのか。

知人はいう。
「病院に置いてある雑誌や新聞は病人が触っていて、細菌がウヨウヨ。手から院内感染します。FBなどネットで時間をつぶしなさい」
「電子新聞の普及もあるんですかね」

元業界の知人はいう。
「昔は電車の中で、新聞を見ている人が多かった、今はほとんどいない。スマホだらけ。一般家庭でも新聞を取らなくなった。ただ、電子新聞は余り普及してないですね」

どちらも、時代の流れを言い当てている。

新聞触って細菌感染は同意しかねるけれど。

孫たちの今の世の中、除菌、無菌、
滅菌を声高に言い過ぎる。
赤ん坊は何でも触って、体内に菌を取り込む。
耐性、抵抗力を自然に育むのだ。
最近注目される腸内フローラを人が最初に取り入れるのは、出産時だ、という。
母親のウンチの一部を吸い込んで体内に取り入れるのだそうだ。

また、横道にそれた。
元に戻そう。

ネットの記事はほとんどが新聞記事。
手間隙かけて、母屋を乗っ取られた気分。
朝刊は文庫本1冊の情報量、といわれる。
価格はワンコイン少々、コーヒー1杯分にもならない格安。
新聞業界の先達がネットを甘く見て、無料で情報を渡したのが、現代では自らの首を絞めている。
「情報はタダではない」
それが我々が生きてきた世界だった。

活字離れ、とはいうが、情報離れではない
新聞社で禄を食んだ我が身としては、受け入れ難い。

で、定期的に採血、診察しているがドクターが言った。
「右肩上がりですね」
「ほー、そりゃいい」
「いえいえ、218⇒328。平均値が150ですから倍になってます。血管がボロボロになりますよ」
中性脂肪の数値の話だった。
「新聞の販売が右肩上がりか?と(笑)」

ジョークが女医に通じないのは当たり前だった。


小説「極ワル日大アメフト暗黒物語」《2》

2018-05-29 | 日記

日大理事長室から、ちゃんこ料理店「たなか」に移動した。。
JR中央線の阿佐ヶ谷駅前ロータリーから歩いて3分。
田中理事長夫人・優子の実家を改装した店だ。
演歌歌手だった夫人の人脈も広い。

これまでも要人とのパーティー、密談の会場として田中は利用してきた。

いわば「日大理事長分室」ともいえる。

入り口から奥まった掘りごたつの部屋に田中は、ノッシノッシと入った。
後に内田、井上コーチ、少し遅れて日大総務部長で常務理事の石井進も続いた。
汗をかきながら大里裕行管財を仕切る常務理事が駆け込んできた。

ちらっとその様子を見た田中が口を開いた。

「おい、井上とかいったな?ブルブル震えてるんじゃねえ。明日、すぐに会見するんだぞ。あの学生でさえ、堂々としていたんだ。しっかりせい」
注ぎ込まれたビールを一気に飲み干し、田中はドスを利かせた。

「内田!井上に飲ませてやれ」
71歳の田中と62歳の内田は9つ違い。

「は、ハイ」
内田が、そばに立っている日大相撲部員にアゴでしゃくった。
相撲部員はいつも、給仕役に借り出されている。
店から程近いところに相撲部の寮がある。
何かあると、借り出される。

相撲部員が井上にジョッキを手渡した。

「いいか、内田は知らぬ存ぜず、曖昧でいい。井上!お前がすべてかぶれ。監督の指示ではなく、私が言い過ぎた、とな」
田中は末席に座る広報部顧問の米倉久邦の方を見た。
「先生、これでいいですね」
「ええ、徹底して、しらばっくれればいい。後は適当にあしらうから、私に任せなさい」
ワシントン特派員や経済部長を共同通信で歴任した米倉は紳士然としている。

「理事長、それと、ですね」
米倉が田中の耳元でささやいた。
相撲部員を席から外すように告げた。

「分かった」
田中は3人の部員に目で合図した。

「明日の会見時間ですが、ギリギリの時間に共同(通信)にFAXして欲しい」
「ん?なんで?」
田中と内田が顔を見合わせ、いぶかしげな表情を浮かべた。
「会見はギリギリに知らせるのが、いいんです。質問が混乱するし、準備時間を与えると厄介なんです」

「ほー、さすがプロですね」
「ええ、大抵、同じ質問を繰り返すようになるんです。テレビはワイドショーがそれぞれ独立している。絵になるように、競って、つまらん質問しますから」

「フムフム」
「そこで、です。私がいいます。同じ質問ばかりなので、ここらで終了します、とね」

日大広報室は、緊急会見当日の朝、メディアにこう告げていた。
「対応も会見も本日は行わない」
メディアを混乱させる作戦だった。



会見開始1時間前の夜7時。
夕方のニュースは終わり、娯楽番組ばかりのゴールデンタイム。
米倉の戦略どおり、緊急会見の告知FAXを送信した。
もちろん、テレビ、新聞、雑誌メディアは焦った、慌てた。
「な、ナンだ、今頃」
報道局は緊張が走った。
夜の町に繰り出す記者やレポーターをかき集めた。

テレビは夜のニュース、新聞は朝刊記事の差し替えなどの対応に追われる。
ジックリ質問、解説する時間の余裕がなくなる。

外は雨も降っていた。
急きょ300人近い報道陣が駆けつけた。
報道陣の質問も混乱。
現場は、米倉の目論見どおり。
テレビ局主導で、自らの「絵(画像)を撮る」のに必死の質問。
その空虚さで、新聞、雑誌などの活字メディアの舌打ちが聴こえた。

米倉らは、ほくそ笑んだ。

だが、指示を否定したものの、内田の頭の中は混乱していた。
「指示した覚えはない」
「QBへのラフプレーも見ていなかった。ボールの方を見ていた」

実行した宮川は前日の会見で真実を話した。
世論受けも上々だった。
そのまじめな態度と理路整然とした口調に、全国が共感した。

これはまずい、と考えた田中ー内田ライン。
世論を逆転しようと画策した緊急会見。
だが、ウソの連続なので、長引けば長引くほど、辻褄があわなくなってきた。

「いいか、シラを切り通せ」
百戦錬磨の理事長はちゃんこ店での謀議で念を押していた。

「ちょっとまずい」
状況を悟った米倉はマイクをとった。
「同じ質問が多くて、もう終わります」。

会見場は報道陣から怒号が飛び交った。
「誰も納得してない。日大ブランドがあなたのせいで落ちますよ。皆さん見てるんですよ」
米倉は一瞬、ひるんだが咄嗟に返した。
「落ちません。見ていても見てなくてもいい」

大先輩記者に向かって、若造らが何をいう。
大通信社の論説委員長まで歴任した米倉は、プライドを傷つけられ、カッとしてしまった。
「しまった!」と思ったのは遅かった。
失笑どころか、新たな火に油を注いだ。

自宅で側近とテレビを見ていた田中は眉間にしわを寄せた。
「まずかっぺえ」
青森・北津軽出身の団塊世代の71歳。
咄嗟に津軽弁が飛び出す。

田中は日大闘争全盛期には全共闘潰しに活躍した。
星野仙一が明大闘争で体育会の先頭を切って、全共闘学生らを蹴散らしたのと同じ。
田中は日大、星野は明大の上層部の覚えめでたくなった。
相撲部監督として、舞の海や久島海、高見盛ら大相撲へ送り出した。
その後は、とんとん拍子。
理事長まで上り詰めて10年君臨している。

3年前にはJOC副会長まで歴任。
だが、山口組・司忍組長との2ショット写真が流出。
騒ぎになったが、シラを切りとおした。
「あれは合成写真だ」
ここにもシラを切り通せば、スキャンダルは風化する。
その信念だった。

シラを切り通す。
修羅場だらけの田中の人生はこれで乗り切ってきた。

「内田よ、お前のところでせき止めろ。いいか。今度はいざとなったら、学長の大内に会見させろ」
状況の悪化に田中は携帯を鳴らした。
相手は総務部長で常務理事の石井だった。

≪続く≫



マー君VS大谷 黄金劇場NY序幕

2018-05-28 | 日記

大リーグのメッカで日本を代表するスターが対決した。
田中将大VS大谷翔平

ベースボールの本場・全米さえ注目した。
エンゼルスの4番とヤンキースのエース。
実に誇らしいではないか。




過去にもあった。

野茂英雄VSイチロー。
野茂英雄VS松井秀喜。

ダルビッシュVSイチロー。

彼らの対決はそれはそれで、見ごたえはあった。
だが、どちらかがピークを過ぎていた。

全米に彗星の如く現れた二刀流の怪物・大谷。
名門ヤンキースでエース級の活躍をするマー君。
どちらも20代だ。
5月28日(日本時間)2時05分
日本野球のメモリアルデーだ。

舞台は大リーグのメッカ、ヤンキースタジアム。

マー君が先輩の貫禄を見せた。

4番DHに座った大谷。
エンゼルスのソーシア監督も粋な演出。



初対決はフルカウントから大谷が空振り三振で倒れた。

二人の対決は日本時代13度ある。
24連勝して日本ラストイヤーだった田中。
まだ18歳ルーキーだった大谷。

11打数ノーヒット6三振2四球。
まるで勝負にならなかった。

「どれだけ距離が詰められているか、離されているか、楽しみです」
そういっていた大谷は3打席対決して2三振1四球の完敗。
結果だけ見れば差は詰まっていない。

だが、マー君は日本時代と違った。
ストレートだけの見下ろしたピッチングではなかった。
あらゆる持ち球を駆使した。

マー君は今季6勝目。
大谷は自己ワーストの3戦13打席(9打数)連続ノーヒットで終わった。

レギュラーシーズンでの対戦は、今季もうない。



抑えるのは簡単ではない 神経使った
▼田中将大「「直接対戦するのは投手と打者。そういう意味で、ファンは、こっちの方が良かったんじゃないかな。もちろん彼を抑えることは容易ではない。これまで凄い打ってたし。神経を使う部分ではあった。選球眼がいいので、くさいボールを振ってこなかった。今日は僕が抑えた。次はわからない」

素晴らしいコントロールだった
▼大谷翔平「全体的にどの球種も、しっかり制球出来るのは日本でもそう。今日も凄くいいところに投げていた。審判も巻き込んで、ストライクと言わせるような、そういう素晴らしいコントロールがあった。ボールの見え方とかは進歩はしているかな?と思う。(チャプマンとの再戦は)思い切っていった。でも、やっぱりファウルになって、球の強さというのは、1日やそこらでどうこうなるものではない。もらった四球ではなくて、しっかり取った四球なので、進歩している」

◆大谷翔平の成績◆
★5月26日1-2ヤンキース(NY)※は左腕
5番DH【3打数0安打】セベリーノ

(1)三振(2)四球(3)遊ゴロ(4)※遊ゴロ
★5月27日11-4ヤンキース(NY)
5番DH【4打数0安打1打点】グレイ
(1)空振三振(2)押し出し四球(3)空振三振(4)遊ゴロ併殺(5)遊ゴロ

★5月28日1-3ヤンキース(NY)

4番DH【2打数0安打】田中将大
(1)空振三振(2)四球(3)空振三振(4)※四球
30試合 打率.291 103打数30安打20打点

◆田中将大の5月成績◆
★5月4日・先発6-5アストロズ(ヒューストン)
7回0/3(83球)3失点5安打5三振1死球
★5月10日・先発9-6レッドソックス(NY)
5回1/3(91球)4失点8安打(本2)3三振2四球
★5月16日先発5-5ナショナルズ(ワシントン)
5回(72球)3失点4安打(本1)2三振無四球
※5回サスペンデッド
★5月22日先発10-5レンジャーズ(テキサス)
5回(76球)4失点3安打(本2)3三振5四死球
★5月28日先発3-1エンゼルス(NY)

6回(104球)1失点3安打(本1)8三振3四球
11試合6勝2敗 62回1/3 防御率4・62
34失点(自責32)51安打(本12)58三振21四死球
※カット写真はNHKBSから


大谷NY沈黙 負けん気が歯車狂わせる?

2018-05-27 | 日記

大谷翔平の負けん気が歯車を狂わせている。
スタメン初の2試合連続ノーヒット。
開幕2試合目から継続してきた3割を初めて切った(.297)

打席に立てばスタンドから大ブーイング。
地元メディアはヤンキースがふられた腹いせに辛らつな記事を掲載。

意地でも打ってやると大谷の心中は燃えているはず。

徹底した大谷シフト。
徹底した外角攻め。
ストライクは低め。
振らせてもいいボールは外角高め速球、チェンジアップ。
内角は足元へボールになるスライダー。
間違いなく警戒網は厳しくなっている。

バーランダーの速球は別格として、今まで振らなかったボール球に手を出している。
シフトを超えるホームラン狙いが力みにつながっている。



前日のチャプマンを打った遊ゴロ、そして、この試合の遊ゴロ。
普通ならセンター前の快打。
完璧な大谷シフトといい、配球も徹底している。
メジャーの壁は、心身の疲労とともに一挙に押し寄せている。

マー君との投げ合いをソーシア監督が避けた理由の一つかもしれない。
負けん気が仇になって、無理する大谷に怪我が恐ろしい。

「メディカルコーチと相談しながらやっていく」
そういったソーシア監督のセリフが気にかかる。

ヤンキース戦は2試合7打数ノーヒット3三振。
押し出し四球で得た1打点だけでは寂しい。
第3戦はマー君が立ちはだかる。

目先安打も大事だけど、取り組みの継続が大事
▼大谷翔平「先制点は取られたが、なんとか逆転した。後半もいい流れで、追加点を取って勝てたので、凄いゲームだった。昨日から正面の当たりが多い。そんなに悪くはない、とは思っている。ゲッツーに関しては外野フライの方がいい場面。なので。その方が良かったかな?でも、1点が入った結果は良かった。(シフトは)抜けることもあるし、逆にいい打球が正面にいくということは、打席の中でいいスイングは出来ている。目先の1安打も大事ですが、継続して取り組むところが大事と思っている。自分が思っている以上に、慎重な配球になっている。踏まえながら、明日もう1回組み立てていきたい」

★5月27日11-4ヤンキース(NY)
5番DH【4打数0安打1打点】グレイ
(1)空振三振(2)押し出し四球(3)空振三振(4)遊ゴロ併殺(5)遊ゴロ

29試合 打率.297 101打数30安打21打点。
※カット写真はNHKBSから


大谷怪物の証し!人類最速左腕チャプマン引っ張り出した

2018-05-27 | 日記

松井ゴジラの聖地NYに大谷翔平が脚を踏み入れた。
最初から名門ヤンキースを除外した怪物にブーイングの嵐を見舞った。

マウンドには豪腕セベリーノ。
マー君を押しのけた名門の若きエース。
前回のエンゼルス本拠では内角の剛球を右翼席に放り込んだ。



だが、大谷は2打席目まで1球もスイングしなかった。


バッテリーは警戒感ありあり。
見逃し三振、四球。
1球も甘い球がなかった。
低い、と思った150キロ後半の速球がビシビシきた。
少しでも高めに来ると、サンチェス捕手は両手を低めに、のポーズ。

「甘い球だけ狙おう。来なければ振らない。1球で仕留めないとだめだ」
そんな感じに見えた。

案の定、3打席目は高めに来た外角速球をフルスイング。
前回、ホームランにした内角は来ないと見ての強振。


仕留めた!と思った。
センター前への快音はシフトの網にかかる遊ゴロ。

悪くはなかった。

  
8回2死一塁、大谷を怪物、とヤンキースが認めたシーンがやってきた。
守護神チャプマンを投入してきたのだ。
169キロ剛球左腕を回またぎでマウンドに送ってきた。



160キロ、161キロ…。
暴投で走者が二塁へ。
守護神はギアを上げた。
大谷は161キロの外角速球を左翼ポール際に大ファウル。
チャプマンはさらにギアを上げた164キロで大谷シフトの遊ゴロ。

見ごたえタップリのセベリーノ、チャプマンとの対戦だった。
そうそうヒットは出ない。
日本で全球160キロ前後の投手、もっといえば左腕なんかいない。
大谷にとって、野球人生初体験。
よくぞバットに当て、飛ばしたものだ。

結果は3打数ノーヒット。
メジャー屈指の左右豪腕投手との対戦にワクワクした。

チャプマンは素晴らしい投手
▼大谷翔平「あそこで1本なんとか打っていい流れを作りたかった。(チャプマンは)球も速いし、力もある。とらえた、と思ってもファウルになったり、打ち損じたりした。素晴らしいピッチャーだ。最後もスライダーが頭をよぎった。100マイル(約161キロ)を越える真っすぐ、強いボールを投げてくるというところで、少し受け身になった。あそこで1本打てないのは、まだ力が足りないと思っている。でも、自分なりの打撃が表現できた。力のある投手とやれるのは、いい経験になっていく。それを生かして次につなげる取り組みができれば、いつかいい結果につながると思う」


★5月25日 8-1ブルージェイズ(トロント)※は左腕
5番DH【3打数2安打】
(1)四球(2)左中間二塁打(3)※三振(4)四球(5)中前二塁打
★5月26日2-1
ヤンキース(NY)※は左腕
5番DH【3打数0安打】

(1)三振(2)四球(3)遊ゴロ(4)※遊ゴロ
28試合 打率・309 97打数30安打(本6)
19打点26三振11四球
VS左腕20打数4安打






小説「極ワル日大アメフト暗黒物語」《1》

2018-05-26 | 日記

元アマ横綱が理事長室をがに股で歩き回る。
まるでヒグマが折の中でイライラしているさまだ。
「おい、なんだ、あのザマは」
常務理事でアメフト部の監督、内田正人に野太い声で浴びせる。

「ハイ、申し訳ありません」
日大コンツエルンを牛耳る田中英寿理事長はイライラを隠せない。

「何とかしろ!」
亡くなった名物監督、篠竹幹夫と田中は親しい。
強豪の相撲部とアメフトの監督同士で気心は通じていた。

篠竹の可愛がっていた内田を、その縁で理事長は目に掛けていた。
職員として雇って、今は日大ナンバー2にまで引っ張り挙げた。

ところが、今回の事件だ。
こともあろうに、動画で殺人タックルのシーンが全国ネットのテレビで放映された。
甲子園ボウルを21度も制覇した名門の評価はがた落ちだ。
それどころか、大学だけで7万8000人。
中高大学など系列を含めれば12万余のブランドイメージは失墜している。

「あんな指示、お前がやったことなど、わかっとるわい。あれだけ公になる前に何とかならんかったのか」
「………」
「後手後手になるから、わしのとこまで、責任問題を持ってくるやつがおる。マスコミの馬鹿が、ワシを引っ張り出そうとしている。そもそも、アメフトだけの問題じゃろう」

「ハイ、何とかします」
「すぐに会見でもして、あの若造に傾いてる世論をぶっ壊せ」
「分かりました。徹底的に否定してきます。それで、静まる、と…」
「絶対にワシのところまで、及ぼすんじゃないぞ」

「ハイ、まさか、本人が顔出しして、実名までさらすとは、驚きました。今までは、就職やポジションを与えておけば、何とかごまかせたんですが…」
「だから、お前は甘いんだ!」

「とにかく、ここで、ああだ、こうだ、といってても、らちがいかん。場所を変えよう。その命令した、何とかいう、そう井上コーチも呼べ」

専用車を秘書に呼び出させた。
黒塗りのベンツが大学の駐車場から滑り出した。
首都高速で20分ほどの、阿佐ヶ谷駅近くのちゃんこ店「たなか」に着いた。

日大相撲部寮も近く、夫人に経営させている料亭だ。
いつも密談を重ねる2階の和室に揃った。

上座に田中、漆塗りの長方形の食台には、すでにちゃんこ料理とビール、焼酎のボトルが並んでいた。
向かいの席には、内田と井上コーチ、そして、その横には米倉広報室顧問。

米倉は共同通信論説委員長まで歴任した大物。
田中が現役時代から、マスコミ対応で信頼していた人物だ。
共同通信を定年後、すぐに日大で広報室の相談役として引っ張った。

実際、当時、日大名誉教授が闇の世界とのつながりが発覚した3年前は、米倉が貢献した。
マル暴から2000万円を借りて、返さなかった、というハレンチなもの。

米倉は釈明会見にも同席、見事に仕切った。
田中は、自らも山口組組長との2ショット写真が流出していた。
波及を避けるために名誉教授の会見に目をそらさせた。

アドバイスしたのは米倉で、田中は逃げ切った。
理事長に就任後も田中は米倉を重宝した。

今回はまさかのLB宮川泰介の赤裸々な真相告白。
内田らは慌てた。
窮地に陥ったことを受け、内田と井上の緊急会見を設定したのだ。

「ここは、米倉さんに仕切ってもらえ。いいか、内田。お前じゃ頼りない」
内田の横で正座する井上コーチの顔面は真っ青だ。

(続く)


モンスター3兄弟の長男!井上尚弥3階級制覇

2018-05-26 | 日記

スカっとした。
世の中のモヤモヤさえ切り裂いた。
バンタム級に階級を上げた井上尚弥が、強烈な1回TKOで王者を粉砕した。

試合前から心理戦を仕掛けてきた王者マクドネルを子供扱い。
生中継した世界を驚かせた。
これで間違いなく、本場アメリカのリングで金を稼げるボクサーに名乗りをあげた。
パッキャオになれる存在だ。



井岡一翔の18戦を抜く16戦目での3階級最短制覇の快挙が小さくさえ見える。
原田、海老原の時代は海外のリングでは辛酸をなめた。
リングが柔らかかったり、ロープがピンと張っていなかったり。
挙句は宿泊ホテルの隣室で大騒ぎし、寝かさなかったり。
ダウンさせたのに抱き起こしたり、カウントを取らなかったり、オーバーカウントしたり。
判定はもちろん、理不尽さが罷り通っていた。

それから比べれば、強さは強さを証明できる時代も井上に後押しする。
ボクシングファンは「日本史上最強では?」と胸躍らせる。
筆者も賛成する。
パンチ力だけなら藤猛。
防御だけなら川島堅司。
攻防一体のスピード、鋭さは間違いなく3本の指に入る。
黄金のバンタム級史の中でも出色。
エデル・ジョフレ、原田、海老原、長谷川、山中らをしのぐだろう。

大谷翔平、井上尚弥は世界に胸を張れるモンスターだ。

25歳の井上。
23歳の大谷翔平。
15歳の藤井聡太。

この3人はモンスター3兄弟の称号がふさわしい。
巨人、大鵬、玉子焼きは昭和の子供たちの三大好物だった。

この若者らは平成の生んだモンスター3兄弟だ。
※画像はカンテレから


拝啓 孫殿への手紙

2018-05-25 | 日記

拝啓 孫殿



歳の誕生日おめでとうございます!
年少組幼稚園に入園して、はや1ヶ月過ぎましたね。
楽しくやってるようなので、何よりです。
クラスはコアラ組だったかな。



カカの自宅からジィジとゆっくり歩いて15分くらいかな。
気が向いたら連れて行く、自由人のジィジ。
もちろん、ジィジと行く時は、あっちへ行き、こっちへ行き。
だから、倍の時間はかかるね。
 

幼稚園帰りは週1回の水泳教室。
ゼロ歳児当時は別の教室で初プールでしたね。
キューピーとにらめっこは懐かしいシーンです。



水に入るのが怖くて泣いていたのがウソのようです。
ガラス越しに見た孫殿は元気一杯。
活発にプールの水になじんで、頑張ってました。



ママが誕生日の食事準備で忙しいので ジィジが連れて行きましたね。
水泳パンツとキャップをかぶっていると、みんな同じように見えて誰が誰だか?。
手を振ってくれて、初めて分かりました。

聞けば昇級テストだったとか。
4つになって人生初の試練なのか。
これから、何度も潜り抜けないと、いけない道です。
男たるもの 仕方のないことです。

帰りに「先生」からペーパーをもらいました。
いっぱい丸印がついていました。

ママは大喜びでした。
14級から13級にランクアップとか。
誕生日に昇級。
ダブルHAPPY!
エヘンエヘン ですね。



ジィジは野球もして欲しいな。
誕生日プレゼントはグローブ(ビニール6歳以上)とボール(ポリエステル)。
ちょっと早いけど、そんなことは構わない(笑)
最近の子は公園でキャッチボールもしない。
こんなものも「あるよ」ぐらいを知っておいて下さい。
今のところはその程度にしておきます。

4歳になった孫殿の今をメモしておきます。

口癖は「ムカシ ねえ」

父はトト、母はカカ、祖父はジィジ、祖母はバアバと呼ぶ。

もう、ズボンは自分ではけます。

オムツもとれました。
オシッコもトイレで出来るようになりました。
最近まで、便秘で悩んでいたのがウソみたい。
ウンチは毎日出ます。
遊んでる最中、突然、机の下に。
トイレではまだ、みたい。
隠れて、オムツの中に、真っ赤な顔してキバルのが笑えます。

トイレで出来る日が待ち遠しい。
でも、焦らなくても、急がなくてもいいですよ。



何よりジィジが嬉しかったのは、沢山ごはんを食べたことです。
沢山食べれば元気になって活発になり、大きくなります。
食の細いをはジィジは好きではありません。

好きな食べ物はイチゴ、納豆、餃子、ラムネ、グミ…。
そんなものかな?



熱中しているもの。
プラレール、ミニカ、車、電車のオモチャ


自転車(ペダルなしの脚漕ぎ)、電車乗り…。

身長97.8センチ
体重14.3キロ
靴サイズ16~17.
服サイズ100~110.

身体サイズが4歳平均以上なのか?以下なのか?
分かりません。

遊びに行くと必ず肩車してくれとせがまれます。
ちっとも苦ではありません。
今のところは、ね。

そのうち、耐えれなく成る日が必ず来ます。
どんどん大きくなって、今度はジィジを肩車してください(笑)

平成最後の誕生日。
5つになったら新元号ですよ。
HAPPYバースデー孫殿!

            ジィジ拝


金言名言~戌年5月

2018-05-25 | 日記

年末より、皐月五月は私的にはせわしない時期かもしれない。
ゴールデンウィークから5月はバースデーラッシュなのだ。
我が誕生日が4月30日、それから娘、孫、2匹のトイプードル。
家族が増えれば仕方はなかろうけど。

きょう23日は孫4つ、モネ16歳。

◎「積極的に生きようとすれば、痛い目にもあう」
(衣笠祥雄)

◎「どんない高いワインより、喉が渇いた時の1杯の冷たい水の方がうまい。お袋が握ってくれた、おにぎりより美味い物はない」
(北野武=ビートたけし)

「人は必ず障害に出会う。誰もが負けそうになる。そこで頑張れる人間になりたい。前向きな姿勢で夢を持って歩きたい」
(イチロー)

◎「築城10年 落城1日」

◎「心が変われば行動が変わる
 行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる
 人格が変われば運命が変わる」
(星稜・山下智茂監督)

◎「負けを知らない勝者はいない。失敗を知らない成功者もいない」
(ラガーマン・林敏之)


大谷マルチ二塁打!走る走る

2018-05-25 | 日記

中前に弾んだヒットを二塁打にする激走。

大谷翔平が2本の二塁打を放った。
1本目は左中間を破る文句なしの二塁打。
2本目は快足を飛ばして投手強襲の中前安打を二塁打にした。
アウト判定もチャレンジでセーフに覆る微妙判定。



塁に出れば盗塁、激走。
一塁では大きくリード。
牽制球には右手で帰塁する。
オイオイ大丈夫かい。
肩を壊さないか?

無理するな、とはいえぬハッスルプレー。

やっぱり怪我が心配。

切れそうだった3割も大幅アップ。
打率.319まで戻した。
開幕戦の5打数1安打はある。
3割をまだ切ったことはない。
それだけでもあっぱれ。

ヤンキース戦の先発マウンドは回避した。
初の長距離移動など、ソーシア監督が「体の負荷を考えて」配慮した。
マー君との”決投”はなくなった。
田中投手VS打者・大谷の火花を見よう。

残念ながら、楽しみは先にとっておこう。

判断難しかった走塁死
▼大谷翔平「各打席、良い打席が多く、全体の流れとしても良い役割ができた。(走塁死は)
打球が速いことでの判断の時間も短かったし、ライナーなのか、ハーフバウンドなのか、捕れるか、捕れないか、の判断も、1個難しくなった。しっかり反省しながら、クリアしていければと思う」 

★5月25日 8-1ブルージェイズ(トロント)※は左腕
5番DH【3打数2安打】
(1)四球(2)左中間二塁打(3)※三振(4)四球(5)中前二塁打
27試合 打率.319 94打数30安打(本6)19打点25三振10四球
※VS左腕19打数4安打



神戸入りした月給2億7000万円!世界最高峰サッカー選手はワイン商人?

2018-05-24 | 日記

日本サッカー界はアンビリーバボーだ。
世界的人気球団バルセロナMFアンドレス・イニエスタが神戸にやってくる。

Jリーグのヴィッセル神戸。
18日付けでスクープした報知新聞の報道通りになった。

3年契約の年俸32
億円だ、という。
月給にすれば2・7億円、日給は約1000万円。
年間30~40試合だから、1試合出れば最低でも8000万円。
1分ごとに90万円から100万円…。
計算するのがバカバカしくなる。


【5月18日付・報知新聞】

神戸は元ドイツ代表ポドルスキを年俸6億円で獲得。
この時も驚かれた。
破格といわれた。
イニエスタはスペイン代表MFでW杯優勝に貢献。
6月からのロシアW杯スペイン代表の超大物でもある。

地元バルセロナ在住の知人はいう。
「ワイン販売を条件にした、商売上手ですね」
ブドウ農園やワイン販売など手がけてるから、日本を市場としてみているのでは?とのこと。
なかなかの説得力だ。
中国、米国、カタールなどとの競り合いに神戸が勝った。

新首相も選出されカタルーニャ独立騒動がくすぶるバルセロナ。
治安の良さも日本にした、理由の一つかもしれない。


2週間前、34歳になったイニエスタ。
3年後には37歳。
サッカー選手としては峠を過ぎる。

一昔前の野球界は過去の大物大リーガーを大金で「輸入」。
ことごとく失敗している。
星野監督を失い野球の楽天は失速した。

かつて三木谷浩史オーナーは豪腕ロジャー・クレメンス獲得に乗り出したことがある。
サイヤング賞7度、通算354勝の超大物だ。
ほとばしる三木谷の情熱は野球からサッカーに移った。

相当凄いこと
▼長友佑都(日本代表)「イニエスタまじ日本来るのか。これ相当凄いことだよ。マスコミのみなさんにはガンガンJリーグ露出して盛り上げて頂きたい。ただただイニエスタのプレーを見たい衝動にかられる。これがスターなんやな。。」(ツイッター)

サッカー知ってる人は全員興奮する
▼昌子源(日本代表)「すごいですね。神戸の選手はチームメイトって言えるってやばくないですか?。サッカーをやっている人なら全員興奮する。イニエスタですから。ポドルスキ選手でも十分興奮するのに、最近までクラシコで(バルセロナの)キャプテンマークを巻いていた選手が日本に来るなんて!」

 ◆アンドレイ・イニエスタ 1984年5月11日、スペイン・アルバセーテ生まれ。U-15主将。名門バルセロナFCのMF.「手品師」「頭脳」と呼ばれている。バルサ史上歴代2位443試合出場。リーガ9度制覇、チャンピオンズリーグ優勝4度。ユーロ2度頂点。W杯(南ア大会=10年)制覇。171センチ、68キロ。ブドウ農園、ワイナリー、レストランを経営。12年、スポーツ記者アンナ・オルティスと結婚。娘一人。

 
 

 


大谷お目覚め!同点打&初盗塁

2018-05-24 | 日記

大谷翔平はやっぱり大谷翔平だった。
4000キロの長旅移動で時差との戦いをしていた怪物君。
2戦連続ノーヒットになるか?という最後の打席でやってくれた。
1-3の劣勢のエンゼルス。
1死満塁で打席に立った。
それまで2三振と四球。
ブルージェイズ投手陣とまったくタイミングが合っていなかった。

大谷はそれを見事に克服。
バットを折りながら中前に運ぶ同点の2点タイムリー。
直後、メジャー初盗塁まで決めた。
沈黙していた打線が活気づき、そのまま勝ちこして逆転勝ち。

東海岸で沈黙。
3割も切ってしまう絶壁で真価を発揮した。
イチローが言っていた。
「修正能力が凄い」

スランプ到来か?と心配したが杞憂になりそう。
絶好調で強敵ヤンキース戦に臨んで欲しい。

何とか打ちたかった
▼大谷翔平「再三のチャンスを僕がつぶしていた。四球を三つ取ってくれたので、何とか打ちたかった。いい結果になって良かった。こういう展開で勝ちが拾えるのは、チームに力がないと出来ない。自信にしていい勝ちでした」

★5月24日5-4ブルージェイズ(トロント)
5番DH(4打数1安打2打点)
(1)空振り三振(2)四球(3)左飛(4)三振(5)中前タイムリー
26試合 打率.308 91打数28安打(本6)19打点24三振8四球


万引き映画の栄冠

2018-05-24 | 日記

「万引き家族」という映画に最高の栄冠。
71回(1946年創設)を数えるカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを是枝裕和監督が受賞した。

日本人監督が最初に受賞したのは64年前の衣笠貞之助監督の「地獄門」。
以来、黒澤明「影武者」、今村昌平「楢山節考」「うなぎ」の3人しかいない。
受賞作はいずれも、欧州的評価の映画。
ハリウッド的なものではない。

今回の受賞作は万引きという、非日常的な家族を描く。
これはきっとカンヌという土地柄。
ヨーロッパ、とりわけ地中海の暮らしに身近で受け入れられた。

そう、勝手に推測する。

日本人が地中海を旅するときは必ずいわれる。
「バッグは体から離したらアカン」
「財布、パスポートは肌身離さず」



私も経験がある。
カンヌのお隣、ニースで財布、カードを掏られて往生した。
油断も隙もあったもんではない。
ロッカーのリュックが盗まれた。
取り囲まれてリュックを切り裂かれた。
そんな旅人の話は珍しくない。

治安のいい日本では考えられない。
我が幼少の頃は、それでもスリの話はよく聞いた。
今では、時折ニュースになるが、それほど頻繁ではない。

そんな土壌だからこそ「万引き家族」が欧州で受け入れられたのではないか。
北野武が暴力や内面の葛藤を描いた小難しいテーマが、欧州で評価されていることで、分かる。
日本では興業的にヒットしない。

決してけなしているのではない。
いずれにしても55歳の是枝監督は名匠の座を手に入れた。

【映画内容】老母の年金と万引きで生計を立てる軽犯罪一家。その崩壊を描く。出演者はリリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林ら。

◆是枝裕和(これえだ・ひろかず)1962年6月6日、東京・練馬区生まれ。小学生から成人するまで東京・清瀬市の団地住まい。都立武蔵高ー早大ーテレビマンユニオンー映画監督。作品は「誰も知らない」「歩いても、歩いても」「海街ダイアリー」「そして父になる」「三度目の殺人」など。


大谷眠かった?4000キロ長距離遠征お疲れ?

2018-05-24 | 日記

突然というかブログ文字数が30000字以内に制限されていた。
全成績をいれられなくなって困った。
成績を簡略化しているのを、お許しください。

で、大谷翔平。
初の長距離遠征。

西海岸から東海岸カナダ・トロントへ4000キロ横断,時差3時間。
日ハム時代、札幌から福岡移動が1400キロだから3倍。
日付変更線もあって、新たな試練を体験した。
「眠たい」と大谷が言ったとか。

4試合ぶりの無安打。
内容が悪かった。
二ゴロ、三振、一飛など、当たりそこねばかりだった。
これまでの凡打は、いい当たりはシフトや好プレーに阻まれたもの。

気温の温暖もさることながら、日付変更線越えは体力を奪う。

睡眠は得意だ、とはいうが、時差はそう簡単に克服できない。
大谷は、それも覚悟の上。
「それがメジャーだし、適応するしかない」
きっと、そういうだろうけど。
怪我につながらないように願う。

大谷翔平5月打撃成績◆※は左腕

★5月23日3-5ブルージェイズ(トロント)
5番DH【3打数0安打】※ハフ
第1打席※四球
第2打席※
三ゴロ 
第3打席※三振 
第4打席 一飛

3月1試合  打率.100 5打数1安打
4月11試合 打率.359 39打数14安打(本4)打点12
5月13試合 打率.306 37打数11安打(本2)5打点
25試合 打率.309 84打数26安打(本6)17打点
 
VS左腕18打数4安打
※4月詳細成績は以前のブログ参照