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目覚まし時計の発明

2008-06-06 18:10:31 | Weblog
目覚まし時計の発明
18世紀後半に「L・ハッチンス」という26歳の時計職人がアメリカ・マサチューセッツ州のコンコードに住んでいました。
 
 コンコードと言うところは米・独立戦争の戦跡で、大体が清教徒的精神が支配していました。ハッチンスもその例外ではなく、毎日朝の4時に起きて、仕事に取り掛かるのを常としていました。
 でも、いくら自分で取り決めた厳しい日課でも、人間ですから寝過ごすこともあります。そんな日は、彼は一日中不愉快で、一種の罪悪感さえ抱いていました。

 夏の間は午前4時には薄明るくなってくるので、太陽を当てにしていても良かったのですが、秋から冬にかけてのマサチューセッツは午前4時といえばまだ真っ暗闇です。そこで、持ち前の時計技術を生かして、毎日同じ時刻に目を覚ます方法はないものかといつも思案していました。

 そして彼は、高さ1m、幅50cmぐらいの木箱を作り、その中に一つの手持ちの時計を入れておきました。木箱の中にはベルが仕掛けられており、そこからピン状の金具が触手のように伸びて、文字盤に触れるようになっていました。
 
 その金具の調節がなかなか微妙で、長針に触れることなく、短針だけに触れるようになっていました。ピンは文字盤の4時のところにセットされ、針が廻ってここでピンに触れると、それがスイッチとなってベルが鳴るというわけです。


この発明した機械は見事に作動しました。そして、この機械を作ってから、彼は一度も寝過ごすことなく。94歳まで長生きしました。ですが、この素晴らしい発明にも拘らず、彼はこれを商業化したり特許権を申請したりしませんでした。

 ハッチンスはただ、自らの清教徒的、規則正しい生活のためにのみ、世界最初の目覚まし時計を作ったのです。

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