私は花が好きで、特に野に咲く山野草が大好きです。二輪草の花についての思い出を。
十年前、所沢に移り住んで、慣れていかなくてはと思っていた頃、目の前の林に二輪草のかわいらしい純白の花を見つけた時は、驚きと喜びで一杯になったものです。故郷の杉並木街道沿いの神社境内と小川沿いに、この二輪草の群落があります。昔からのそのまま残されている土地・地面に見かけられ、山や古い神社などで見かけられる花です。日高市の巾着田の川沿いの林でも一輪草と一緒に見かけました。
毎年春、目の前の市民の森で咲く姿を楽しんでいました。ところが4年前、この森で柵修理の車が入り、二輪草の群落がつぶされかかっていました。主人が市に連絡して注意してもらい助かったけれど、四分の一は、ダメージがあったようです。あっという間の出来事でした。
小さい山野草、花が咲き終わるとしばらく栄養を取り暑い時期には葉も姿を消してしまうため、気づかれずにつぶされてしまうのだなと、守られにくい植物のはかなさを感じました。今でも柵近くに、生き残って咲いています。
成長がとてもゆっくり。

