カチャン………カチ………カチ……カチ……
「えー、以上をふまえて…」
カチ……カチ……カッ……カッ…カッ…
「皆が、最近見る夢を検討すると…」
カッカッカッカッカッ…
「今は亡き、グレイの祖父からの、メッセージであると…」
「ちょっと待て」
カチカチカチカチカチ…
「なんだ…?マリーのスプーンの音なら、俺だって我慢して…」
カッシャン!カッシャン!カッシャン!……
「えぇぇいっ!やかましいぃっ!!」
カチ…
「はっ!!ご、ごめん!!」
つい、癖で…
「俺が言いたいのは、そんなことじゃあない。」
そ、そんなことって……
「まぁ、そういう意味じゃあないから、そんな暗い顔するな。」
顔に思いっきり出てたみたいです。
もしかして、地文が読めるわけじゃあ、ないのかな。
「読めるわけないだろ。」
読まれたっ!?
「読んでねぇよ。」
え、え?だ、だって…
「えぇぇいっ!!鬱陶しいっ!!」
ガァンッ!!と、机を叩き、立ち上がるロイ君。
「マリー!顔に出過ぎ!!グレイ!マリーで遊ぶな!!」
は、はい…
「はいはい」
交互に指差されながら、注意を受けました。
「ったく……羨ましいったら、ありゃしない……」
進展してほしぃぃー!!と、唸りながら、座り直すロイ君。
不安そうな目で、ロイ君を見つめるジェシー。
ジェシーの事なんだけどな。
「で?」
18行無駄にした、と、呟きながら、仕切り直すロイ君。
「なんで、師範が、今は亡きなんだ、って事だ。」
グレイ君は、自分のお祖父さんから、剣術の稽古をつけてもらっていた為、
お祖父さんの事を、師範と呼びます。
お祖父さん自身は、グレイ君の、お父さんから教えてもらったとか。
覚えるのに、数百年かかった。とかなんとか。
「じゃあ、今は無き、は?」
「土にも還らず、無に還った……と…?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
「ま、まぁ待て…どっちの方がマシかをだな……」
「お前の頭の中の可能性は何処に行ったぁぁぁっ!!」
シビュン!
手元のフォークを、雷撃の勢いで、投げるグレイ君。
「見えるっ…見えるぞっ!!」
走馬灯がっ!!と、言いながら、機械(だっけ?)のスイッチを押して、ポータルを開くロイ君。
ポワン…
…ガッシャーン……
直後、中から響く、壮絶な音。
「い、命には……代えられん……だがしかし…!」
葛藤を繰り返すロイ君。
「ナックルブラストォォォオッ!!」
その隙に、マナをグローブに練り込み、強烈な加速のパンチを見舞う、グレイ君。
「ポピーー!!……」
お店から、強制退店された、ロイ君。
耐魔法コーティングが、施されたお店で、良かった。
………。
「ひんほうほ、ほひへふ。」
「通訳のジェシーです。「進行の、ロイです。」と、申しております。」
ジェシーが壊れました…
「「話を戻すが、これって、祖父さんからの、メッセージなんじゃないか?」と、申しております。」
「調停者達、ってのを探せって事か…。」
「「いや、あの言い方だと、最後の希望的なやつらなんじゃないか?」と、申しております。」
手を挙げて、意見する。
「はい、マリー。」
「「進行は俺だ!」と、申しております。」
「なんで、お祖父さんは、そんなこと知ってたのかな。」
「ひょっほはっへふへ!!ほへほふひひはひへ!!」
ジェシーも、スルーを覚えた!
「お祖父さんも、その調停者達、ってのだったんじゃないの?」
「うーん、師範なら、有り得そうだ…」
確かに、お祖父さんなら、人類最終防衛ライン
と言われても、しっくりきそうな程強いです。
でも…
「あの言い方だと、自分以外の人の事を、言ってるんじゃないかな。」
そもそも、人の事を言っていたのかな…。
「「「うーん」」」
「あ、あぁー、あがっ、」
あ、え、い、う、え、お、あ、お
「あかさたなは…」
ぶつぶつ
「…マクマヤコン……よし、ならさ!!」
「「「!?」」」
完全に、静まったと思っていた、方角から声がして、みんなで腰を抜かす。
「「「な、なら…?」」」
とりあえず聞き返してみた一同。
「探しに行こうっ!!」
「「「あたー…」」」
聞くんじゃなかった。と、一同。
「いつもこうなんだった…」
「やってらんねぇ…」
「そろそろ成績が…」
まぁ、面白いからいいや。と、内心呟く、一同。
「よし。」
ロイ君は一度、深く頷き、つづけざまに言った。
「なら今から……と…?」
けど、途中で、異変に気付き、最後まで言い切れなかった。
その理由は…
ピピピッ!!ピピッピピピッピピッ!
ゴーグルが、警告音を鳴していたからだった。
「……また…」
「「「え?」」」
「……いや……違う…」
なんだろう……?
「…魔将だが……」
その一言で、場が静まる。
「…魔将じゃない……」
ガタン
どういう事だと、お互いの顔を見合う、一同。
「シグナルが、不安定過ぎる……とにかく、行ってみよう。」
後から気付きましたが、食い逃げをしてしまいました。
でも、そんなこと、当時の私は、気にしていられませんでした。
なぜなら、
このあと、グレイ君が、行方をくらましたから…。
グレイ君の両親や、お祖父さんのように…。
つづく
「えー、以上をふまえて…」
カチ……カチ……カッ……カッ…カッ…
「皆が、最近見る夢を検討すると…」
カッカッカッカッカッ…
「今は亡き、グレイの祖父からの、メッセージであると…」
「ちょっと待て」
カチカチカチカチカチ…
「なんだ…?マリーのスプーンの音なら、俺だって我慢して…」
カッシャン!カッシャン!カッシャン!……
「えぇぇいっ!やかましいぃっ!!」
カチ…
「はっ!!ご、ごめん!!」
つい、癖で…
「俺が言いたいのは、そんなことじゃあない。」
そ、そんなことって……
「まぁ、そういう意味じゃあないから、そんな暗い顔するな。」
顔に思いっきり出てたみたいです。
もしかして、地文が読めるわけじゃあ、ないのかな。
「読めるわけないだろ。」
読まれたっ!?
「読んでねぇよ。」
え、え?だ、だって…
「えぇぇいっ!!鬱陶しいっ!!」
ガァンッ!!と、机を叩き、立ち上がるロイ君。
「マリー!顔に出過ぎ!!グレイ!マリーで遊ぶな!!」
は、はい…
「はいはい」
交互に指差されながら、注意を受けました。
「ったく……羨ましいったら、ありゃしない……」
進展してほしぃぃー!!と、唸りながら、座り直すロイ君。
不安そうな目で、ロイ君を見つめるジェシー。
ジェシーの事なんだけどな。
「で?」
18行無駄にした、と、呟きながら、仕切り直すロイ君。
「なんで、師範が、今は亡きなんだ、って事だ。」
グレイ君は、自分のお祖父さんから、剣術の稽古をつけてもらっていた為、
お祖父さんの事を、師範と呼びます。
お祖父さん自身は、グレイ君の、お父さんから教えてもらったとか。
覚えるのに、数百年かかった。とかなんとか。
「じゃあ、今は無き、は?」
「土にも還らず、無に還った……と…?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
「ま、まぁ待て…どっちの方がマシかをだな……」
「お前の頭の中の可能性は何処に行ったぁぁぁっ!!」
シビュン!
手元のフォークを、雷撃の勢いで、投げるグレイ君。
「見えるっ…見えるぞっ!!」
走馬灯がっ!!と、言いながら、機械(だっけ?)のスイッチを押して、ポータルを開くロイ君。
ポワン…
…ガッシャーン……
直後、中から響く、壮絶な音。
「い、命には……代えられん……だがしかし…!」
葛藤を繰り返すロイ君。
「ナックルブラストォォォオッ!!」
その隙に、マナをグローブに練り込み、強烈な加速のパンチを見舞う、グレイ君。
「ポピーー!!……」
お店から、強制退店された、ロイ君。
耐魔法コーティングが、施されたお店で、良かった。
………。
「ひんほうほ、ほひへふ。」
「通訳のジェシーです。「進行の、ロイです。」と、申しております。」
ジェシーが壊れました…
「「話を戻すが、これって、祖父さんからの、メッセージなんじゃないか?」と、申しております。」
「調停者達、ってのを探せって事か…。」
「「いや、あの言い方だと、最後の希望的なやつらなんじゃないか?」と、申しております。」
手を挙げて、意見する。
「はい、マリー。」
「「進行は俺だ!」と、申しております。」
「なんで、お祖父さんは、そんなこと知ってたのかな。」
「ひょっほはっへふへ!!ほへほふひひはひへ!!」
ジェシーも、スルーを覚えた!
「お祖父さんも、その調停者達、ってのだったんじゃないの?」
「うーん、師範なら、有り得そうだ…」
確かに、お祖父さんなら、人類最終防衛ライン
と言われても、しっくりきそうな程強いです。
でも…
「あの言い方だと、自分以外の人の事を、言ってるんじゃないかな。」
そもそも、人の事を言っていたのかな…。
「「「うーん」」」
「あ、あぁー、あがっ、」
あ、え、い、う、え、お、あ、お
「あかさたなは…」
ぶつぶつ
「…マクマヤコン……よし、ならさ!!」
「「「!?」」」
完全に、静まったと思っていた、方角から声がして、みんなで腰を抜かす。
「「「な、なら…?」」」
とりあえず聞き返してみた一同。
「探しに行こうっ!!」
「「「あたー…」」」
聞くんじゃなかった。と、一同。
「いつもこうなんだった…」
「やってらんねぇ…」
「そろそろ成績が…」
まぁ、面白いからいいや。と、内心呟く、一同。
「よし。」
ロイ君は一度、深く頷き、つづけざまに言った。
「なら今から……と…?」
けど、途中で、異変に気付き、最後まで言い切れなかった。
その理由は…
ピピピッ!!ピピッピピピッピピッ!
ゴーグルが、警告音を鳴していたからだった。
「……また…」
「「「え?」」」
「……いや……違う…」
なんだろう……?
「…魔将だが……」
その一言で、場が静まる。
「…魔将じゃない……」
ガタン
どういう事だと、お互いの顔を見合う、一同。
「シグナルが、不安定過ぎる……とにかく、行ってみよう。」
後から気付きましたが、食い逃げをしてしまいました。
でも、そんなこと、当時の私は、気にしていられませんでした。
なぜなら、
このあと、グレイ君が、行方をくらましたから…。
グレイ君の両親や、お祖父さんのように…。
つづく