グッド的相場観

ゆるーくやっていきます。

鎮痛薬と治療薬は違う。

2007-09-20 00:47:19 | 相場動向
日経平均 チャートを見れば下値をシッカリ固めての上昇となっています。
NYはやたら強い、14020ドルを奪還するかもしれない。
当時よりもドルが弱くなっているので14020ドルまで上昇しても
ユーロ圏の人間にとってはもちろん全戻しにはならない。

日経平均はドル換算だと8月31日の16600円と同じ水準になる。
つまり現時点でのCME日経の水準だと9月11日の15610円が2番底とナリ
買い転換したことになる。

昨日、緊急警報を発令したところなので大変に納得がいかない動きになって来た。
この上昇は理解できない上昇であるが、上昇していることに間違いは無く
今後の動きはクラッシュというべき急落は頭から切り離して考えていくべきなのかと正直、解らなくなっています。

もういちど頭を整理してみると・・・。
0.25%と予測された利下げが0.5%であった。これが上昇の原因。
リーマンの決算は市場予測を上回り買いが入ったが
モルガンの4半期収益予想以上の7%下落の下落。何故売りが入らない?

なお利下げ祭りでスルーされている材料が幾つもある。
米国の不動産差し押さえ件数は過去最高を記録
米国の住宅販売件数、8月は過去12年間で最低を記録

更に納得いかないのは・・・インフレと戦ってきたFRBが簡単に動いたこと。
金利を下げても不動産価格は上昇しない!
銀行の貸し渋りがあっても資金が流動しやすい状態にはなるでしょうがね。

グッド個人の投資スタイルとしてはこの上昇には乗っていくことができません。
塩漬け覚悟の銘柄がある方は外すチャンスになるとは思います。

3 コメント

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Unknown (もっちん)
2007-09-20 19:32:59
初めて。
日経日足タームは、いきなりの沸騰、キャッシュポジションで我慢していた資金が弾けたような買い上がりになってきましたね。 商い手法によりますが、テクニカルの各指標は月足ではまだ調整真っ只ですし、今はまだ様子見を決め込んでます。
意外な事実としては、日経の年足は現在陰線を描いています。 これが一番がかりします。
それに比べNY株の年足、月足いずれも陽線ですね。
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Unknown (グッド)
2007-09-21 08:30:16
日経は昨年17500円 今年18300円と高値を更新したがドルベースでは実は高値を切り下げています。
1996年から高値はずっと切り下げて綺麗な下落トレンドになっています。

かたやNYの株はユーロ圏の人間にとっては上昇していないことになります。ドルがドンドン安くなっていますから・・米国の株価上昇を喜んでいるのは
北米圏の人間だけなんですね。
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Unknown (もっちん)
2007-09-21 11:53:05
何となく流れが見えてきました。
うわべしか見ないコメンテーターであふれている中にあってグッド的株式ブロクは実質でものを見るうえでとても貴重な材料が得られる場です。
外国人の動向、特に$札本家からの日経買いについては、元々が借り物のキャッシュ由来であったわけで各国の$離れにつれて還流が流出に転換し彼らが自由に出来る資金も徐々に細ってゆくと思われ、影響力は減じてくると考えます。今回の混乱についても中期タームでそろそろペテン的実態が覆い隠せなくなる頃合ではないかと...。 その場合にユーロ圏から見て日経に投資する魅力が見えてこないと限られた国内資金で孤軍奮闘する他なくなるような気がします。
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