グッド的相場観

ゆるーくやっていきます。

「米企業はファーウェイへ売っていい」は単なる演出 トランプ劇場です。

2019-07-02 07:23:21 | 相場動向

首脳会談というのは基本的に決裂することはないし、そういう下準備があってトップ同士が会うわけですが、今回は習主席を手ぶらで帰らせるわけにはいかなかったし、中国内での「反米の高まり」を考えても何かしらのサプライズを演出したかったのでしょう。「ファーウェイへ売ってもよい ただし安全保障に影響のない部品だけだ」「ファーウェイのブラックリストからの除外はこれから考える」首脳会談後に演出した言葉として考え言葉の裏も考慮すると。

「ファーウェイへ売ってもよい 政府の許可したものだけだ」「ファーウェイはリストから排除しない」つまり今までと何ら変わらないということです。

米中会談の成果をアピールするため、小さくしか報道されていませんが
ファーウェイ、リストから除外せず=制裁緩和「汎用品」に限定-米高官

「世界的に入手できる汎用(はんよう)品」に限定で出荷してもよいということです。



NY市場/夜間日経概況 

2019-07-02 06:11:46 | 相場動向

米市場は寄り高。寄り付いた後は伸び悩み。米中首脳会談結果は好材料も悪材料も出尽くしか?中国、米国共に経済指標は悪化。

指標 終値 前日比 (%) 高値 安値
日経夜間 21660 -110 -0.51 21780 21630
CME日経 21655 350 1.64 21805 21525
指標 終値 前日比 (%) _ _
NYダウ 26717.43 117.47 0.44 _ _
NASDAQ 8091.16 84.92 1.06 _ _
S&P500 2964.33 22.57 0.77 _ _
F半導体 1497.55 38.59 2.65 _ _
VIX指数 14.08 -1.00 -6.63 _ _

米中会談結果を受けて米株は上昇した。日経平均は日中時間に2%を超える上昇だったので
夜間の日経先物は伸び悩みから反落した。

米株は対中第4弾の関税が回避されたこと、ファーウェイへの一部出荷が認められたことで寄り付きから高く始まったが寄り高で終わった。

以前から指摘していた様に米中会談が円満になったことで米利下げ期待が後退した為、高く始まったが伸び悩んだ。

トランプが米中会談後に言った言葉をピックアップして考えると

「ファーウェイへ出荷していい 安全保障に問題のない部品だけだ」
「ファーウェイをブラックリストから外すかどうかは早急に考える」
「米中協議 ファーウェイについては後回しだ」

「安全保障に問題のない部品だけだ」 この言葉だけでリストからの除外は無いと考えられます。
確か火曜日には答えを出すともコメントしてたと思います。

また12月の米中会談後と同様に逆イールド発生してます。昨日警戒売りされなかったので今日は大丈夫かなとも思いますが。

半導体関連、日経に関しては上昇するのはおかしくないですか?韓国へ実質の禁輸。禁輸ではなくても手続きを踏むことでスムーズな出荷が出来なくなり業績への悪影響は出ます。

と手放しで株価上昇を期待するのもどうかと感じています。まあ米株はチャート改善していますし大きな下落はないのだと思いますけど。(そういうカタチが崩れるのが一番怖いです)