グッド的相場観

ゆるーくやっていきます。

田中 宇のブログより

2007-03-16 08:27:39 | 相場動向

●市場の潤滑化:暴落防止チームによる秘密の価格操縦 Mike Whitney 2007年3月5日 <要旨>

・1987年10月のブラックマンデーの暴落を繰り返さないために、1989年に米国で財務長官、連邦準備委員会議長、証券取引委員会議長、商品先物取引委員会議長、大銀行、ニューヨーク証券取引所、その他の主要な取引所を構成員に含む「暴落防止チーム」が結成された。この「暴落防止チーム」は、株価平均先物を大量に購入することで市場全体を買い支えるという手法で暴落時に介入している。2月27日の暴落の翌日の理由のない奇妙な反騰はこのチームによる介入であったと思われる。 ・従来の金融危機は金利引き下げで乗り切ることが出来た。しかし、次の危機はロシアでもアジアでもなく南米でもなく米国自体の弱さに起因するであろう。それ故、危機に際して米国から国外へと資金が流出しドルが下落することになる。米国は単なる金利引き下げでは対処できず、主要国の中央銀行による複雑で迅速な救済処置が必要になるだろう。 ・2006年の3月に米国がマネーサプライ指標のM-3の公表を何故か中止したのは、ニューヨーク連銀から株価平均先物買い支えのために資金を投入するとそれがM-3の変動に容易に反映されてしまうからではないだろうか。 ・証券取引委員会はヘッジファンドや機関投資家の委託保証金を引き下げることで、この買い支えを容易にしていると思われる。 ・現在、8.3兆ドルの現金によってその38倍の313兆ドルの金融派生商品がコントロールされている。これは店頭で購入可能なもののみであり、その他にも75兆ドルの金融派生商品が取り引きされている。暴落による投げ売りが起きたときには、暴落阻止チームや連邦準備委員会にはそれを止めるため出来ることは何もなく、市場は崩壊して何も残らないだろう。 http://onlinejournal.com/artman/publish/article_1811.shtml


もうひとつのキャリートレード

2007-03-16 01:19:52 | 相場動向
  
円はキャリートレードに使われてましたが、もうヒトツ金利の安い国スイスが
本日政策金利0.25%引き上げることを決定しました。
これは、中国、欧州の不動産にもあまりよくないニュース。

日銀利上げ時に円安になり日経が急騰したように、スイスフランが利上げをしたにもかかわらず安くなれば注意したほうが良いでしょう。

巷では2番底形成、上昇あるのみといわれていますが、慌ててリスクを取る場面ではないと思います