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神社に残る最も古い棟札

2007年05月22日 | 神社


「大和州阿伽桶庄宮奉加造営之事 願主 太夫三郎国重 大工 紀内太夫
文中二年 発丑九月初八日」と記されています。



ところで文中とは
日本の南北朝時代の元号の一つで、南朝方において使用されました。
建徳の後、天授の前。1372年から1374年までの期間を指しています。
この棟札は、この辺が南朝方であったことを明白に証拠づけています。
この時代の天皇は南朝方が長慶天皇。北朝方が後円融天皇。
室町幕府将軍は足利義満でした。

さらに文中二年/応安六年(1373年)はどのような年であったのかといえば、
*懐良親王(45)
* 11月16日 菊池武光没す。
*1 征西府、筑後高良山から肥後菊池に、さらに後退している。


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