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荒滝不動尊の顕彰碑

2008年04月08日 | 郷土
                 荒滝不動尊 顕彰之碑

氏子区域、神社から2㎞山あいに入ったところに荒滝不動尊があります。
この「つつじの名所」荒滝不動尊は、案外あまり知られていませんが、桜の景勝地でもあります


今、桜が満開です



中央構造線がここでは露頭に出ています




亡父の書です



(碑表)

 荒滝不動尊 顕彰之碑
         

(碑陰)

この不動明王は伊勢の国司北畠氏が軍政の要衝として庄司峠の安鎮を祈りここに安置したのが創祀とされる北畠氏滅亡後も信仰を得たが尊象はいつしか浦谷の路傍に移された

江戸後期天保九年の秋赤桶の住人佐々木三六が家路を急ぐ途次いず方か声あり、われを元の滝に戻せと云う三六不審に思い付近を深せば石像あり恐れ畏み現在地に祀る

明治末葉 浜田猶三等数名の有志この地一円の自生のツツジを活かし参道に桜を移植するなど公園の基礎を作る

大正八年 棟領村田末吉大工乙女才松等祠堂及び籠堂の建設に協賛し行者高見新吾入山する

その後も浜田氏等の初志愈々固く昭和四年尾崎咢堂より中興記念碑の揮毫を受け刻む更に私財を投じ三段池を築いて鑑賞の資とする

戦後区民及び有志がふるさとの活性と観光のため祠堂並びに参籠所を新築しまたキャンプ場を併設する

この再祀より百五十年 明王の霊験と先人の遺徳を讃え此処に碑を建てる

昭和六十三年四月吉日        久保良任 書
                  荒滝不動尊 顕彰会




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