goo blog サービス終了のお知らせ 

気まぐれ日記

日々のあれこれを、思いつくままに、書いていきます

最近読んだ本

2008年07月21日 14時56分28秒 | 本のこと
 目に付いたままに、いろんな本を読んだ。

 「玲子さんの一日をていねいに暮らしたい」(西村玲子)

 「今日、ホームレスになった」(増田明利)

 「母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き」(信田さよ子)

 「神の手のミッション 福島孝徳」(徳間書店取材班編)

など。


 福島医師・・つい最近、テレビで見かけたとき、なんだか、ほんの短い紹介だったけれど、感動した。

 大きな声で指示をだしながら手術をして、終わった後、待合室の家族のところで
「大丈夫、すべてうまくいきましたよ」
と、笑顔だった。

 年間600件も脳外科の手術をするのだという。
 それがどんなにすごいことなのか、素人の私にはさっぱりわからないが、改めて「神の手(ゴッドハンド)のミッション」を読んで、読みながら、胸が熱くなってしまった。

 私の祖母はくも膜下出血で倒れて、何回も長時間の脳外科の手術を繰り返し受けた末に亡くなってしまったが、もしも、福島医師の手術を受けることができていたら、と思った。

 「手術一発全治」をモットーに手術しているという福島医師は、どんなに多くの間違った治療や手術が日本中で行われているかということを嘆いている。

 本の中でも、最初に治療を受けた病院を信じられず、福島医師を探し当てた患者が、福島医師の手術を受けて、元気になった例が紹介されていたが、どんな医者や病院を選ぶということは、患者や家族も主体的にしないと、安心できないな、というか、後悔することになるだろうなと思う。

 
 

本のこと

2008年02月03日 17時41分05秒 | 本のこと
 引き続き、渡邊美樹さんの本を読みました。

 「使う!「論語」小さな自分から今すぐ抜け出す」という本と、「サービスが感動に変わるとき」という本を。

 渡邊さんの本にしばしばでてくる言葉が、「鳥肌がたつくらい感動した」というフレーズ。

 例えば、「アラジン」の映画に。

 例えば、ある日観た演劇に。

 そして例えば、自分のお店のお客様の様子に。


 なんというか、感動することができるって、きっとすごく心がやわらかくて、すごく柔軟で(あ、同じことか)、前向きなんだろうなと思った。

 前向きな人の前向きな本を読むと、刺激をもらえるような気がします。


 今日は、とびっきり前向きな、二人の対談集「27歳の決意 92歳の情熱 65」
乙竹洋匡 日野原重明 を図書館で借りてきました。

 

お風呂で本

2008年02月02日 08時42分34秒 | 本のこと
 おととい、昨日、と、お風呂で本を読みました。
 

 渡邊美樹さんの、「父と子の約束」と、TBSイブニングファイブ編の、「余命1ヶ月の花嫁」です。


 渡邊さんの本は、ある人に、強く勧められて読んだのです。

 テレビでもよく見かけるワタミの社長さん、としか知らなかったけれど、読んでみたら、渡邊さんの書いた他の本も読んでみたくなりました。

 思ったことは、ある、何かを成し遂げている人って、必ず、考える時期というのがなるんだなあということ。

 もちろん、誰にでも考える時期はあるのだろうが、その長さや深さと言うものがとても真剣で、その時期に、しっかりと自分の方向性とか、生き方だとかを決めているような気がする。

 一時の利益とか、目先の保身だとか、に左右されず、自分の心の内側の声にしっかりと耳を傾けているような気がする。

 そしてその声をしっかりと聞いたら、それをまっすぐに実行していく。

 本人にしてみたら、それはごく自然なことで、当たり前のことなのかもしれないが、それを実行しつづけるのはすごいことだなあ、と思った。

 私はワタミのお店に入ったことはないが、一度入ってみたいなあ。
 

本を探して

2007年12月26日 18時42分08秒 | 本のこと
城山三郎さんの遺稿、「そうか、もう君はいないのか」が収録されている小説新潮1月号を買い求めに、きのう大きな書店に行った。
 在庫がなくて、とりあえず、あきらめて帰ってきた。

 ある人も、本屋を3件回ったけれど、売り切れだったと言っていた。

 読売新聞の編集手帳のコーナーに紹介されていた「そうか、もう君はいないのか」。

 城山さんより先に亡くなった奥さんへの思いが、その編集手帳の文章からは伝わってきて、じんときた人、遺稿を読みたくなった人は多いと思う。

 私もその一人だ。


 夫婦なんて、と、私は思っていた。
 あきらめとか、惰性で続けていくものだと思っていた。

 でも、本当はそうではないんだなって近頃思う。
 心から笑い合えたり、心の支えになるということが、大切でありがたいことなんだなあって思うようになった。

 だから逆に、そうでなければ、一緒にいる意味がないのかもしれない。

 



サンタのおばさん

2007年12月10日 23時05分32秒 | 本のこと
この間図書館で、東野圭吾さん作の、「サンタのおばさん」という絵本を見つけた。

 東野圭吾さんの名前と、かわいらしいイラストとタイトルがミスマッチで新鮮で、借りてきた。


 男女の区別や、機会均等、家族の形、人種問題・・・など、いろんなテーマがもりだくさんで、子供にもわかりやすく、書かれてある絵本。

 おすすめです。

「60歳のラブレター」

2007年06月30日 16時48分26秒 | 本のこと
 よく、この手のタイトルの本があって、何となく恥ずかしいから、あまり手にとることはなかったのだけれど、つい、古本屋で手にとって、読みたくなってしまったこの本。

 「60歳のラブレター」(NHK出版編)

 読み出したら、最初の手紙から、涙が止まらなくなった。

 手紙の主は、50代、60代。

 どれも、あったかくって、ほろりときて、ああ、人間って、こんなに思いやりがあるものなんだなあ、と新鮮で、あったかい気持ちになった。

 亡くなった夫から、何年もたって、届いた、タイムカプセルの手紙。
 
 退職の日に、夫のお弁当にそっとしのばせた妻の手紙。

 「君がいるから心の健康は誰にも負けないよ」という、単身赴任中の夫の手紙。

 相手の病気をいたわる手紙。

 
 こんな手紙の主のような気持ちをみんなが持ち続けられたら、平和なのかもしれない。

 それが実際には難しくて、どうにもならないものでもあると知っているから、よけい、この本の手紙に、ほろりとしてしまうのかもしれない。

 
 

105円の楽しみ

2007年06月16日 21時25分08秒 | 本のこと
 家の近くに、ブックオフという、リサイクルの本屋さんがある。

 そこには、一冊105円のコーナーがあって、私はブックオフに行くと、たいてい、その、105円のコーナーに向かう。

 そこには、発売当初は、もちろん105円でなかった文庫本や、単行本がずらりと並んでいて、私は、わくわくしながら、そこに立つ。

 一冊105円と思うと、つい、何冊選んでうれしくなって帰ってくる。

 そして、お風呂に持ち込んで、読むのだ。


 そこには、古くなった文学全集なんかも売っていて、厚い、活字のぎっしり詰まった全集も、1冊105円である。

 人に頼まれて、島崎藤村の、全集の一部を買った。

 中央公論社から、昭和41年に、1冊550円で発売されたものである。

 当時の550円は、今では、いくらくらいに換算されるのだろう?

 この全集が欲しくて、高いお金を出して購入した文学青年が、いたかもしれない。

 
 人にあげるものだけれど、ふと、2冊買った全集のうちの1冊を開いた。


 字が細かすぎて、読むつもりはなかったけれど、始めのほうに収録されている詩が目に入ったら、少し吸い込まれてしまった。

 若菜集とか、千曲川のスケッチとか。

 たった1箇所、前の持ち主が記したであろう青いボールペンの跡があった。

「初恋」という詩のタイトルだけが、青いペンで、囲まれていたのだ。

 好きな詩だったのだろうか・・。


 島崎藤村も、そして、この全集を思い切って?買った誰かも、何年も時間がたった後に、この本がリサイクルショップで、105円コーナーに並ぶことは、想像していなかったかもしれない。

 もう少し、続きを読んでみようと思うが、この全集は、お風呂で読むのはやめようと思っている。

 

好きな雑誌

2006年07月23日 11時20分31秒 | 本のこと
 昨日は、「婦人公論」の発売日だった。

 毎号買うぞ、と決めているわけではないのに、新聞広告で見出しを見たり、本屋で見かけたりすると、ついつい購入してしまう、「婦人公論」。

 本屋の「婦人公論」の隣には、女性向けの「MOA]とか、いろんな雑誌が置いてある。

 昔から続いている雑誌もたくさんで、かつては、毎号楽しみにしていた雑誌を見かけるけれど、手に取ることは、まずない。

 考えてみると、読む雑誌って、自分が変わると変わっていくものだなあ


 小学生の頃は、「明星」とか。

 中学生の頃、楽しみに読んでいたのは、「non-no」、高校生の頃は、それに
「別冊 マーガレット」が加わった。

 20代前半の頃は、「an an」の発売を心待ちにしていた。

 間に、「創」とか、週刊誌が入ったりして。

 それから、20代後半は、いつの間にか、「an an」は遠ざかり、代わりに、
「プラス1 リビング」とか、「&home」とか、「チルチンびと」とか、そんな感じに。
 
 それから、栗原はるみさんの「素敵レシピ」とか。

 で、そんな時期を経て、今は、「婦人公論」だ。

 きっと、興味とか、求める内容が、少しずつスライドしていっているのだろう。

 だから、今、この時期に「婦人公論」を読んでいる私も、いつの間にか、違う雑誌の内容に、ぴったりとしたものを見つけ、読むようになったりするのだろうな

 

「月給12万のヒーロー」

2006年05月12日 06時29分54秒 | 本のこと
 学生時代の友達が「月給12万のヒーロー」という本を出版しました。
竹書房からです。

 まだ、読んでいないのですが、読んだら、また、感想を書いてみたいです。

 アメリカの大リーグの創設に関わった?日本人の野球選手たち~侍ベースターズ~を長い期間取材して、書いた本ということです。 

 社会人になる、ずっとずっと、その前から、ある日本人野球選手を韓国まで追いかけて、取材していた彼を思います。

 そして、テレビとか、雑誌とか、いろんな媒体の製作の場に身をおきながらも、自分の一番に追いかけたいテーマを、ずっと離さずに持ち続け、そして、行動し続けている彼に、とっても、とっても、触発されました

 

「海峡を渡るバイオリン」を読みました

2006年03月26日 14時04分47秒 | 本のこと
 今月号の雑誌「クロワッサン」の、「わたし きのう きょう あした」というページで取り上げられていたのが、バイオリン製作者の陳昌鉉さんという方でした。
 

 実家に置いてあった「クロワッサン」のページをめくっていて、何気なく陳さんの記事を読んだのですが、とても惹きつけられるページで、何度も何度も読み返し、ついに、
「このページだけ、持ってくね。」
と言って、切り取ってしまったのでした。
 
 この陳さんという方、なんと独学でバイオリン作りを勉強し、世界でたった5人の、無鑑査マスターメーカーというのに認定されたすごい人。
 
 いや、楽器の世界を知らない私にはそのすごさは想像もできないんだけど、記事の中の陳さんの言葉と、若い頃のものを含めた数枚の写真から、この方のすごさが伝わってきた。
 
 韓国から日本に独りやってきて、理不尽なことがいっぱいあっただろうのに、インタビューの中の、陳さんの言葉には、人への非難めいた発言は全くない。
 
 「自分の運命、分、立場がわかったのはよかった。」

 「結局、独学で作らざるを得ない運命だった。今、考えると、それがよかったんですよ。」

等々、全てを肯定的に、発言する強さ。
 
この方についてもっと知りたいな。久しぶりにそんな気持ちがわいてきて、さっそく記事で紹介されていた「海峡を渡るバイオリン」を、セブンアンドアイで購入。

 昨日、届きました。
 そして、夕べ、お風呂の中で、読みました。

 まだ読んでいないページはあるけれど、この本は、これからずっとそばに置いておこう、と思っています。
 
 ひとつの道を追求していく人間のすごさ、謙虚さ、美しさ。
 陳さんの言葉が、圧倒的な重みと力で、迫ってきます。

 機会があったら、ぜひ、ぜひ、読んでみてくださいね!