うろうろとする日々

朝日新聞はスポーツ面でも事実の報道を(8月16日)

8月16日付の朝日新聞朝刊でバスケットボールに関する長文の記事がでた。

これは普通のことではなく、朝日新聞はBリーグで記事は記録にとどまるし、女子のバスケットボールに至っては例えばアジアカップの決勝に残ってもそこでは記事は記録だけだったりするくらいの扱いだ。

それなのに今回アンゴラとの練習試合にも関わらず記事がでた。

渡辺選手の捻挫についてのきわめてネガティブな記事である。ほかのバスケットボールメディアが冷静に2試合の練習試合の欠場を示唆する程度なのに、これが、”代表チームでの連携を実践で確認できないので黒雲”となるらしい。

署名を見るとバスケットで質の高い記事を書いてきた松本麻美記者ではなく、ラグビーのひとである。なんで?

ラグビーと違ってバスケットはこの人自体も書いているが、NBAの規定で各国とも直前までNBAの所属選手は合流できないが、逆にそれで十分なスポーツなのである。スポーツの特性が分かってないと思う。(WBCでも大谷選手は直前の合流だったが全く問題なかったのでは)

ちなみに横にこの同じ人がラグビーの記事も書いている。

こちらはラグビーの日本代表の選出にある選手が選ばれなかったことへのクレームだ。

しかし、バランスをとるかのように、日本ハム清宮父(元日本代表監督)のHCの戦術から外れたことについて書いている。

だいたいがよくわからない話で、バスケットボールのホーバスHCは女子の代表でも明確にいっていたが、代表選考の前に行うゲームは選考のためのものだ。そこで長時間プレーしたというのは、それだけ選考に迷っていたということだろう。したがって代表選考の前のゲームで長時間プレーしたといっても、それは大きな選考の要因ではなく、むしろ、それだけ危なかったということだろう。そこで十分なパフォーマンスを上げて合格点は最後までつかなかったということだろう。そこへの言及はない。

また、選ばれた選手は17年以降代表から遠ざかっていたというが、これまたホーバスHCがよくいうが、そのときのベストの選手を選ぶので、過去は関係ない。当然のことだ。

そのあたり、朝日新聞は清宮父の文章を載せてバランスをとったつもりかもしれないが、記者の記事としても雑な感じである。

だいたいが、同日に2本も署名記事を書くのはどうなの?という気もする。忙しさが雑さを招くのであれば、朝日新聞のスポーツ面はもっと記者を増やして、専門性を高める。それから署名記事を書かせるなど、工夫をしてもらいたいものだ。

バスケットぼ記事はなにか悪意があるのかと思うような記事だし、ラグビーの方も要は自分が気に入った選手を選ばなかったとうだけのような記事としか見えないところは記者の表現力の問題か、または取材の不足か、理由はわからいのだがそこは、社内でよくご検討いただきたいものです。

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