三遊亭兼好さん。
素晴らしい噺家さんであることについては、私なんぞが説明するまでもないことなのでしょう。
ですが、会津若松市出身の方ですので、私にしてみたら、どうしても肩入れしたくなるのです。
にもかかわらず、私はまだ師匠の高座を生で観たことがありません・・・。すみま千円。
4月15日 福島県会津若松市 興徳寺にて
<ある晩、おそらく何の気なしに父君(松平恒雄氏)の座敷の襖をあけてみると、父君が正座して、抜き放った刀を電灯の光のもとにかざし、その刀身の刃文をしみじみと眺めているところであった。
「あら、なんだか怖いみたい」
思わずそう(秩父宮妃殿下が)言われると、間髪をいれず、父君にたしなめられた。
「その言葉はなんだ! 武家に生まれた娘が、会津の血が流れている人間が、刀を見て怖いなどと言うものではない」>
「不思議なご縁」著者=白洲正子
素晴らしい噺家さんであることについては、私なんぞが説明するまでもないことなのでしょう。
ですが、会津若松市出身の方ですので、私にしてみたら、どうしても肩入れしたくなるのです。
にもかかわらず、私はまだ師匠の高座を生で観たことがありません・・・。すみま千円。
4月15日 福島県会津若松市 興徳寺にて
<ある晩、おそらく何の気なしに父君(松平恒雄氏)の座敷の襖をあけてみると、父君が正座して、抜き放った刀を電灯の光のもとにかざし、その刀身の刃文をしみじみと眺めているところであった。
「あら、なんだか怖いみたい」
思わずそう(秩父宮妃殿下が)言われると、間髪をいれず、父君にたしなめられた。
「その言葉はなんだ! 武家に生まれた娘が、会津の血が流れている人間が、刀を見て怖いなどと言うものではない」>
「不思議なご縁」著者=白洲正子