ジョホールバルで一泊しようかと思っていましたが、折角おじさんが案内してくれたのでこのままクアラルンプールを目指します。
ほぼ時間通り深夜12時にバスターミナルに到着。
TBSはクアラルンプールの長距離バスが集まる大規模のバスターミナルです。
終電もない深夜。タクシー乗り場に向かうエレベーター前には数人の男性が談笑していて、声をかけてきます
「タクシー」と言うので運転手なのでしょう。親切にエレベーターのボタンを押すと去っていきました。
恐怖はここからです。
エレベーターが到着すると薄暗い広場で、先ほどのタクシー運転手達が待ち構えていました。
「チップを渡せ。」
「タクシーに乗れ」
たぶんマレーシアの言葉で言いっています。
タクシーに乗るしか選択肢はないのですが恐怖で乗れません。
タクシーにはメーターも付いていません。
反射的に薄暗いタクシー乗り場から走って離れました。
街灯の下で至難に暮れていると、旦那さんを迎えに来た母子の車が停まりました。
心細さから車に近づき困った状況を女性に伝えると、察した女性は旦那さんに何か指示をしました。
しばらくすると、先ほどのタクシー運転手グループとは違う運転手を連れてきました。
その運転手に行き先までの値段まで聞いてくれました。
こうして無事に目的地に到着できたのですが…
深夜に行動する自分の甘さに猛反省です。
当たり前だから人を助ける。
この旅で何度もそうした援助を受けました。
旅先の助けてくれた人々に対してただ恐縮するのではなく、その当たり前の行為に素直に感謝を伝えました。
私も人を支援する仕事をするにあたり、見返りや感謝を求める気持ちになった時点でそれは間違っていると判断します。
支援する仕事を自分のやりがいとも考えたくはありません。
人を助けるのはただ当たり前だから。
人を愛するのもただ当たり前だから。
いたってシンプル。
それができている人達を尊敬します。
旅のご恩のお返しは、私がまた別な誰かを助けることとさせて下さいませ~😭
ありがとうございました!