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ごまちゃん温泉体験記

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小野川温泉 ししどや旅館寿楽荘(山形) 再訪1

2017-12-04 22:07:28 | 温泉(山形県)
尼湯のすぐ近くにある家族経営の宿です。
平成28年7月に宿泊したばかりですが、1年経たないうちにまた訪れてみました。それだけ、うちにとっては魅力的な宿でございます。お値段とお湯、お食事などのバランスがとてもうち好みなのです。前回同様、湯治コースでの宿泊。これだと、2人で2泊4食2万5千円弱。懐にも優しいお宿になっております。


[看板だと宍戸屋になっています]

宿泊
料金:5,500円+消費税+入湯税
     1泊2食 2名1室/人  2連泊以上の1泊分料金

平成29年5月 訪問



予定どおりの時間に到着。米沢でちょいと買い物&時間調整しましたので。
今回も2Fのお部屋。前回宿泊したのを覚えていてくれたようで、今回は違うお部屋になりました。

案内されたお部屋は2部屋続きという感じのレイアウト、手前側に6畳程度の部分と、奥側に10畳程度の部屋になっております。手前側に布団が準備されており、寝るのは手前、休むのは奥の広い所というレイアウトになっていました。


[二間続きのお部屋なので連泊でも楽]

お部屋の設備としては、テレビ、金庫、電気ポット、お茶セット、冷蔵庫(中身有)、ティッシュ、タオル、浴衣、丹前とまあ、一般的に用意されているものが一通り揃っています。石油ファンヒーターも用意されています。エアコンはこの季節使えないようになっていました。バスタオル無。
ちなみに、宿のWi-Fiが部屋まで届きます。下り3M程度ですので動画は少しきついですが、ネットラジオ程度なら十分でございます。パスワードは宿の人に聞くと教えていただけます。
冷蔵庫の中身、ビールとジュースは勿論有料ですが、水は飲んで良いみたいです。持ち込み分を十分冷やすスペースはあります。氷は作るのちょっと大変かな。
桜色のおんせんまんじゅう。


[連泊するには十分なお部屋の設備]

このお部屋はトイレ有りました。暖房便座になっております。綺麗に改装されております。


[清潔感のあるトイレ]

洗面台は無し。前回宿泊した部屋は部屋内に洗面台あったのですがこちらは無いようです。なので、歯磨きする時は、お風呂の洗面台の所で歯磨きしました。
欲を言うと、お部屋の窓に網戸がほしい。

お風呂は内湯×2。大浴場と小浴場。時間で男女入れ替えになります。
ざっくり言うと、昼間は大浴場が男湯、夜は小浴場が男湯になります。午後9時で変わる。

まずは大浴場です。
細長い脱衣所に脱衣棚がたくさん用意されています。一番奥に洗面台。


[大浴場 脱衣所]

洗面台のところに、歯ブラシとかカミソリとかが用意されています。この歯ブラシは1回使い切りです。あまり使い勝手よくないので、マネージャーは持参歯ブラシを使用していました。


[洗面台のところにいろいろ用意されています]

ここで名物のお風呂で読める本。あるのは分かっていますが、あえて読もうとは思いません。オフロに入ったときぐらい、目を休めたい。


[名物? お風呂で読める本がある]


[脱衣所 入口方向]

少し変わった形の湯船になっています。多分、瓢箪の形。この宿、瓢の湯とHPにも書いてあるぐらいですからね。


[大浴場]

お湯はほぼ透明。投入量がそれなりにあるからでしょう、濁り湯になる前の透明湯という状態です。湯花もそれほどありません。結構熱めで44℃強はあります。掛け湯してこの熱めの湯に浸かると、いやまあ、ちょっとした拷問とでもいいますか、熱さがまたたまらなく心地よいのです。熱いのに心地よいとは不思議な感じなのですがそういう表現にしかならないのです。透明湯なのですが、お湯の成分は結構濃い方だと思います。塩や硫黄など、様々な成分がしっかり入っており、あっというまに逆上せてしまう。短時間入浴しては、湯船の淵で暫く休むというのを繰り返しながら湯を楽しまなければなりません。そうじゃないと、ほんとに逆上せます。だから宿泊利用がおすすめ。

シャワーは普通に使い勝手問題なし。しかも、シェービングフォームも置いてある。なかなか至れりつくせりです。

湯口はというと、なぜこの角度?と思う湯の投入角度。本当はなにかもうひと工夫していたのでは無いでしょうか?ちょっとお湯の音が煩くなってしまうのが難点。


[湯口 不思議な角度で湯が投入されている]

長い湯船の反対側はこんな感じ。鮮度が良いため、無理して湯口付近を陣取る必要が全く無く。誰かがほんの少し窓を開けた部分に近いほうが、息苦しくなくていいなと思うぐらいです。1回浴室に行って、湯に浸かっている時間はトータル5分~10分入っていれば良い方でしょう。湯船の淵で休んでいる時間も含めて30分が良いところ。連泊で行きましたので、とにかく無理せずの入浴スタイル。これが湯治として訪れる最大のメリットなのです。お風呂に何度も入れるから、無理して浴室に長居する必要なし。


[浴室 反対方向]


続いて小浴場。こちらは2~3人はいるといっぱいかなと思う程度の小さな湯船の浴室です。

脱衣所、狭いところにうまくレイアウトされていまう。デットスペース的なところに脱衣棚。脱衣籠4つ分。


[小浴場 脱衣所]

洗面台は一番利用しやすい所にあります。夜の時間帯は小浴場が男湯なので、夜の歯磨きはここでしました。


[小浴場脱衣所 洗面 左側に脱衣棚がある]

休むためのソファーが用意されているのですが、布張りなんですよね~。汗かいている時はあまり座りたくないのが正直な所。汗が少し引いてから、乾いたタオルを敷いて座りました。


[小浴場脱衣所のソファー]

お風呂はこのサイズ。詰めれば5人ぐらいは十分入れると思うのですけど、ゆったり入るとなるとやっぱり3名程度。お湯は大浴場と基本同じ。温まり方がすごく良い湯です。こちらも透明のお湯なのですが、なぜか大浴場より白い湯花が多い時もありました。清掃のタイミングの関係かな?


[小浴場 透明湯 見た目以上に成分濃い湯]

シャワー1台。これで十分な設備だと思います。


[小浴場 シャワー]

ちなみに、小浴場では誰ともかち合う事ありませんでした。入浴しているなら少し待てば良いだけですから。大浴場では、日帰り客と思われる人と一緒になった事ありました。
他にも宿泊客がいたようですが、お風呂で一緒になることは結局無かったです。

大浴場及び小浴場、基本的に特に不満はないのですが、できれば、窓は誰でも簡単に開閉できる程度に修理しておいてほしいかな。誰かが無理やり開けたと思われる位置から戸が固くて閉めることができませんでした。なので、いつも開いていればそのまま。閉まっていればあえて開けないという対応でしたよ。
もう一つ、大浴場の脱衣所は一部床が抜けそうで。そこも早めに修理してほしいなと思いました。



2食付きのプランで連泊。前回宿泊時と同じプランなので、食事も基本的にメインは同じでございました。夕食は6時半頃、朝食は8時頃。だいたいです。時間多少前後するので。そのへんはおおらかに。

初日の夕食はすき焼きがメイン。ご飯は炊き込みご飯。白いご飯もあると言われたのですが、これだけ食べるともうお腹いっぱい。なんだかんだ言いながら全部食べました。お魚も美味しいのです。
お造りも良いですが、煮魚の味付けが好みでした。


[初日の夕食]

二日目の朝食。
焼鮭定食というメニューです。温泉たまごと納豆もなかなか。家だったら、これが夕食のメニューといってもおかしくない。鮭が大きくて食べごたえあります。マネージャーはお寿司の生の鮭は嫌いだけど、焼鮭は大好き。ここの鮭はマネージャーも結構気に入ったようでした。
そして、白いご飯になって感じるのがこの宿のお米はやっぱり美味しい。女将さん実感で作っている米を一切ブレンド無しで使っているそうです。ある意味贅沢。このお値段でこの味の米出せるのかと思うぐらい美味しいです。


[二日目の朝食]

二日目の夕食。
今度は豚しゃぶ定食。これも基本前回と方向性は一緒です。この夕食、私はとても良かったのですが、マネージャーはお造りがカツオだったのと、豚しゃぶのお肉が脂多すぎてあまり好みじゃなかったようでした。このへんはまあ、好みの問題なので、基本的にメニューのバランスは良いかと思います。こごみが美味しかった。
ちなみに、用意していただいたおひつのご飯、美味しいからと全部食べると、次の食事の時はさらに多くの白飯がやってきます。女将さんサービス良すぎ。


[二日目の夕食]

三日目の朝食。
焼き魚定食であります。この頃になると、もう食べ過ぎで胃がおかしくなっています。美味しいのですが、ごはんもそれほど食べられない。おひつのご飯は残しましたが、おかず類は全部食べました。
二日目の朝食よりは若干軽めになっているのも特徴。宿側も分かっているのでしょうね。


[三日目の朝食]

とまあ、1泊2食5,500円のプランにしては食事申し分ありません。消費税と入湯税入れても6090円ですから。このぐらいの価格帯でお食事付きプランを用意してくれる宿は数少ない。ぱっと思いつくのは、肘折にあるいくつかの温泉宿ぐらいです。
なお、連泊なのです。間の昼間の時間、ほんとのんびりと過ごすことができます。以前は2泊できると思うと、日帰りでどこかの温泉にも行き、そしてまた違う宿に泊まってと慌ただしい湯巡りばかりしておりました。でも、連泊の良さを味わってしまうと、このゆるりとした時間がとてもよくて。その後も時間取れた時は、連泊で泊まるようになってきました。

暇だったので、昼間の時間少し1人散歩。小町の湯方面まで歩いたり、スキー場のあたりまで歩いたり。歩いてみると、意外と歩ける範囲広いなと思いました。いつも車でばかり移動しているので、歩いての距離感がよくわからなかったのですけどね。温泉街も歩いてみると、また違った良さを見つけたような気がします。


[小町の湯近くの桜並木 まだ散っていなかった]


[清水山公園 季節が良ければ緑も多い?]

お食事がついていない二日目の昼食、温泉街の龍華食堂で食べました。小野川温泉は何軒かの飲食店があるので、お昼ごはんも困りません。
小野川は、温泉街に商店もそこそこあるため、飲み物や食べ物の調達も結構なんとかなります。バナナやアイス食べたいなと思っても売っているし。飲み物は何軒かのお店で売っていますしね。自販機も温泉街に何箇所もあるし。


寿楽荘での2度目の連泊、ほんとに、心がゆるりとした感じになりとても楽しい時間を過ごすことができました。これも、お宿のご主人や女将さんの人柄もあると思います。なんかほっこりする感じあるのです。実家にでも泊まりに来たかな程度の感覚。そこにすばらしい湯が用意されている。温泉宿に泊まりに行くというのが、とても身近に感じる宿なのです。これこそが大規模旅館にはない、別の形でのサービスの在り方。
ただ、普段サービスの行き届いたホテルにばかり泊まっていて、そういうサービスを求める人には向きません。布団敷きは自分でするし、部屋食だけど、食事終わったらお膳を廊下に出すのも自分。ご主人や女将さんもいろいろやることあるから、聞きたい時に行ってみてもいない事もしばしば。まあ、何を宿に求めるかというだけなのです。
宿のご主人と女将さんは忙しそうだったけど、こっちは今回ものんびりさせて頂きました。


[1F 廊下の洗面台 昭和の雰囲気]

帰る時、もう帰らなくちゃならないのか~って少し残念な気分になりました。そのぐらい、居心地良いのです。リゾートホテルのような非日常を味わう宿というのも良いと思いますが、生活の延長線上に位置づけられる宿というのもまた良いものですよ。
東北にはこのような宿がまだまだあります。いろいろ自分にあう宿、これからも見つけていければなと思っているのでした。


[また泊まりに行きますよ]

主婦湿疹 ○











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