goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまちゃん温泉体験記

現在、ブログ移行中
設定がまだまだ完了していません。緩やかに準備中。

とりあえず、データ移行

2019-11-29 22:45:11 | ざつもの
まだ使い方わかりませんが、yaplogがgooブログへの引っ越しツール用意していたので使ってみました。完全廃止しようかとも思っていたのですが、せっかくなので引っ越しツール使ってみたのです。

データがどの程度移せているかはわかりませんが、とりあえず、過去データ多少残せることが出来たので自分用メモとしてこのまま置いておきます。

今後の更新は未定。今のところ、積極的に更新は行う予定はありません。
いろいろ、仕事や家庭事情であまりブログに携われませんので。

時間があれば、まずはレイアウト直したりそういうところから手を付けたいと思っています。



今までお世話様! ヤプログサービス終了

2019-08-12 09:06:47 | ざつもの
ヤプログのブログサービスが2020年1月末で終了になります。
このため、このブログも自動的に終了となります。
長い間皆様お世話になりました。

いつかはサービス終了の時が来るのは覚悟しておりました。他のブログサービスも徐々に閉鎖され、時代の流れと共にブログというツールは縮小傾向。新しいサービスが次々と生まれ、サービスも世代交代が起こっているというのを実感致します。
なので、今回のヤプログサービス終了もそれほど驚いているわけではありません。

今後ですが、もしかしたら少しだけ更新するかもしれませんが、いずれにしてもヤプログのサービス終了と共に終りを迎えることになります。

ほんとうに長い間皆様に支えられ、私のメモ的な記録にご意見などをいただき、私も湯巡りの参考にとてもなりました。
最近更新は滞り気味でございました。湯巡りはしているのですけどね。いろいろあって、なかなか更新できずにいただけです。

ヤプログ終了後、別のブログサービスで続けることも考えてみたのですが、当面再開することはせず、別の形で皆様と接する機会があればそちらで情報交換ができればと思っておりますので宜しくお願いします。

暫くはTwitterのみの予定です。何かご連絡頂く時にはTwitterにご連絡をお願いします。







肘折温泉 木村屋旅館(山形) 再訪1 宿泊

2019-06-26 22:24:39 | 温泉(山形県)
肘折温泉の中では比較的情報配信のしっかりしているのがこの木村屋旅館。公式HPもあり、ネット予約も可能。旅館組合とかなにかに宿の人関係しているのでしょうかね?Twitterなどでも木村屋旅館のご主人は自分の宿だけじゃなく、肘折に関する様々な情報配信しております。
客室数6室と小規模の湯治主体の旅館です。湯巡りするようになってから、こういう宿が心地よいと思うようになりました。
平成23年に一度日帰りでこの宿のお風呂を利用。その時の印象が良く、いつかは宿泊で訪れてみたいと思っていました。しかしこの宿は結構人気があるようで、なかなか泊まりたい日は空いていない。少し疲れが溜まっていた頃でしたので、仕事の都合と調整して宿泊で温泉行こうかなと思い、マネージャーに宿探しお願いしたらなんと!楽天トラベルで空いているのをみつけて即予約してくれました。
タイミングなのだろうけど、かなり嬉しかったです。ずっと宿泊で行きたかったので。
到着して駐車場に車を停めている時、宿のご主人が出てきてくれました。肩幅が広く、結構体のごついご主人です。


[結構人気宿でなかなか予約がとれません]


宿泊
料金:7,100円(消費税、入湯税込)
    2食付 2名1室 1名分料金
    (楽天トラベル予約)


平成30年9月 訪問



宿泊予約していた者であることを告げると、すぐに宿の中に案内していただきました。
宿の入口にはロビーとかはなく、一般家庭の玄関が少し大きいかな?程度の作りです。
この瞬間、宿の泊まりに来たという感じより、ここに帰ってきたという気分にもなるのでした。これが湯治系のお宿の良さ。けしてホテルのようなサービスはありません。お客を迎えるというより親戚や家族を迎えるのと同じような雰囲気があります。


[宿の玄関 ロビーはなく民家的雰囲気]

お部屋に向かう途中、お風呂を案内していただきました。1階に中浴場と貸切風呂、2階に大浴場。中浴場と大浴場は男女別にはなっていないので、最初に入る人が男湯か女湯にする選択権があります。湯治宿だとこういうお風呂おを男女と明確にしていない宿たまにありますね。

お部屋な2階、8畳の和室。布団は部屋の中に畳んだ状態で置いてあり、自分で好きなタイミングで敷きます。布団敷きに来られるより、この方が気楽で良いです。
お部屋の設備としては、テレビ、電気ポット、冷水ポット、お茶セット、冷蔵庫、ティッシュ、浴衣、タオル、バスタオル、カミソリ、歯ブラシ丹前と一通り揃っていて、このへんは旅籠宿みたいな感覚になります。
季節的に必要ありませんでしたが、エアコンもついていました。窓には網戸もついています。
そして、Wi-Fiが使えるのもポイント。ただし、すべての部屋にまんべんなくWi-Fiが届くのではなく、一部の部屋は届きにくいようです。今回宿泊したお部屋はWi-Fi入りやすい方だったと思います。下り6M~10M程度の速度でていました。
茶菓子は温泉まんじゅう。定番中の定番が用意されています。


[8畳和室 2人で宿泊するには十分]


[電気ポットと冷水ポットが用意されている]


[浴衣、タオル、歯ブラシなど]

最初、冷蔵庫は無いと思っていたのですが、服を掛ける所を開けたら下の段に小さな冷蔵庫があったのです。ちなみに、廊下には共同の冷蔵庫もありました。もしかしたら、全室冷蔵庫あるとは限らないのかな?


[冷蔵庫はこんな所に設置されていた!]

お部屋で一休みしたらまずはお風呂。これが一番の楽しみなので。以前日帰りで訪れた時に2階のお風呂を利用したので、今回は1階にあるお風呂から利用しました。たまたま貸切風呂が空いていたのでそこから。

貸切風呂の脱衣所に行くと結構狭いですね。脱衣棚には脱衣カゴが4つ。これが現実的に利用できる最大数なのかなと理解しました。昭和の雰囲気を感じる脱衣カゴもこれまた良い雰囲気です。


[貸切風呂 脱衣所]

お風呂はコンクリートと石でできた長方形湯船。サイズ的に大人2人入るのが精一杯かなと思うサイズ。お湯は枯れ笹濁り系、浴室内には金氣臭が充満しており、こりゃ好み!私のストライクゾーンど真ん中。
手を入れてみると結構熱め。それでも、お湯をよくかき混ぜると十分入れる温度になりました。熱めの湯は体を攻めてくる感じがする攻撃的な湯。この熱さもまた心地よい。肌ざわり、香り、温度、全てにおいて温泉を体中で感じていると、攻められながらも幸せの中に包まれている気がしてきます。熱いので、湯船の中に長くいることは出来ません。熱い湯の時は、出たり入ったりを繰り返しながら湯を楽しみます。


[貸切風呂 湯船 中に段差あるので注意]

シャワーは1台。貸切風呂にシャワーもあるので、気楽にシャワーが使えて良いです。


[貸切風呂 シャワー]

この湯口を見ると、石膏成分も強いことがよくわかります。肘折の源泉の所と同じような析出物ができていますね。


[貸切風呂 湯口]

湯口もすごいですが、もちろんチェーンですらこのような状態。お湯の表面付近に析出物が固まっています。これではチェーン曲がらないのでは?


[貸切風呂 チェーンの析出物]

この湯船、もう一つの特徴として湯船の淵からお湯が溢れないことなのです。それはこの排水の作り。これ、この肘折の泉質では良い作りでしょうね。というのは温泉成分が凝固してしまうので、湯船の淵から浴室床に溢れさせると、浴室床がとんでもないことになると思うのです。それを防止するためにはこのような排水にしておくほうが無難なのでしょう。


[貸切風呂 排水]


温まりの湯である肘折の湯。宿泊なのであまり無理せず上がることにしました。目の奥がジンジンと温まってくるのがとても感じられ、もうひとつ、体の筋で疲れている所も少し痛みが増すなど特有の症状が出てきました。


部屋に戻りビールを飲んで部屋で休憩。ぼ~っとしていると、何もしない幸せを感じます。温泉に来ていろいろやりたいという人もいますが、私の場合は休むことが一番の目的。
ネットも繋がるので、暇つぶしには良いです。


続いて入ったのは2階にあるお風呂。大浴場。こちらの脱衣所は少し階段を登る形でたどり着きます。お部屋のある部分より少し高めの所にあるのです。
脱衣棚に脱衣籠、扇風機有。


[大浴場 脱衣所]

脱衣所内にも洗面台があります。


[大浴場 洗面台 階段もわかるかな?]

こちらの湯船は湯治宿とは思えないような作り。少し豪華にできています。大きさも8人ぐらい入っても大丈夫かなという広さ。前回日帰りで訪れた時はこのお風呂を利用し、熱くて加水したのを覚えています。今回もそのレベルかと思ったら意外と入りやすい温度に調節されていました。何となく、前に入っていた人が加水したのかなと思われる雰囲気ありましたね。


[大浴場 湯船 浴室壁面や床面も豪華な感じ]

お湯は笹濁りですが、1階の貸切風呂と比べると色が薄いです。ただ、鮮度がよく色がまだついていないというのではなく、なにか加水独特に濁りを感じました。
だからといって、泉質的には十分満足行くレベルが保たれています。よく、加水に関しては意見が分かれるところですが、正直、入れない温度に無理して入るより加水して安全に入浴したほうがよいと思っています。本当は加水なしでお湯を上手に冷まして利用するのが良いのですが、このように温泉成分が凝固しやすい泉質ではそれも難しいと思われます。

こちらのシャワーは1階のお風呂より水圧が良いので一番使いやすかったかな。
どうせなら、シャワー3台とも設置されているとよいのにと思うのですが、客室6室だけの宿なので、それほど集中することも無いからこれで良いのかも。


[大浴場 シャワー]

こちらの湯口も温泉成分がびっしり。湯口の所で湯の香りを楽しむのも良いと思います。


[大浴場 湯口]


1階の中浴場はその後に時間をおいて利用。
こちらの脱衣所は貸切風呂と似ていますね。脱衣籠の数が貸切風呂より多かったぐらいかな。


[中浴場 脱衣所 狭くて全体を写せない]

湯船は4人程度入るのに良いかなという大きさです。お湯は貸切風呂とほぼ一緒の感じですが、若干貸切風呂より入りやすい温度になっていました。
このお風呂、なかなか良かったです。というのは、このお風呂に入る時はいつでも事実上貸切。一人でこの大きさの湯船というのは広すぎず狭すぎずなんか落ち着くのです。時々とど寝の心地よい。
この宿のお風呂、浴室壁面にガラスブロックを使用しているのが特徴的。


[中浴場 湯船]

この湯船には、加水用の水道が用意されています。なんでこの蛇口というのはありますが。普通の形でよかったのでは?


[中浴場 変わった加水用水道蛇口]

シャワーはこちらも1台。普通に使えて何も困りません。湯治系のお宿の場合、シャワーあっても水圧駄目で使い物にならない宿とかもたまりありますから。


[中浴場 シャワー]

湯口は重厚感ある湯口になっています。こちらも温泉成分がたくさんついていますね。


[中浴場 湯口]

この湯船も排水口ちゃんとありました。


[中浴場 排水]


客室6室しかないのに、お風呂3箇所。だから、基本的に誰かが入っていれば無理して入らず、ちょっと待てば他の人とかち合わずにお風呂を楽しめる状態。これがまた気楽なのです。誰かと一緒に入って世間話するのも楽しいですけどね。この事実上のお風呂利用ルールのおかげで、本当は男湯か女湯のどちらかにして入浴するはずの2階のお風呂をわざと両方の暖簾かけて入っている老夫婦がおりました。まあ、だからといって別にそれでいいかなと思うぐらいで。
場合によっては今どきの若い人の中にはこのようなお風呂利用ルールの方が気楽に入りやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。


さて食事。部屋食になります。宿泊料金を考えると十分な夕食の内容。焼魚、天ぷら、煮物などなど、家庭料理よりは量が多いと思いますが、旅籠の食べきれないほどの量でもなくという状態。味付けも飽きにくい味になっている点が良いです。この食事の味付けなら、連泊してもいいなと思いました。


[夕食 味付けが好み 1泊だとこのぐらいでも量的に良いかな]

朝食も定番の焼鮭や温泉卵など。明太子良かったですね。朝ごはんに明太子あると贅沢している気分になれます。お櫃のごはんがもう少し量多いとなお良かったかな。結構食べる方なので。


[朝食 温泉卵美味しかった]

ちなみに、館内お部屋前廊下はこんな感じです。本や雑誌が結構置いてあるので、宿泊中に飽きないと思います。


[2階廊下 本がたくさん置いてある]

2階お風呂前のスペースに、共同の洗面台と流しが用意されています。コインランドリーもあります。電子レンジもあるので、なにか温めて食べるというのが出来て良いですよ。
この場所にフリーで飲んで良いインスタントコーヒーが用意されています。


[2階大浴場前 洗面台・流し・コインランドリーなど]

トイレはお部屋にありません。共同のトイレが有り、シャワートイレになっています。
館内に自販機1台あり、500ミリ缶ビールが350円でした。うちは申し訳ないけど温泉街の商店で買ってきてしまった。ついでにパインサイダーも。

館内全体の雰囲気が大きな民家ですね。だから、隣の部屋の音が気になるとかいうタイプの人は、こういう宿より、ビジネスホテルみたいにしっかりした建物の宿を選んだほうが良いでしょう。

滞在中、5回ぐらい入浴したでしょうか。1回の浴室利用時間は短めで回数多く利用しました。その方が体への負担が少ないので。しっかり体が温まり汗をかくので代謝が良くなります。そうなると体の老廃物が早く排出されるのか、いろいろな部分がいつもより調子良いなとだんだん感じました。こういうのが温泉に来てよかったなと思う事のひとつ。

翌朝は一人で朝市に出かけてみました。食材的なものが多いですね。ちまきとかおこわなど、すぐに食べられるものも売られていますけど、全体の中では少ないです。
現代の湯治客にはすぐに食べられるもので売っていたほうが売れるのでは?と思いました。でも、結構人が出てきますね。人気の朝市だというのがよくわかります。


お湯が良くて食事もなかなか。お部屋の設備とかも十分であり、それでいてこの価格帯というのがありがたいです。どうりでいつ予約とろうと思ってもなかなか取れない訳ですね。現代流の湯治を行いたい人向けのツボを抑えているような宿だと思いました。
宿のご主人も女将さんも特別すごい対応をしていただいた記憶はないのですが、なんだろう、今でも良かったという印象だけすごく強く残っています。
どこか、ふだん着の温泉という雰囲気が感じられるこの宿、これなら次回は連泊で訪れてみたいです。また時間見つけて訪れたくなる宿がひとつ増えました。


主婦湿疹 ○



飯坂温泉 ほりえや旅館(福島)

2019-06-10 21:45:04 | 温泉(福島県)
飯坂温泉の代表的な共同浴場鯖湖湯のすぐ隣りにある宿です。創業明治15年。明治時代の木造3階建の建物を今でも使い続けている老舗旅館。飯坂温泉の歴史の中ではとても重要な宿だと思います。
以前から建物の趣がよく、一度行ってみたいと思っていました。たまたま直前予約でまだ宿泊できたので急遽宿泊決定。平日だと6千円台のビジネスプランですが、週末なので若干高めですが、この頃、仕事が忙しく予定が立てにくかったのでこの価格でも納得して予約。
到着すると、まずは駐車場何処でしょ?状態。狭い道で申し訳ないのですが、宿の前に路駐して、駐車場の場所を教えてもらいに行きました。


[明治15年創業の老舗旅館]

宿泊
料金:8,150円(2名1室 1泊2食付 1名分料金 入湯税込)
 楽天トラベル予約


日帰り入浴
料金:400円
時間:10時~21時


平成30年6月訪問


宿のご主人がすぐに出てきてくれて、駐車場の場所を教えてくれました。すぐ近くなのですが、初めて行くと分からないです。言われたとおりに進むと、車7~8台ぐらい停められる駐車場がございました。

荷物を持ってチェックイン手続き。最初の時は周りに迷惑をできるだけかけないよう、急いで車を駐車場に入れることしか考えておらず、改めて宿のご主人を見ると結構若い方ですね。湯巡りしていると、宿のスタッフが高齢化していることが多いのですが、この老舗旅館は次の世代が育っているようでとても安心しました。若いご主人なので、元気の良さがなんかとても好印象です。確か婿さんだったとなにかに書いてあったのを後から見つけました。

帳場付近はいろいろなものがたくさんおいてあり、それも古いものが多く歴史を感じます。人形やこけし、なんだかわからない模型などなど。古い電話もあり、今は使えないだろうけどそういうのもとってあるのだなと関心したりしていました。


[帳場付近 骨董品屋かと思う雰囲気有]

古い建物だけあって階段は急。足腰の弱い方は少し宿泊難しいかもしれません。バリアフリーなんて考えのない時代の建物ですからね。それをまた楽しむのもこういう宿の良さなのだと思います。また、天井が低いので頭ぶつけそうになる箇所いくつかあるのが要注意!


[階段はかなり急]

お部屋な3階の和室でした。2人での宿泊なのに12畳のお部屋で少し驚き。贅沢感があります。廊下と部屋の仕切りは障子のみ。なので鍵がありません。


[3階 12畳和室 窮屈感無い]


[お部屋 反対側より]

テレビ、ポット、タオル、バスタオル、歯ブラシ、エアコン、扇風機完備。浴衣、丹前もあります。風呂カゴセットみたいになっているのもあり、女性がお風呂に行く時便利ですね。建物は古いのかもしれませんが、襖紙や障子は適宜張替えされているようで不快感ありません。天井は比較的低め。照明は時代の流れでLED化されていました。この明治時代の建物でありながらも、館内Wi-Fi完備という嬉しさ。速度はそれほど出ておらず、下り2M程度の時も多かったですが、メールチェックやTwitter程度に利用するには十分であります。
この日は宿泊客が多かったので、通信速度それほど出ていなかったのもあるかもしれません。


[浴衣、丹前など]

館内に自販機もありませんので、飲み物がほしい時は宿から出て温泉街のお店や自販機で購入する必要があります。まあ、そのぐらい出歩くぐらいのほうが丁度よいのかもしれません。すべてのことが宿の中で完結してしまうのも温泉街を楽しまなくなって残念ですしね。

お部屋には洗面台やトイレはありません。すべて共同。実際、歯磨きはお風呂の脱衣所にある洗面台のところで行いました。
トイレに関して言うと、古いながらも水洗化もしているし、シャワートイレにもしています。ただし、レイアウト的にかなり苦しい状態であるので、足腰の弱い人は利用しにくいかもしれません。手すりもありませんでした。


[トイレ①]


[トイレ② 高齢者用に手すりほしい]

宿のお風呂は2つ。大浴場と小浴場になります。フロア的には2階扱いの場所になるのでしょうか。
ふたつとも貸切制で利用します。タイミング悪いとどちらも利用中で入れないのが残念。


[風呂場前の空間 不思議な扇風機 トイレも近い]

最初に入ったのが大浴場です。たまたま空いていたので。
大浴場の脱衣所といっても、同時に2人か3人程度しか着替えできない広さしかありません。このへんが大型旅館とは違う所。鍵付きロッカーが設置されているのですが、脱衣所そのものに鍵がかかるため、あまり必要性を感じませんでした。
洗面台、ドライヤー、綿棒完備。木の温もりを感じる脱衣所になっています。もう少し換気が良いとなおOK。


[大浴場 脱衣所]

体重計はわかるのですが、なぜか鉄アレーが置いてあります。筋トレして帰れという事なのでしょうか?


[鉄アレー! マッチョな体作り推奨みたい]

浴室に行くと、まずは湯の香りで心地よくなります。飯坂らしいお湯の香りが特徴。温泉の香りとよく言う人がいますがまさにそんな感じです。芒硝臭なのかな?
奥側のほぼ三角形の湯船とカラダを洗うために作られた湯だめ。湯船は何人入れるだろう?7~8んぐらいかしら?三角形湯船なので、どう入れば何人入れるのかよくわかりません。


[大浴場 湯船]

お湯は透明。ちょっと手を入れてみるとそこそこ熱め。湯船の湯をよくかき混ぜてからかけ湯。少しビリっとくるぐらいの熱さがまた温泉に来たぞという気分を盛り上げてくれます。
ゆっくりとつま先から頭までかけ湯してから入浴。首まで浸かるとため息しかでてきません。言葉はいらない。ただ浸かっていたい。この空間は何か日常から離れるのに良いのかもしれません。仕事の忙しさなんてすっかり忘れてお湯を楽しんでいました。景色が全く見えないというのを逆に考えるとこの空間しか見えていなくてそれはそれで良い。
湯船の底まではっきり見える透明湯。しっとり馴染むような泉質が特徴的です。だいたい44℃強ぐらいかな。

湯口にはカニのオブジェ。なんで?理由がわからないけど面白いからまあいいや。
投入量が少ないのが少し気になる所です。


[大浴場湯口 カニ付き]

湯だめ、最初に温度確かめたら激熱!加水してようやく利用できる温度になりました。ここ、源泉温度高めみたいです。宿のHPとかには鯖湖湯源泉と書いてありますが、分析表を見るといろいろな源泉のブレンドになっているようです。鯖湖湯と同じブレンド湯をこの宿は配湯してもらっているという事みたい。単一の源泉かと思ったらどうも違っていました。
この湯だめの所にシャンプーやボディーソープのボトルがたくさん置いてあります。こんなに置かなくても・・・とオッサン目線だと思うのですが、女性はこういうの楽しいのでしょうね。


[ここで体を洗う シャワー無]

子供の利用も考慮してか、たらいとか多少の道具も置いてありました。
最初以外、連続1分入浴無理!ちょっと入っては湯船の縁で休むの繰り返し。これを何度かやっていると汗がどんどん出てきて血行が良くなります。血行改善にはとても良いかも。

湯上がり、部屋でまずは一休み。ビール飲んでぼけ~っとして。何も考えない幸せ。これが宿に泊まるということ。アクティブに何かを楽しむ旅も良いですが、何もしないために行くというのもそれまた大事な目的なのです。


[ふとんは夕食の後に敷いてくれます]

程よく休んだら続いて小浴場。
こちらの脱衣所はほんとに狭い。2人同時着替えもできるかしら?と思うぐらいの広さです。鏡はあるけど洗面台も無いし。


[小浴場脱衣所 狭くて写真もうまく撮れない]

こちらは台形のタイル貼り湯船。2~3人でもういっぱいの小さな湯船になります。このぐらいの湯船、これはこれで落ち着きますね。お湯は大浴場と同じ。温度管理もほぼ一緒です。
お湯が静かに投入されているので音があまり気にならないところも気に入りました。


[小浴場 湯船]

小浴場には、湯だめありません。もちろんシャワーもない。体を洗うとすると、湯船の湯を汲み出して使う必要があります。こういうお湯の使い方、シャワーのある生活に慣れている人には抵抗あるかもしれません。昭和の時代はこれが何処の家庭も普通だった。


[小浴場 洗い場]

湯口は亀湯口。投入量はやはり少なめ。この宿の湯使いで唯一気になったのはこの点です。湯船の大きさにしては投入量が少なすぎるのではないかと。衛生管理の観点からすると、もう少し投入量を多くできる工夫が必要かと思います。単純に加水するのではなく、上手にお湯を冷ましてから湯船に投入する工夫があっても良いかもしれません。


[小浴場湯口 亀]

こちらで気づいたのは、湯船の底と浴室床に穴が空いている所があり、そこからお湯が外にでるように設計されています。これだと、湯船の底にあるゴミが排水されやすい特徴があります。個人的にこういう作り好き。


[浴室床と湯船底の穴はつながっている]

食事は部屋食になります。
夕食は6時ちょっと過ぎに準備してもらいました。
お膳2つに載せられたお料理は、正直ビジネスプランの領域じゃないなこれというのが最初の印象。お造り、焼魚、酢の物、しゃぶしゃぶなど。旅籠のお膳料理と比べると確かに少なめですが、それでも多いなと思いました。お味はなかなかです。後から持ってきてくれた、茄子の味噌焼きがとても美味しかった。しゃぶしゃぶは固形燃料が無くなるまでに食べきるのがちょっと難しかったかな。それと、お米も美味しい。福島のお米なのだと思います。米が美味しい時は最初からごはん食べてしまいますね。


[夕食 お膳①]


[夕食 お膳② 豚しゃぶしゃぶ]

  
[後から出てきた茄子の味噌焼きとお汁]

朝食は7時半頃でした。
焼魚に温泉卵、煮物などで食べやすい内容。朝からもりもりご飯も食べてなかなか満足でした。ここで宿側から出されたのが梅干し。福島では梅干しに砂糖をまぶしてたべるのだとか。ただし、ものすごく塩辛い梅干しなのです。私は食べませんでしたが、マネージャーが体験しておりました。
食事を運んでいただく時の宿の方の対応がとてもすてきだと感じました。ホテルのようなかしこまりすぎた対応でもなく、ほがらかでこちらまで明るい気分になるような話し方が好印象でした。


[朝食]

  
[梅干しと温泉卵殻割った状態]


館内にはなぜかマンガ本がたくさんあります。好きな漫画があれば、ゆっくり読むのも良いかもしれませんね。
この日の宿泊は満室に近かったようです。そのため、時間帯によってはお風呂どちらも利用していて入れないことがありました。すべてのお風呂を貸切制にしている宿ではよくあることです。ここで思うのが、宿泊客が多い時はある程度の時間まで、どちらかを男湯、もう片方を女湯として運用し、夜中は貸切制にするとか工夫が必要だと思います。タイミング悪い人の場合なかなか温泉に入れない人もでてくるのではないかと思いました。
うちの場合、夜ももちろん入りますが、朝にお湯を楽しむ習慣があるのでそういう不満は起きにくいです。

宿泊してみて、宿全般的に感じたのは、ほんとに歴史ある宿だなということ。いろいろ、建物の作りの関係で今どきにはありえないような作りになっている場所もあります。廊下に面した洗面台なんかは、なんでこんなに狭いの?と言いたくなるぐらいだったり。手すりがあまり無いために、安全性的に若干疑問だったり。まあ、昔はそれが普通だったのだろうけど。そういう不便さを味わうのもまた良いものなのです。それをカバーできる宿の皆様の笑顔や気遣いがありますから。今まで婿さんの旦那さんがやっている宿で一番良く動く旦那さんだなと思ったのは私だけでしょうか。ちなみに、女将さんは柔らかい感じの対応が良かったですよ。話聞いていて、福島の言葉だ!ってのをとても感じました。一応私は福島県出身なので。福島市内には住んだこと無いけど。


[外国人観光客多いのかな?]

気になったのは、家族経営的な宿でのあるあるですが、宿のお子さん達が宿で遊んでいること。やはり、お客が通る所で遊ばせておくのはどうかと思います。客の空間と宿の人の生活空間はうまく分けておいたほうが、今の時代良いのではないでしょうか。たしかに昔は何処の宿もそういうのがあまり明確になっておらず、宿の子と宿泊客が遊んでいるというのは普通でしたけどね。でも、今の宿泊客はそういうのを求めるというかご理解のある人少ないと思います。まあ、だんだんと大きくなってくればそういう問題は解決されるでしょう。
いろいろと古いものに興味のある人はこの宿良いと思います。こけしや人形、調度品の一部なんかに、古いものがあって、それを見つけると懐かしい気分になります。黒電話なんかもいい味だしていますしね。


[部屋前廊下 窓の下は鯖湖湯前の通り]

今回は1泊だけでしたが、次回訪れる時は平日の連泊で訪れたいなと思いました。飯坂温泉の中心にあるこの宿がいつまでもお客の期待に応える形で存続し、これからも益々繁栄していくことを願っております。次回は1泊は食事付きで、もう1泊は素泊まりで泊まるのも良いかなと思いました。飯坂では餃子も食べてみたいし。


主婦湿疹 △


飯坂温泉は、温泉街にお店もそこそこありますが、もし、車で訪れる時は飯坂にあるスーパーに寄るのも良いかと思います。いちい飯坂店が便利でしょうね。

訪れる時、昼食をとったのは、またもやハッピーハッピーカレーのお店。食べたのはナポリタンですけど。何故かあの店のメニューはジャンクフード感があって好きなのです。





鶯宿温泉 ホテル鶯(岩手)

2018-05-04 15:53:11 | 温泉(岩手県)
東北道盛岡ICから車で30分程度の所にある鶯宿温泉。開湯450余年とか。名前の通り、傷ついた鶯が治ったとかいういわれでこの名前みたいです。動物に絡んだ温泉地名は結構ありますね。存在はもちろん前から知っているのですが、濃い湯を求めて湯巡りしていた頃はノーマークでした。最近、薄めのお湯というのがだんだんと気に入ってきて、このようなお湯のところを求めて湯巡りしております。
どうせ行くなら宿泊でと思い、直前予約でなんとかなったホテル鶯にお世話になりました。最近、いきあたりばったりの行動が多すぎ。この宿は温泉街のわりと端の方にある宿です。
雪道の中車を走らせると、入口すぐ手前の急な坂で車がスリップして登れない。一旦、坂道の下まで車を戻して、止まらないようにうまく走らせながら宿に辿り着きました。真冬の訪問なので雪だらけ。こういう時の温泉宿泊はとても魅力的です。


[家族で泊まるにはちょうどよい大きさの宿]


宿泊
料金:2泊4食 17,040円(2名1室 1名分)
    楽天トラベル予約


平成30年1月 訪問




館内に入ると女将さんでしょうか、おばあちゃんが対応してくれました。まだ到着しないと思っていたのか少し休んでいた雰囲気。お部屋の準備もまだ完全では無かったようですが、すぐにチェックイン手続き進めてくれました。単純にお部屋が暖まりきっていなかっただけのようです。
ロビー付近も鶯をイメージしてなのか、なんとなくグリーンに近い色が多い気がします。


[フロント&ロビー マンガ本が沢山ある]

廊下には自販機と宿泊者用の冷蔵庫がおいてあります。廊下にこのような冷蔵庫があるということはお部屋には冷蔵庫ありません。
ちなみに、アイスも売っていました。普通のモナカアイスとかカップのアイスとか。湯上がり食べたくなる時ありますよね。自販機の価格は500ミリ缶ビール400円、350ミリ缶チューハイ300円。宿価格だと普通というところでしょう。でも、宿泊者用の冷蔵庫用意してくれているということは、持込を事実上認めている感じですね。


[ロビーから宿泊棟への廊下 宿泊者用冷蔵庫有]

お部屋は1Fの和室です。8畳+縁側付。窓の外はすごい雪景色でした。テレビ、金庫、お茶セット、タオル、バスタオル、歯ブラシ浴衣など一般的設備はあります。ポットはエアーポット。ティッシュ有。洗面とトイレは共同になります。
冷暖房は床置式エアコンになっています。テレビの下に配置。寒冷地だとこういうエアコンも良いかもしれませんね。壁掛形のエアコンだと足元寒いこと多いのですが、結構部屋はそれなりに暖まって問題なかったです。
docomoの携帯は問題なく電波が入った。こういう温泉地だと、場所によって電波入らないとか普通ですからね。


[落ち着くお部屋 雪景色がすてき]


[ふとん 軽くて寝心地良かった]


毎度同じ行動なのですが、チェックインして少し落ち着くとすぐに風呂です。お風呂は同じ1Fの廊下反対側にあります。

脱衣所、この宿の規模ならこの程度で良いのかな?と思う広さ。同時に3人程度しか脱衣棚に向かって着替えできません。洗面台は普通に使い勝手問題なし。写真にはありませんが、扇風機完備。残念だったのは、脱衣所に灰皿が用意されていること。分煙をもう少し考えてほしいなと思いました。というのは、お爺ちゃんとか結構脱衣所でタバコ吸う人多いんですよ。なんとなく防火の観点からも危ないなという印象。受動喫煙の事もあるのでこれは改善したほうが良いと思います。


[脱衣所 少し暗めの照明]


[毎月26日は日帰り入浴半額!]

お風呂は男女別内湯×1。露天×1。
冬の湯巡り、内湯は湯煙で見えない事件はいつものこと。今回もやっぱりそうでした。
湯船に近づいていくと、少し面白い形をした湯船になっております。あえて真四角には作らなかったみたい。デザインだけの問題ではなく他にも理由はあるのでしょうけどね。


[内湯 作りはなかなか]

湯治宿ではなく一般的な宿なので、お湯の温度管理もまあまあ。43℃ぐらいのちょい熱で入りやすい温度に調節されていました。
お湯はほぼ透明、肌にしっとりくる湯です。1度目の入浴の時は湯花や湯の中にゴミが比較的多かったのですが、翌日になるとそれがきれいに無くなっていました。清掃のタイミングの問題だったようです。ほんの僅か硫黄的な香りがありますが、気づかない程度。口に含むとたまご味がします。最近気に入っている湯がこんな感じですね。だらりと入っていても、お湯の成分で湯疲れする感じが少なく、長めの入浴が可能。だからといって、さら湯とは違い明らかに温泉だと分かる湯です。


[透明湯 ほんのりたまご味]

シャワーは3台ずつ2箇所有。ちょっと壊れ加減の所もあり、場所を上手に選ばないと使い勝手悪い所もあります。お湯が出てくるまで時間がかかる時ありますが問題ありません。もう少し水圧強いと良いなと思いますが。シャンプーハットも置いてある。
ハエたたきも用意されている。夏場のアブ対策みたいですけどね。


[シャワー そろそろ補修の必要性ありです]

内湯から続く扉を開けると露天風呂。岩風呂風な作りに屋根がついているタイプ。冬でも入れるようにとの配慮で屋根つけているのでしょう。露天風呂まで行く通路が雪が積もっているのであまり利用する人いません。お湯も内湯と比べるとぬるめ設定。露天こそ温度高めにしてほしいですね。お湯は同じだと思います。夜にも一度入ってみましたが、雰囲気はなかなか良いので、真冬以外の時にこの露天は人気あるのかな。


[岩風呂風の露天]

日帰り入浴客も結構多く、なかなか一人で入浴出来るタイミングがありませんでした。宿泊客はそれほど多くなかったと思います。入浴+宴会できているお客さんもいましたね。このへんの地元では軽い感じで日帰り入浴に来たくなる宿なのかもしれません。日帰り客にもタオル貸してくれるのはありがたい。


[湯口 脇に加水用水道もある]

食事ですが、夕食は部屋食、朝食は宴会場となります。


[朝食の食事会場]

一日目の夕食、それなりの感じ。連泊する時はここまで食事要らないのですが、直前予約だったので、そういうプラン見つけられずでした。
お造り、豚しゃぶ、あん肝、茶碗蒸しなどなど、結構ボリュームあります。お造りですが、マネージャーが苦手なものがあったので、それももらって食べたから余計お腹いっぱいになります。味は家庭料理というよりお店の味付けという雰囲気かな。このへんが湯治宿と旅籠宿の違いだと思います。ナマコ酢もコリコリしていて久しぶりに食べました。
ご飯がやわらめに炊いてあるのが特徴かな。


[夕食 一日目 無難な内容]

二日目の朝食、食事会場での朝食になります。パッと見た感じ淋しいような朝食ですが、食べてみると十分お腹にたまります。前の日の夜にたらふく食べてしかもしっかり飲んでしまっているのもありますが。この準備方法なので冷めてしまっているのが残念。


[朝食 二日目 豪華さはないが十分な内容]

二日目の夕食、こんどは寄せ鍋とお造りという感じ。この宿の夕食は鍋とお造りというのが基本的なスタイルみたいです。川魚の塩焼き、これがアツアツだったらもっと美味しいのだろうなと思いながら頂きました。この日のお造りもマネージャーが苦手なやつが。やっぱり私が貰って食べることになりました。そのぐらい品数減らしてもマネージャー的にはお腹いっぱいすぎて苦しいとの意見。


[夕食 二日目 寄せ鍋が美味しい]

三日目の朝食、今度は味噌汁が来てご飯も準備してから写真におさめてみました。これだと写真的にはバランスとれますね。特にこれぞと珍しいものはありませんが普通に無難に美味しいです。明太子が良かったかな。


[朝食 三日目 お味噌汁とご飯入れて撮影]

1Fの廊下にカメが飼われているのですが、このカメがなかなかお客さんに愛想いいのです。人を見かけるとすぐに寄ってくる。なぜか私よりマネージャーが来たときのほうがすごい嬉しそうに寄ってきます。ミドリガメもここまで大きくなると水槽小さいな~可愛そうだな~と思いながらみていました。
マネージャーはこのカメ気に入ったみたいで、通るたびに必ず立ち寄り相手していたみたいです。
ほかに別の水槽にはザリガニいましたね。


[愛想のいいミドリガメ 一度脱走しようとした!]

二日目の昼間、特にすること無いので温泉街を散歩してみました。ここですごい残念な事に気づきます。鶯宿温泉街、昔は華やかだったのでしょうけど、ほんとに寂れているな~というのを実感します。開いていたお店は小さな商店1軒。潰れた宿が寂しく廃墟になっていて、それがまたよけい寂れた感じを出しているのです。以前は飲み屋街とかお店が沢山あったであろう建物も、ほぼ廃墟状態。これではますますお客が来なくなる気がします。この大きな原因は、宿がお客を宿以外にださないようにしてしまったからでしょう。泊食分離で温泉街のお店で食べるというのを基本スタイルにしていれば、このような結果にならなかったのではないでしょうか。お土産屋だって宿内に作ってしまえばみなさん出ませんからね。
ちなみに、あちこちに空室ありのアパートの看板があるのですが、このへんの相場は2万5千円みたいです。安いな。

温泉街に足湯も準備されているのですが、除雪もまともにされておらず。このへんも改善したほうがよいかなと。足湯のお湯はなかなか良いお湯でしたよ。


[温泉街の足湯]


[このお湯にも浸かってみたいと思うたまご臭あり]

泊まってみて感じたのは、温泉街が寂れ加減で寂しいのが一番印象的。これは一つの宿だけでなにか出来るわけではありませんので、組合とか中心になりいろいろ対策を練らないとマズイと思います。温泉街の基本である湯はとてもすばらしいのですから。

泊まった宿はというと、まあ、無難な感じかなとは思いますが、大型ホテルばかりを泊まりあるいている人にはちょっとというレベル。いろいろ一所懸命やっているのだろうけど、どこか行き届いていない感じがあります。例えば、シャワーが壊れ加減の所あるとか、部屋のドアが少し硬いとか。入口の自動ドアが手動で開けしめとか。
食事も昔の団体さんを扱っていたやり方と変更していない提供の仕方。少人数のお客だと、それよりは温かいものは温かく、冷たいものは冷たくをしっかり出してくれる宿に行きたくなってしまうと思います。お値段と内容のバランスでお得感が感じられる宿は人気になりますが、気になったのはその点。
宿のスタッフは結構ちゃんと動いていて、女将さんは昔バリバリだったのかなと思うような印象だし、食事の時対応してくれた若い女性はほんわかした雰囲気が好印象でした。
設備面でいろいろ老朽化してしまった所をきっちり補修し、雑然と置いてある道具はきちんとお客から見えない所に片付けておくのをしっかりすれば、もっともっと印象の良い宿になると思います。宿としての素材はとても良いものを感じるので、温泉街をひっぱっていけるぐらい、人気宿に成長してほしいなと願うのでございました。


[女湯 男湯とほぼ反対レイアウトみたい]


[女湯 湯口 やさしいお湯で長く入れる]

この宿の規模ですと、もっと食事量の少ないビジネスプランとか連泊向けのプランが用意されていると良いなと思います。そういう需要は絶対あるはず。
寂れ加減は気になるけど、次にまた鶯宿温泉に行ったら、別の宿も泊まってみていろいろ楽しんでみたいと思いました。


主婦湿疹 ○




[源泉 杉の根の湯]

行く時、盛岡のイオンでいろいろ買い出ししてから行きました。温泉街に何もなかったらと思って二日目の昼食分もここで購入。車での湯巡りだと鶯宿温泉不便を感じませんが、公共交通機関で行く人は連泊や素泊まりだといろいろ準備していくのたいへんかなと思いました。