奥武蔵の風

52 巾着田は桜から菜の花へ

 巾着田を囲む高麗川沿いの外周道路は、ソメイヨシノの桜並木ですが、早くも、すっかり葉桜になりました。

 とはいえ、イベント広場に植えられた各種の桜のいくつかは、まだまだそれぞれに「遅咲きの美」を誇っています。

    遅咲きも また良し 孤高の桜かな

 遅咲きの桜は、概して八重が多いようです。

 中には、老木でないにもかかわらず、幹が枯れかかってしまった木もあります。地質が合わないのでしょうか。懸命に花を咲かせている姿は、痛々しくも樹木の生命力の強さを感じさせます。

 一方、巾着田の畑は、菜の花が主役になってきました。菜の花越しに見る日和田山は、日高市を代表する光景の一つと言ってよいかもしれません。

 春の息吹に満ち満ちた巾着田の現在です。

 

(写真上)© 菜の花越しに見る日和田山

 

以下に、巾着田の3月末から4月10日までの桜の様子を、時系列で追ってみました。

 

(写真上)© 外周のソメイヨシノの並木(3月末。現在は葉桜です)

(写真上)© 純白の「ミナカミ タイハクザクラ」(3月末。現在は葉桜です)

(写真上)© ミナカミタイハクザクラ(奥)と枝垂れ桜(3月末。現在はどちらも葉桜です)

(写真上)© ヨウキヒ ザクラ(遅咲き満開中) 何と高貴な名前でしょう。江戸時代にはすでに「楊貴妃」と命名されていたそうです。

(写真上)© ヤエ アケボノザクラ(遅咲き満開中)

(写真上)© 品種は分かりませんが、遅咲き満開中。花と葉の共存が絶妙の美しさ。松葉のようなシベの緑も美しい。

(写真上)© 品種は分かりませんが、遅咲き満開中。青空に映える淡い八重桜。

(写真上)© 幹は枯れかかっていますが、懸命に咲いています。頑張れ! お互いに元気になって、来年もまた会おうね!

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