裏のお宅の軒下で死んでいたのを、
母が見つけてくれた。
時間が経つにつれて
寂しさが深まっていく。
ここ2カ月ぐらい、あまり餌も
食べなくて、かなり痩せて
弱ってきていた。
数日前、クシャクシャの顔になり、
よだれをたらしながら
とても辛そうにしていた。
もう、水を飲むことさえ
やっとのようだった。
体中に悪臭が漂っていたので、
どうかと思ったけど、
お風呂に入れてあげた。
いやがっていたけど、
お風呂からあがったにゃぁ~は
心なしか嬉しそうにしていた。
でも、もう立ち上がることすら
できそうになかった。
やさしく、タオルで拭きながら、
「にゃぁ~、頑張れ・・・」っと
声をかけ、仕事に出かけた。
それが、私が最後にかけた
にゃぁ~への言葉だった。
それから、にゃぁ~は、いなくなった。
心配もしていたが、
いつものように、ひょこっと
帰ってきてくれると願っていた。
それから、二日後、
母が、にゃぁ~を探し回ってくれた。
そして、変わり果てたにゃぁ~を
見つけてくれたのだった。
悲しいよぉ~。
にゃぁ~はいつも、
私が自宅に帰り、車から降りる時には
必ず足元によってきて、
ニャァー、ニャァ―って
すり寄ってきていた。
寂しい思いをさせていたんだと思う。
毎日、時間に追われている私は、
にゃぁ~をかまってあげることも少なく
今となっては、もっともっと
可愛がってあげればよかったと
にゃぁ~に申し訳ない思いでいっぱいだ。
「ごめんね、にゃぁ~。」
にゃぁ~は、だれかに捨てられたのか?
10年ぐらい前に
我が家に迷い込んできて、
子供たちが、餌をあげていたので
いつの間にかいついてしまった猫だった。
そして、10年間の我が家の家族だった。
のんびり、のしのし歩くにゃぁ~は
何度も私たちを笑わせてくれることもあった。
時には、ひっかいたり、噛みついたりも
あったけど・・・。
やっぱり、可愛かった。
今、離れている長男も
きっと泣いていることと思う。
動物は話はしないから、わからないけど、
にゃぁ~は、幸せだったのかなぁ?
ってふと思った。
今日、娘と重ちゃんと母が
山ににゃぁ~を葬ってくれた。
家族みんなが、心の中で
にゃぁ~とのお別れを悲しんだと思う。
そして、家族みんなが、にゃぁ~が
安らかに眠りについてくれるように
願っていると思う。
今はまだ、家に帰った時に
にゃぁ~って寄って来ないのが
寂しくて悲しい。
時間と共に薄らいでいくことだろうけど・・
「にゃぁ~、ありがとう。
天国で、楽しくやってね」
<今朝の朝日>
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