あけましておめでとうございます
昨年は、ちょこちょこ温泉に行けたのですが
パート先が変わり、勤務時間が長くなったのもあって、毎日グッタリ。
なかなかブログの更新ができませんでした
1~3月は温泉シーズンですが、インフルエンザなどの病気が怖いので引きこもります・・・
なので、その間に溜まってる記事を少しずつアップしていこうかと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます
昨年は子どもが生まれ、あっという間の1年でした。
なかなか温泉にも行けず、更新が滞りがちですが
今年は去年よりは動けるかな~と思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします
(顔見えた!)
どぅるるるぅん~!
院長先生と助産師さんが赤ちゃんを引っ張り出した。
「は~い、おめでとうございま~す!」
(つ、つかれたぁ・・・)
すぐに赤ちゃんが胸の上に乗せられた。
(お、重い・・・どんだけデカイの、この子。生あたたかいな。)
どぅるるるぅん~
胎盤も出てきたようだ。
今産んだばかりの我が子との対面。
(あぁ、これがあたしが産んだ赤ちゃんなのね~)
ウルウル
旦那もウルウル
「はいぃー!!!!!」←エスパー伊東か(笑)
(えっ!何?)
ほんの一瞬感動に浸っていたら、院長先生が叫ぶ。
「ほらっ!へその緒触って!トクトクいってるでしょ!」
旦那もあたしも、おそるおそる触ってみる。
まだ血が流れているので、あたたかくてトクトク脈を打っていた。
「ほらっ!胎盤触って!ここから赤ちゃんは栄養もらってたんだよ!」
洗面器に入れられた臓器のようなものを見せられる。
(うう・・・自分の体から出てきたとはいえ、こんなレバーみたいの触りたくないよぅ・・・)
また、おそるおそる触ってみた。
生あたたかい。
手を見たら血がついていた。
(血ぃついたし・・・)
「あ、ご主人へその緒切りますか?」
「はい、切ります」
「ゆっくり切ってくださいね」
(もしも~し!全然あたしからは見えませんけどぉ?)
産んだ直後でお腹はまだでっかいままだったので
お腹が邪魔でへその緒を切るところは見えなかった。
「赤ちゃんにおっぱい吸わせて!」
「はい。」
おっぱいをくわえさせた。
当然まだおっぱいは出ないし、赤ちゃんも吸ってはくれなかった。
そんなとき、生あたたかいものを胸に感じた。
まさか・・・
胸のあたりが濡れている。
「すいませ~ん、おしっこしたみたいなんですけどぉ」
助産師さんがきれいに拭いてくれた。
産まれて早々、親におしっこかけるとは!!!(爆)
「一回、連れて行きますね~またすぐ戻ってきますから」
血をきれいに拭かれて、足に機械の線みたいなのをつけられて戻ってきた。
部屋に旦那と二人取り残される。
「お母さんに電話しないと・・・」
「そうだな。」
「ところで、体重何グラムだったんだろ?あと時間と。普通教えてくれるよね!」
また旦那がスタッフがいるドアを開けて聞きに行った。
「3618gだってぇ~!」
「3600ぅ?でっか!そりゃ重たいわー」
それぞれの母に旦那が電話で報告。
朝こっ早かったにもかかわらず、二人とも起きて待っていたらしい。
旦那と二人、余韻に浸る。
「仕事行く前に産まれてくれてよかった。」
「そうだね~」
旦那は仕事だったので、家に帰った。
あたしは赤ちゃんを胸に抱いたまま休んだ。
「すいません、重いんですけど」
赤ちゃんはまた連れていかれた。
「あの~あそこが痛いんですけど・・・我慢するしかないですか?」
わがまま言いまくりな産婦(笑)
そして、助産師さんがあたしの体を拭いてくれる。
体のあちこちに血がついていた。
腕を拭いてくれたとき、刺しっぱなしだった点滴の針が取れてしまった。
腕がみるみるうちに血まみれに!
(ぎゃー!血ぃ出たぁ!!!)
大量の血を見てビビる。
下着をつけ、パジャマを着て部屋に移動するため立ち上がった。
ふらっ・・・
歩けない・・・
出産時の出血のせいで貧血を起こした。
助産師さんに支えられながら立ち、振り返って布団を見た。
布団は血の海だった。
(こんなに血ぃ出たんだな~よくがんばったな、あたし・・・終わった・・・)
17時間にも及ぶ長い戦い(出産)は終わりました。
長かったけど、終わり!!!
今はその子も3ヶ月になり、育児奮闘中です。
これからは親子三人で温泉めぐりを楽しみたいと思います。
どれぐらい時間が経っただろう・・・
叫び始めて数時間は経っている。
二日寝てないのと痛みで意識がもうろうとした状態で陣痛に耐え
もうヘロヘロだった。
(まだかなぁ~・・・)
(あとどれぐらいで産まれるんだろう・・・)
気力も体力もピークに達していたので
赤ちゃんに会える喜びよりも、痛みから逃れることしか考えられなかった。
その頃から助産師さんと院長先生が電話でやりとりしてる声が聞こえた。
院長先生が助産師さんに指示をしているようだった。
(こんな朝早くから院長先生も大変だなぁ・・・)
(こんな時間にお産しちゃってごめんね・・・)
「○○さ~ん、子宮口確認しますね。」
「○○さん、全開になりました!いきんでいいですよ。」
「あっ、ほんとですか?わかりました!」
(よっしゃ~!いきんでやる!)
「脚を腕にかけてください。」
「はい。」
力が入りやすいように脚を腕にかけた。
「陣痛がくるのに合わせていきんでくださいね。」
「わかりました。」
「うぅううううううう~~~~~!!!!!」
赤ちゃんが出てきそうな感覚。
痛いけど、いきみを我慢するよりずっと楽に感じた。
「はいはい、上手ですよ~その調子ぃ~ちゃんと息吸ってね。
ふんばると息止めちゃいがちだけど、赤ちゃんに酸素いかなくなっちゃうから。」
「うぅうううううううぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!!」
「うぅううううううう~~~~~!!!!!」
「息吸って!はい、すー!」
(すー?すーって息吸うんだっけ?吐くんだっけ?)
息吸ってと言われてるのに混乱するあたし(笑)
ふと見ると院長先生がいた。
(あっ、院長先生だ・・・)
20代の頃からずっとお世話になってきた院長先生。
「働いてばっかりいないで早く子ども産みなさい!」なんて
しかられたりもしたけど・・・
(先生・・・いろいろあったけど、ここまできたよぉ・・・)
(がんばって産むよぉ・・・)
「うぅううううううう~~~~~!!!!!」
「○○さん!のけぞっちゃダメ!産道狭くなるから、赤ちゃん出づらくなっちゃう。
背中丸めるようにして。」
「あ、はい。」
「うぅううううううう~~~~~!!!!!」
「そう~そうそう~上手よぉ~」
「あ・・・息止めちゃいました。」
「自然に一瞬止めちゃう分には問題ないから大丈夫。」
のけぞらないように気をつけると、息を止めてしまう。
人間、いざってときにはひとつのことしかできないもんだなぁ・・・
赤ちゃんがだいぶ下りてきてるのがわかった。
お股にグレープフルーツが挟まった感覚、と聞いていたが
本当にその通りだと思った(笑)
「うぅうううううううぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!!」
「髪の毛見えてきたわよぉ~」
「ほらっ!ご主人、背中起こして見えるようにしてあげて!」
旦那があたしの背中を起こしてくれた。
(お腹が邪魔で見えないや・・・笑)
「ふんぬ~っ!!!」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
(あら?まだ産まれない?)
「○○さん、右の方向にいきんでもらっていいですか?
なるべく会陰裂けないようにしたいから・・・」
(右って・・・難しいこと言うわね・・・)
「ふんぬ~っ!!!」
「そうです、そうです、上手ですよぉ~」
「○○さん、すぅごく上手ぅ~」
助産師さんと院長先生がほめまくってくれる。
(何が上手なんだろう???)
「ふんぬ~っ!!!」
院長先生の方を見る。
・・・何もしていない。
(あ・・・やっぱり会陰切開しないんだ)
あたしが産んだ病院は、基本的に会陰切開はしない病院なのです。
「ふんぬ~っ!!!」
熱い。お股が熱い。
(うちの子でっかいのに会陰切開しないんだぁ~特例で切ってくれよぉ~)
「はぁ~い、もういきまなくていいで~す!」
!!!
顔が見えた。
血がついてベロベロ状態だったけど、目をつぶった赤ちゃんの顔が見えた。
(産まれる!!!産まれる!!!)
破水して気が楽になったものの、まだまだ陣痛は続く。
「ぎゃあああああああああああ~~~~~!!!!!」
「うわぁああああああああああ~~~~~!!!!!」
「○○さぁ~ん、お熱測りますね。」
熱を測ると37.6℃。
「あれ?お熱ありますねぇ~・・・だから赤ちゃんの心拍高いんだ。」
(え?赤ちゃん心拍数高いんだ、大丈夫かなぁ・・・)
「○○さん、お熱ある感覚あります?頭痛しないですか?」
「え?熱?全然そんな感覚ないんですけど・・・」
「ちょっと検査しないといけないので採血しますね。」
いつもなら採血でも痛くて嫌がるのに、さすがにこのときは
嫌とは思わなかった。
「あの、陣痛きてないときにしてもらっていいですか?」
「あぁ、はい、大丈夫ですよ。陣痛きてないときに採血しますね。」
とは言っても、このときすでに陣痛は1分間隔ぐらい。
「あっ、今のうちに」
腕に針が近づいてきた。
「あっ、ダメだ、きた。」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁー!」
・・・結局、陣痛の間になんて採血できないので
陣痛の真っ最中に採血された。
「検査の結果出たんですけど、点滴の指示出てるので抗生剤の点滴しますね。」
左手首に近い血管にブスリ。
陣痛が痛すぎて点滴なんて痛くねぇ。
そんなことをしているうちに陣痛の間隔は数十秒間隔に・・・
「うぎゃ~!」
「うぁあああああああー!」
「○○さん、もう一回採血しますね。」
(もうどうにでもしてくれ!)
「ぎゃあああああああああああ~~~~~!!!!!」
「うわぁああああああああああ~~~~~!!!!!」
「○○さん、赤ちゃんに酸素届いてないので酸素つけますね。」
鼻に酸素のチューブをつけられる。
また採血。
左手には点滴、右手は採血、鼻には酸素チューブ。
ものすごい状態で陣痛に耐えた。