今月はまたバングラディシュに行っていました。
今はラマダンといって、夜明けから日暮れまで何も食べたり飲んだりしてはいけない時期です。イスラム教徒以外の人はいいのですが、一緒に働いている仲間が何も食べられないとなると、どうせなら付き合ってしまおうかということになり、おかげで太らずに帰れました。さて作文を読みましょう。
○新聞はいたつのこと
そうかー、なつかしい言葉だなー「新聞はいたつ . . . 本文を読む
どうも追い詰められないと何もはじめないという性格は小さいときからずっと改まらない。小学校の時の通信簿に書かれたとおりで、間違いありません。そんなわけで、またいくつかの締め切り仕事に追われています。それでもどうにか、宮沢賢治の「かしわばやしの夜」を書ききって送ることが出来た。後は、業界紙の表紙およびデザイン全般だが、これももう印刷を待たせながら火がついた状態。それでいて、今日などはこの雨の中、国勢 . . . 本文を読む
宮沢賢治の童話に対峙しています。
ひょんなことから、ほぼ毎月絵本を作らせてもらって、
今月も締め切りを気にしつつ、書きかけの原稿を持ったままバングラディシュ人民共和国をさまよっていました。
はじめは特には賢治にこだわっていなかったのだが、続けるにしたがって、だんだんあの考え方、姿勢、空気というものに引かれていく。賢治のすぐ上の世代は下手をするとちょんまげを結っていたとも思えるのに、あの、今でも通用 . . . 本文を読む
2010年9月
しばらくダッカにいました。昨日は体調を崩して、今日は休みだったのでどこにも動かないことにし、疲れてホテルで一日ゆっくりしていた。
今、午後4時半、ダッカの午後は時間が穏やかに過ぎてゆきます。見下ろす邸宅の屋上では洗濯物が穏やかに揺れ、小さな子が裸で三輪車を押して遊んでいる。少し上の子は棒を持って屋根ぎりぎりに立ち、下に石を投げている。その向こうはリキシャや車がゆったりと行きかう . . . 本文を読む