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【腎臓腫瘍】術後の経過

 さて、手術を終えた翌日ですが、特段、術後の出血や異常なども特に無かった事から、朝の検温を終えて一般病棟に移る事になりました。MICU(術後室)は3Fにあるのですが、ここから病棟(5F)へ移動するとの事。どうやら病棟からベッドを持ってきて、そちらに移し替えるそうですが、私は動けないので看護師にお任せして移動しました。

 何分、手術翌日なのでケーブルや管がついた状態で、私は何も出来ない状態でした。

 午前中に病棟に移動すると、通常は歩行訓練を始めるそうですが、腎臓手術の場合には、出血のリスクもあるので今日一日はベッドで安静にしている必要があるとの事でした。

 ここから術後の経過については要点だけまとめて書いてみます。

【12/27(火)】
・痛み止めを止めていたので、痛みが強く出始める。キズの痛みではなく内臓からくる痛み。看護師に痛み止めをお願いすると錠剤の痛み止めを貰えたが、全く効かない。そこで止めている痛み止めの点滴を半分の単位で良いから、再開できないかを相談。看護師でカルテを確認すると、半分でも処方が可能なので、そうしてもらう。これで痛みがかなり軽減した。
・夕方に担当医の検診。キズの状況も問題ないし採血検査で異常な出血の兆候も無い事から、明日から歩行訓練と言われる。多少不安になり担当医に大丈夫なのか確認すると「今までこのルーティンで問題起きた例は無いから大丈夫」との事。少々不安でもあるが、明日から歩行訓練する事に頑張ろうと思う。

【12/28(水)】
・この日から食事再開。いきなり大量のお粥が出て来て少々驚く。
・天気も上々。今日は仕事納めだとボーっと考えていると、看護師が歩行訓練という事でやってくる。体中に管が付いた状態で点滴台を持ちながら、看護師に付き添ってもらい、病棟フロア内を約100メートルほど歩く。キズに響くし、尿管入れたままなので違和感もある。歩くのはこんなに大変なのかと実感するも、看護師が痛みがひどければ座薬をいれますよ、との事。でもそれは嫌なのでお断り。
・夕方に担当医が検診。歩行の状況を少し話をすると、明日には尿管と排血度ドレーンを取ろうかと言われる。排血量も少なくなっているし、順調に回復していると言われる。少しほっとする。

【12/29(木)】
・午前中に担当医と看護師が来て、尿管と排血ドレーンを取ってもらう。これでかなり動きやすくなった。キズを見ると右横腹に1針から3針の穴が3つある事を確認。キズは本当に小さいんだなと思ったが、それでも動くと痛みはある。
・午後には2Fのコンビニエンスまで歩行訓練かねて散歩。まだキズは痛むが歩く事は出来た。病院内は年末年始なので、外来患者もおらずにがらんどう。この日は3回ほど自力で歩く。あとシャワーも夕方からOKと言われたので、シャンプーで髪の毛を洗いスッキリした。

【12/30(金)】
・この日で点滴も抜くとの事。当然、痛み止めも終了。もし痛みが強くなるなら言ってくださいと看護師。でも点滴抜いて半日経っても痛みが強くなる事は無かった。トイレも自力で行けるようになり、点滴台も無くなったので、より歩きやすくなった。
・病院食の味が「超薄味」なので、食べるのが少々苦痛になってきたので、2Fのコンビニへ行って「大人のふりかけ」を購入、これを使いせめてご飯だけでも完食する事に務めた。
・看護師が言うには1/1の血液検査の結果で問題無ければ1/3に退院になるとの事。
・持ち込んだパソコンで「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」を観て過ごす。

【12/31(土)】
・何も特にやる事が無い。パソコンで「ゴッドファーザー」3部作を見て過ごす。アルパチーノはカッコいい。
・この日も歩行訓練。フロア内や2Fのコンビニまで歩いて回る。キズの痛みは少し軽減してきている事を実感。
・シャワーを浴びて鏡で体系を確認すると、右わき腹が少し腫れている感じ。夕方に医者の回診があったので聞くと、やはり腹腔鏡下手術でキズは小さいが、染み出た体液などが少し溜まっているとの事。これは月単位で小さくなるので経過を観ましょうと言われた。
・食事には相変わらず「大人のふりかけ」が大活躍。今日は年越しなので、何か特別なものが出るかと思っていたら、天蕎麦つゆと、てんぷら2品(小さい奴)だけ。

【1/1(日)】
・新年早々、採血で少し手間取る。どうやら血管が細いので見つけるのに看護師が苦労している。結果、男性看護師が来て、蒸しタオルで温めたり様々な事をやって、ようやっと採血完了。病棟内では東側の窓で御来光を見ている患者が居た様だが、私は観に行けなかった。
・この日も特に何もなく、パソコンでYoutubeを見て日がな一日を過ごす。

【1/2(月)】
・特に検査も無い日。
・食事も飽きてきているので、コンビニで茎わかめ(梅風味)を購入。この日もパソコンでYoutube動画を観て過ごす。
・目が覚めたら少し散歩、痛みはあるけど、かなり痛みが軽くなっている感じ。

【1/3(火)】
・朝に採血。なんでも担当医からカルテに採血確認すると指示があったとの事。
・朝9時に嫁が迎えに来るので、病院内のパジャマから着替えて、入院時に着ていた服に着替える。荷物類も全て整理して準備が完了。9時に嫁が病院に到着。
・ただ担当医の採血確認の結果が来ないという事で、その結果を待つ。一時間を過ぎた頃、担当医から「OK、問題なし」との事で退院する。
・久しぶりに病院から出たが、外は寒い。キズがそのせいか、突っ張る様な痛みがあり、ゆっくり歩いて駐車場の車まで向かう。

 病院からの帰り道。途中、星野珈琲店に立ち寄って、デミグラスハンバーグを食べましたが、とても美味しかったです。やはり美味しくモノが食べられる事は幸せな事だと実感しました。

 この後、家に帰宅したのですが、やはり右わき腹の痛みは残っていましたので、家の中で歩く分には、何とかこなせる感じだったのですが、近所のコンビニへ行くには相当の覚悟を持って、出歩く必要がありました。
 担当医からは一ヵ月の間は、無理な運動は控える事と、もし異常な痛みや発熱、キズから膿が出てきたり血尿が出た場合には、早急に病院に連絡する様に言われました。でも家に籠り動かないのは問題もあると思っていましたので、日々、近所を歩いてリハビリに務めました。(まあ痛みはありましたけどね)

 この記事を書いている今日(1/15)の段階では、歩く時の痛みも殆ど無い状態まで回復してきたので、リハビリのついてに、そろそろ3週間近く放置しているバイクの手入れや、エンジンも少し駈けてやらないといけないと思っています。

 次は1/26に担当医の外来診察があります。
 でも改めて考えてみたら、もし、昨年9月の検診で腫瘍が見つかっていなければ、恐らく放置をしていたであろうし、自覚症状(血尿や痛み)が出てから診察を受けていたでしょう。その場合には、癌であった場合にはかなり進行している可能性もあった事を考えると、何とか今回は命を拾えた様にも思えます。

 あと23歳の時にも手術を受けましたが、その当時と比べて医学は進歩しているんですね。私の先輩の場合には、腎臓癌で片方の腎臓を全摘したと言いますが、今回はダ・ビンチ(ロボット支援)による腹腔鏡下手術で、キズも小さく、しかも腎臓の部分切除で終える事が出来ました。

 家族もいるので、もう少し健康で生きていける様に努力をしていくつもりです。


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