giraffe's yawm

日記を中心に日常感じたことや思ったことを書き連ねていきます。

埋もれた本の下から。

2005年09月10日 | 徒然
ノートが出てきました。
以前、英語の勉強に使っていたノートでした。
「あぁ、懐かしい。」(と言っても何ヶ月か前のです)と思ってページをめくってみると、たった一日ですが、日記が書いてありました。
冬の、とある日のことで、学校の近くの喫茶店に行った日のことです。

どうしたことか、最初はその日だということに気付かず(日付が書いてなかったのでわからなかったのです)そのまま何の気なしに読んでいたら、急に切なくなったのです。
昔は、こんな気持ちでいたのか、と。

「後にも先にも私は1番。」だった日で「何だか、もっときれいになりたいと思った」日でもあったみたいです。(きれいになりたいという願望は今も変わりませんが)



日々が過ぎると、その時大事に思っていたことが、段々と薄くなっていってしまうようで、とても怖いです。昔(中学とか高校の頃)は、そういう小さいけれど大事なことを忘れたくなくて、毎日、毎日、ノートに書き留めていたものです。
最近は物忘れも酷くなり・・・(婆臭いですが事実です・・・)忙しさもあり、つい大事な一瞬をその時だけのものにしてしまっているような気がします。
そんな中で書いた、たった一日だけの、日付の無い、隠すように書かれていた一番最後のページ。
私には、その日がよほど大事だったことが良くわかります。日記を見つけるまでも無くたまに思い出すこともあるくらいですから、その時の心情なんていうのはもう、大変なことだったでしょう。

偶然にしろ、大事な一瞬を切り取ったものを見つけられて良かったと思います。
大切な思い出ですから。

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