せきの成長日記

勉強される方が増えています

こんにちは、関です。
今回は、お客様との打ち合わせを通して感じていることを記したいと思います。
ここ数年で、YouTube等で家づくりについて勉強されている方が多く知識の多さには感心させられます。

私が家づくりに参加していた頃(10年以上前)は、性能について気にしたこともなく、ただ良い家を作りたいという思いでいました。
両親もおそらく同じで、家づくりにおいて重要視していたのは住み心地だったと言っていました。
入社したての頃は当時の感覚でいたので、なんでそんな難しいことを知っているのだろうとプチパニックを起こしていました(笑)


今後も熱心に勉強されるお客様は増えていくと思いますし、一生に一度の大きな買い物ですから力を入れて勉強し、
良い家を作りたいという気持ちは強く共感できますが…。
YouTubeで誰かが言っていたことを信じ込み、家をさらに良く・住みやすくするにはこれが一番と
思っていても、そのYouTubeはとある商品を売るための営業であったり、
偏った認識を持った方が発信をされていたりすることもあります。
また、ウクライナの戦争等で続く物価高の余波は建築資材にも大きく影響を及ぼしているため、
性能を上げたくても価格的に難しくなり…、費用対効果がそこまで見込めないのでは?と疑問に思うこともあります。
そういったことを設計者と相談して家づくりをしていくことが大切だと思います。
設計者と話していくうちに、それはいらないんじゃない?と自身が気付き、求めていた性能について改めて
見直すことで、家づくりが面白くなってくると思います。また、設計者が言うことをすべて受け入れるのではなく、
自分の考えを持って家づくりに取り組むことで、家の完成後も充実した生活が送れると思っています。
性能を意識するのは旦那様が多い印象ですが、奥様は住みやすさや心地よさを優先的に考えてらっしゃる方が多いです。
性能を上げることは良いことですが…家が完成した後の生活をじっくり家族で考えるのも家づくりの楽しいところではないでしょうか。




こだわりをお持ちのお客様は、打ち合わせの回数を重ねるにつれて少しずつ妥協点を見つけ、
結局求めているのは住み心地が良い家であるということをおっしゃっていました。
お金を沢山かける=良い家ではありません。
他の人が見て思う「良い家」は、外から見ても家に対する愛着が伝わってくる、そんなあたたかい家です。
値上げが続く中で、家に大金をかけられないと思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、
工夫次第で価格を抑えて素敵な家にすることは可能だと思います。先週アップしたブログにも書きましたが、
SNSをはじめ、ネット上には様々な情報で溢れています。そんな情報と上手く付き合いながら、
よりよい家づくりに繋げて頂ければと思います。
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